新日本プロレス:Best of G1 2018 part.2の分析
名勝負 | G1公式戦:内藤哲也vs.ジュース・ロビンソン(7/21/18) G1公式戦:石井智宏vs.後藤洋央紀(7/21/18) G1公式戦:ザック・セイバーJr. vs.石井智宏(7/26/18) |
好勝負 | G1公式戦:オカダ・カズチカvs.アダム・ペイジ(7/20/18) G1公式戦:SANADA vs.ザック・セイバーJr.(7/21/18) G1公式戦:オカダ・カズチカvs.YOSHI-HASHI(7/27/18) |
@G1公式戦:オカダ・カズチカvs.アダム・ペイジ(7/20/18)
ペイジはオカダを場外に落とすと
ダウンしている所にトペ・エルボー・ドロップ。
これを初めとして印象に残るムーブを幾つも見せましたね。
オカダもよく相手の思考を理解して上手く攻防を作っている。
後半になっても2人の良好な関係は崩れず。
ペイジは柵越えラリアットや変則ツームストンで
オカダとしっかり鬩ぎ合い。
埋めるべき溝を埋めました。
ぎりぎり好勝負。
AG1公式戦:SANADA vs.ザック・セイバーJr.(7/21/18)
オーソドックスなシークエンスを
若さ迸るスピードでこなしていきます。
続いてはスピードを落として
そのレスリング・クリニックのテクニック自体で魅せる。
10分しか与えられなかった中で
ほぼグラウンドという思い切った内容に舵を切ってきました。
セイバーはともかくSANADAが
この種の試合でここまでやるとは思わなかった。
ぎりぎり好勝負。
BG1公式戦:内藤哲也vs.ジュース・ロビンソン(7/21/18)
内藤の考えた一つ一つの動作に
ジュースも慌てず、
セルして適切なリアクションに繋いでいく。
細やかなアクションは往々にして
印象度も薄れるものですが、
何をするか予想が出来ないので
観客の注目も集まっていますね。
後半にかけてのニア・フォールも
一つも漏らさぬことなく
どれもが決まりうる素晴らしい攻防でした。
US王座獲得からのジュースの成長っぷりは嬉しいですね。
ぎりぎり名勝負。
CG1公式戦:石井智宏vs.後藤洋央紀(7/21/18)
ゴツゴツとした打撃戦。
後藤がタフマン・マッチとして
丁寧に試合のステージをあげて行く試合運び。
物足りなさを指摘することが多い後藤ですが、
石井ぐらいのやや格下の相手に
時々飛び切りのパフォーマンスを見せますね。
石井もストレートな反撃を思う存分放つことができる。
後半、後藤がスリーパーから首攻めの要素も加えてギア入れ。
無理に複雑化させずエネルギッシュに魅せ切りました。
最高のスラッグ・フェスト。
文句なしに名勝負。
DG1公式戦:ザック・セイバーJr. vs.石井智宏(7/26/18)
韻の出だしと帰結の技種を変えたり、
タイミングを変則に調整したりと
一つの表現で試合を語りきれない程
自由自在に攻防を紡いでいきます。
部位攻めも自然に織り交ぜられている。
常に感心するポイントに溢れた
とかく見事な試合でした。
文句なしに名勝負。
EG1公式戦:SANADA vs.飯伏幸太(7/26/18)
SANADAがムーンサルトに花道DDTを決め、更に脚攻め。
この日のために特別な仕掛けをしてきました。
一方の飯伏、相変わらず精度の高い技で鬩ぎ合いますが、
少し中途半端な印象も受けます。
思いっきり技を打ち合うにはダメージを意識しているものの
その受け表現は深く追求しきれていない印象。
終盤の個の感情の見せ方も後一歩踏み込みたかった。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:8/?/18)
注目試合の詳細
なし試合結果
@G1公式戦:オカダ・カズチカvs.アダム・ペイジ(7/20/18)AG1公式戦:SANADA vs.ザック・セイバーJr.(7/21/18)
BG1公式戦:内藤哲也vs.ジュース・ロビンソン(7/21/18)
CG1公式戦:石井智宏vs.後藤洋央紀(7/21/18)
DG1公式戦:ザック・セイバーJr. vs.石井智宏(7/26/18)
EG1公式戦:SANADA vs.飯伏幸太(7/26/18)