新日本プロレス:Best of Best of the Super Junior 2019 part.1の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | BOSJ公式戦:鷹木信悟vs.SHO(5/13/19) BOSJ公式戦:田口隆祐vs.YOH(5/14/19) BOSJ公式戦:ドラゴン・リーvs.SHO(5/15/19) BOSJ公式戦:ウィル・オスプレイvs.ロッキー・ロメロ(5/16/19) BOSJ公式戦:ウィル・オスプレイvs.YOH(5/19/19) |
@BOSJ公式戦:鷹木信悟vs.SHO(5/13/19)
鷹木が挑発的に面するも
キャラで押さえ込まないので、SHOに自由を与えている。
それがSHO個人への尊重なのか団体への配慮なのかは定かではありませんが、
少なくともキャリアを考慮すると鷹木がコントロールすれば
間違いないない中で自由を与え、
SHOはそれに応えたリアクションを見せた。
その懐の広さに鷹木についていけそうな予感を作り
最高の序盤だったといえるでしょう。
主導権を掴んだ鷹木はスピードありきではなく
Jrの領域、固定概念から踏み出しながら首攻め。
対するSHOも腕攻めで最後決めようという
確固たる意思を持って下地作りしていましたね。
顔芸が少しやり過ぎな印象はありますが、
後半になっても期待感は萎まなかった。
それどころか鷹木の相同性作りのフォローがあったとはいえ
クライマックスはまるで2人が長年のライバルのようにすら見えました。
小回りの利く小団体であればSHOの勝ちブックを
急遽増やしたくなる程の想像以上のパフォーマンスでした。
文句なしに好勝負。
ABOSJ公式戦:ドラゴン・リーvs.石森太二(5/13/19)
やたら長いエルボーの打ち合いから初めて
その帰結が普通のドロップ・キックからのプランチャ。
先の王座戦と同一カードの中で
ゆったりしたペースで驚きのフックに欠ける前半です。
そうなると試合時間が短い分重みは落ちますね。
ただリーの鋭いトペ、柴田ムーブ、
石森のミスティカからのYESロックで、
シンプルに盛り上げると後半思い切った仕切りをしてから強烈な打ち合いへ。
前半の分を取り戻せる予感もしましたが、
20分を超えてくるかと思いきや18分で終了。
決勝でもないのでこのくらいですかね。
ちょっと惜しい内容。
中々良い試合でした。
BBOSJ公式戦:田口隆祐vs.YOH(5/14/19)
田口の韻踏みの帰結にYOHがしっかり絡んでいます。
テンポに乗せて押すのかと思いきや
ゆったりとしたペース配分で
田口の世界観の中に溶け込みながら自己主張している。
シングル抜擢の場、SHOがショー・スティールをした状況下で
こういう試合をするYOHもまた異才ですね。
YOH相手に非常にやりやすい中で
田口がこれまでにない程のって
田口ワールドでシチュエーションを作っていきました。
ぎりぎり好勝負。
CBOSJ公式戦:ドラゴン・リーvs.SHO(5/15/19)
柴田ラブなリー相手に
NEVERみたいな打撃戦からスタート。
後半に向けての腕攻めで布石を置いて
確かな出だしでしたね。
中盤、リーのとんでもない勢いのトペ。
凄すぎるそのトペてリアルのダメージもあったでしょうが
手負いの中での攻防に転じて魅せていきました。
フィニッシャーの入りを活かして
切り返し合いを数多く作り出し、
その上で腕へのサブミッションをのせて気迫の攻防。
見事な試合に仕上がっていますね。
ぎりぎり好勝負。
DBOSJ公式戦:ウィル・オスプレイvs.ロッキー・ロメロ(5/16/19)
オスプレイの余韻を醸す躍動感のある動きが
ロメロのカウンター・スタイルとはまり、
非常にフロー間のある攻防になっています。
ベース・ラインでもオスプレイの遊び心が光ります。
ロメロがハンドスプリングを蹴って防いでから腕攻め。
フロー感に乗りすぎて
腰を乗り出すような展開が課題でしたが、
ロメロが終盤になっても想像以上の奮闘を見せ、
本当にロメロが勝つかもしれない、と思わせて大成功。
鷹木vs.SHOに次ぐ激戦でした。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:5/?/19)
注目試合の詳細
なし試合結果
@BOSJ公式戦:鷹木信悟vs.SHO(5/13/19)ABOSJ公式戦:ドラゴン・リーvs.石森太二(5/13/19)
BBOSJ公式戦:田口隆祐vs.YOH(5/14/19)
CBOSJ公式戦:ドラゴン・リーvs.SHO(5/15/19)
DBOSJ公式戦:ウィル・オスプレイvs.ロッキー・ロメロ(5/16/19)