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新日本プロレス:Best of NJPW 2017 Octoberの分析


名勝負 なし
好勝負 Jr.ヘビー級王座戦:KUSHIDA(ch)vs.ウィル・オスプレイ(10/9/17)

東京ドームIWGP王座挑戦権争奪戦:内藤哲也vs.石井智宏(10/9/17)

IWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.EVIL(10/9/17)

@Jr.ヘビー級王座戦:KUSHIDA(ch)vs.ウィル・オスプレイ(10/9/17)
 今年Jrを代表する数え歌。
 ゴングが鳴るなり殴りかかり合い、
 火花を散らすと同時に演舞スタート。
 どちらにも偏りすぎない絶妙の按配の中、
 カウンター・スポットを叩き込みあい掴みます。
 続いてKUSHIDAの部位攻め。
 KUSHIDAは一つ一つの攻めに
 細かな工夫を凝らして印象付けていて
 中盤も退屈しない出来となっています。
 このKUSHIDAの攻めと比較すると
 オスプレイはこの試合オリジナルのものをまだ提示できていないか。
 それでも顔芸、表情芸でエネルギーを高めていけるようになったのが今のオスプレイ。
 強烈な大技で一気に爆発させて一進一退。
 素晴らしい攻防に昇華させました。
 文句なしに好勝負。

A東京ドームIWGP王座挑戦権争奪戦:内藤哲也vs.石井智宏(10/9/17)
 石井のチョップからの韻に、
 内藤の静からの動き出しによる緩急。
 巧みの技でアクション量以上に惹きつけられますね。
 2人の関係性を途切れさせることのないまま
 内藤の挑発/連劇で徐々にギアをあげていきます。
 序盤/中盤/終盤の変化も
 芯を通して変質しないままやりきったのは見事。
 文句なしに好勝負。

BIWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.EVIL(10/9/17)
 EVILは椅子をオカダの首にはめるとそのまま首攻め。
 オカダは反撃すると再び場外攻撃を試し成功。
 G1と違い投げられた椅子をかわして柵超えクロス・ボディを決めます。
 細かな相手の技を防ぎながら大きなスポットを映えさせます。
 挑発しあってのエルボー合戦から後半へ。
 レフェリー誤爆から椅子を何脚かリングに投入。
 切り返しあいも加速し熱量も高まっていきます。
 オカダが思わずレフェリーを押しのけるような感情的な攻防になると
 EVILのヒール・ワークとストレートな攻めが一層輝いていきます。
 右肩上がりで最後までいけましたね。
 G1と同じくEVILの存在感を刻みました。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:12/?/17)
 

注目試合の詳細

なし

試合結果

@Jr.ヘビー級王座戦:KUSHIDA(ch)vs.ウィル・オスプレイ(新チャンピオン!)(10/9/17)
A東京ドームIWGP王座挑戦権争奪戦:内藤哲也vs.石井智宏(10/9/17)
BIWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.EVIL(10/9/17)