新日本プロレス:Wrestle Kingdom 11 1/4/17の分析
名勝負 | Never無差別級王座戦:柴田勝頼(ch)vs.後藤洋央紀 IWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.ケニー・オメガ |
好勝負 | Jr.ヘビー級王座戦:KUSHIDA(ch)vs.高橋ヒロム IC王座戦:内藤哲也(ch)vs.棚橋弘至 |
@タイガー・マスクW vs.タイガー・ザ・ダーク
AJr.タッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.六本木ヴァイス(バレッタ、ロッキー・ロメロ)
BNever無差別級6人タッグ王座戦、ガントレット・マッチ:小島聡、リコシェ、デイヴィッド・フィンレー(ch)vs.SANADA、EVIL、BUSHIvs.バッドラック・ファレ、高橋裕二郎、ハングマン・ペイジvs.YOSHI-HASHI、ウィル・オスプレイ、邪道
Cコーディvs.ジュース・ロビンソン
DROH王座戦:カイル・オライリー(ch)vs.アダム・コール
Eタッグ王座戦:タマ・トンガ、トンガ・ロア(ch)vs.真壁刀義、本間朋晃vs.矢野通、石井智宏(新チャンピオン!)
FJr.ヘビー級王座戦:KUSHIDA(ch)vs.高橋ヒロム
試合開始時の奇襲に対処してKUSHIDAのトペ・アトミコ。
ヒロムが場外へのサンセット・フリップ・パワー・ボム。
それぞれのパワフルなスポットを序盤に一気に持ってきて仕掛けてきました。
そこからのダウン・ベースは観客を
ついてこさせるのが少し難しかったものの
局面を落ち着かせてから妙手の数々が飛び出す。
場外の飛び技をアーム・バーでキャッチしたりとね。
これには一気に盛り上がりました。
KUSHIDAの終盤の攻めはアクロバティックで
それを防戦一方ながらヒロムもここぞで決めさせず粘りの応戦。
ヒロムのここに至るまでの経歴踏まえて
非常にふさわしい内容で王座交代劇を演出しました。
ぎりぎり好勝負。
GNever無差別級王座戦:柴田勝頼(ch)vs.後藤洋央紀
柴田がヘッド・ロックを倒立から抜け出したりと
細かい部分で変幻自在の攻めを見せます。
後藤相手ということで朴訥な真っ向勝負かと思いきや魅せてきましたね。
間の使い方も見事ですし、
張り合いの打ち合いという簡単な転換点でも
後藤のターンにはさせず飛び切りの責任感と技巧と根性でリードします。
スリーパーの多段階の見せ方も素晴らしかった。
後藤は後藤を抜け出せずなかった点で
王座を戴冠しても変わらないんじゃないか、と不安を感じさせるが、
柴田が飛び切りのパフォーマンスを見せたこの試合に限っては
不器用な生き様をひたすらに貫くことが後藤に求められていること。
そしてそういう意味では後藤もまた最高でした。
ぎりぎり名勝負。
HIC王座戦:内藤哲也(ch)vs.棚橋弘至
ライバルらしく細かくカウンターを入れて
攻防の均衡を崩さずに序盤は展開。
まずは内藤が脚攻め
レフェリーを活用したり4の字を釣ったり
退屈させないようアクセントをつけるのは流石ですね。
ルードとして棚橋反撃の機運もアシスト。
細かく刻み過ぎて少しテンポが犠牲になっている感もありますが、
得意技を効果的に使って激戦の演出を続けていきます。
普通エルボーでやる打撃の張り合いを
脚の蹴り合いでやったのは面白いですね。
クライマックスの大技の重みづけも素晴らしく
ライバル対決、内藤勝利にふさわしい重厚感のある内容でした。
文句なしに好勝負。
IIWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.ケニー・オメガ
序盤は時間稼ぎのヘッド・ロックの攻防。
フェンス攻撃やテーブルをちら見せで
ハードコアな試合になりそうな予感をさせます。
鋭い動きやハード・ヒットで適度に一進一退を作っているが
前半はストーリーが余りない印象で、
40分以上の試合時間設定に引っ張られた感があります。。
そんな側面もある中で試合が様変わりしたのは
オメガが観客席へのスプリングボード式ムーンサルトを決めた所から。
普通ならリングアウトぎりぎりで戻るという演出になりそうなものですが
オメガが更にテーブルをのせてダブル・ストンプで追撃。
その後も場外テーブルへのショルダー・スルーや
高角度の投げ、顔面への強烈な打撃等
とんでもない技を放ちつつお互い倒れない、倒れない。
掟破りも使い限界突破の攻防を見せました。
後半20分は5スター・マッチの呼び声も納得の出来栄え。
ただ前半20分を考慮するとそれは過大評価に思えます。
ぎりぎり名勝負。
DVD Rating:★★★★★
(執筆日:1/?/17)
注目試合の詳細
なし試合結果
@タイガー・マスクW vs.タイガー・ザ・ダークAJr.タッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.六本木ヴァイス(バレッタ、ロッキー・ロメロ)(新チャンピオン!)
BNever無差別級6人タッグ王座戦、ガントレット・マッチ:小島聡、リコシェ、デイヴィッド・フィンレー(ch)vs.SANADA、EVIL、BUSHI(新チャンピオン!)vs.バッドラック・ファレ、高橋裕二郎、ハングマン・ペイジvs.YOSHI-HASHI、ウィル・オスプレイ、邪道
Cコーディvs.ジュース・ロビンソン
DROH王座戦:カイル・オライリー(ch)vs.アダム・コール
Eタッグ王座戦:タマ・トンガ、トンガ・ロア(ch)vs.真壁刀義、本間朋晃vs.矢野通、石井智宏(新チャンピオン!)
FJr.ヘビー級王座戦:KUSHIDA(ch)vs.高橋ヒロム(新チャンピオン!)
GNever無差別級王座戦:柴田勝頼(ch)vs.後藤洋央紀(新チャンピオン!)
HIC王座戦:内藤哲也(ch)vs.棚橋弘至
IIWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.ケニー・オメガ