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新日本プロレス:The New Beginning in Osaka 2/11/17の分析


名勝負 IC王座戦:内藤哲也(ch)vs.マイケル・エルガン
好勝負 RPWブリティッシュ・ヘビー級王座戦:柴田勝頼(ch)vs.ウィル・オスプレイ

Jr.ヘビー級王座戦:高橋ヒロム(ch)vs.ドラゴン・リー

@TAKAみちのくvs. ヘナーレ
A天山広吉、小島聡vs.ヨシ・タツ、KUSHIDA
Bジュース・ロビンソン、永田裕志、獣神サンダー・ライガー、タイガー・マスクIV vs.YOSHI-HASHI、後藤洋央紀、邪道、外道
C鈴木みのる、金丸義信、タイチvs.オカダ・カズチカ、ロッキー・ロメロ、バレッタ
DNever無差別級6人タッグ王座戦:棚橋弘至、田口隆介、中西学(ch)vs.SANADA、EVIL、BUSHI

ERPWブリティッシュ・ヘビー級王座戦:柴田勝頼(ch)vs.ウィル・オスプレイ
 柴田の腕狙い。
 荒っぽさとねちっこいサブミッションを両立させた試合運びは良いですね。
 オスプレイは驚異的な動きで対抗。
 一般的なハイ・フライではなくパルクール的な自在な動きを見せました。
 ハード・ヒットで柴田が取り返して、と展開の妙は
 まさしくスタイル・クラッシュの本道を行っていて納得間あり。
 ただスタイルの得手不得手をはっきりさせ過ぎたせいで、
 まだまだ可能性の花は開ききっていないが、それでも十分に面白かった。
 ぎりぎり好勝負。

Fタッグ王座戦:石井智宏、矢野通(ch)vs.真壁刀義、本間朋晃vs.デイビー・ボーイ・スミスJr,、飯塚貴史

GJr.ヘビー級王座戦:高橋ヒロム(ch)vs.ドラゴン・リー
 多重ロープ・ワークからリーがトペを叩き込むロケット・スタート。
 ヒロムも躊躇なしに場外へのサンセット・フリップ・パワー・ボム。
 やはりこのライバル対決にかける2人の思いは特別なものがありますね。
 コーナーに逆さづりになってしまったヒロムが
 場外へのエクスプロイダーに切り返したのには驚きましたね。
 リーも飛びついてきたところを場外パワー・ボム、と即座にやり返し。
 きれい過ぎる一進一退な分、
 ストーリーとしての魅力は少し欠けてしまいますか。
 後半はリーのクロス・フェイスやヒロムのマスク剥ぎ押さえ込み等
 印象的なスポットも交えながら過激な一戦をやりきりました。
 ぎりぎり好勝負。

HIC王座戦:内藤哲也(ch)vs.マイケル・エルガン
 出だしはライバル対決にしては控えめでしたが、
 嵐前の静けさか最初のスポットで一気に持っていきましたね。
 エルガンが内藤のトペを受け止め、
 そのまま歩いてブレーン・バスターを叩きつけました。
 内藤もコーナー逆さづりにして脚攻め開始。
 非常に綺麗な構成ですね。
 エルガンは丁寧に脚の痛みを表現。
 それでいてパワフルさを失わなかった。
 カウンターのビッグ・ブーツを打ちつつ自分も後ろに倒れて見せた、
 繊細な表現は非常に素晴らしかった。
 立ち位置を明確にした上で一進一退。
 これを最初からやり過ぎると綺麗過ぎて、
 かえって熱情が入らないが適切な構成の上で入れてくるので
 120%の効果を発揮していますね。
 オールラウンダー同士が緩急を自在に操り魅せてきました。
 断崖式スポット前の内藤の間、
 自信がないとあれほど間を空けることはできません。
 内藤も自他認めるトップ・スターになりましたね。
 エルガンは打撃で細かく切っていましたが、
 フロー間が少し失われる中で、
 そのデメリット以上のメリットを生み出していたのは驚異的。
 とにかく両者のポテンシャルが最大限に発揮され、
 名勝負数え歌が次のステージに踏み入れた印象。
 文句なしに名勝負。

DVD Rating:★★★★★
(執筆日:2/?/17)
 

注目試合の詳細

なし

試合結果

@TAKAみちのくvs. ヘナーレ
A天山広吉、小島聡vs.ヨシ・タツ、KUSHIDA
Bジュース・ロビンソン、永田裕志、獣神サンダー・ライガー、タイガー・マスクIV vs.YOSHI-HASHI、後藤洋央紀、邪道、外道
C鈴木みのる、金丸義信、タイチvs.オカダ・カズチカ、ロッキー・ロメロ、バレッタ
DNever無差別級6人タッグ王座戦:棚橋弘至、田口隆介、中西学(ch)vs.SANADA、EVIL、BUSHI(新チャンピオン!)
ERPWブリティッシュ・ヘビー級王座戦:柴田勝頼(ch)vs.ウィル・オスプレイ
Fタッグ王座戦:石井智宏、矢野通(ch)vs.真壁刀義、本間朋晃vs.デイビー・ボーイ・スミスJr,、飯塚貴史
GJr.ヘビー級王座戦:高橋ヒロム(ch)vs.ドラゴン・リー
HIC王座戦:内藤哲也(ch)vs.マイケル・エルガン