新日本プロレス:Best of NJPW 1978の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 釘板デス・マッチ:アントニオ猪木vs.上田馬之助(2/8/78) |
@釘板デス・マッチ:アントニオ猪木vs.上田馬之助(2/8/78)
リングサイドの床に釘板ボードを敷く、という初の取り組み形式です。
当時の基準では落ちたら一発KOという位置づけですね。
結論から言うと実際に落ちることはありませんが、
怖いもの見たさの感覚が観客にある中で、
猪木がその雰囲気、シチュエーション演出で納得させます。
上田もヒール・ファイトながら
決め手に欠ける中で"場外に落とす"というフィニッシャーが追加されたことで
いつもより輝くことが出来ています。
その最大の見せ場、エプロン際の攻防、
今風に分かりやすくいえばロイヤル・ランブル的な攻防、から
上手くキラー猪木の腕殺しに繋げましたね。
この流れがこの試合をアイディアだけに終わらせず
完成度を上げる結果になっています。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:5/?/20)