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新日本プロレス:Best of the Super Junior 2016の分析


名勝負 なし
好勝負 BotSJ公式戦:カイル・オライリーvs.KUSHIDA(5/21/16)

BotSJ公式戦:ウィル・オスプレイvs.リコシェ(5/27/16)

BOTSJ決勝:ウィル・オスプレイvs.田口隆祐(6/7/16)

@BotSJ公式戦:カイル・オライリーvs.KUSHIDA(5/21/16)
 昨年の決勝と同一カードが公式戦で実現。
 まずはKUSHIDAが即座に腕狙い。
 再戦すると序盤が軽視される傾向にありますね。
 その一方で場外で椅子を使ったニー・クラッシャーといった
 過激要素が加わっているのも良くあること。
 エプロンからのニー・ストライクを
 アーム・バーにキャッチするスポットみたいに
 凄すぎて余り伝わりきっていないものもあったけど。
 後半はこのカードに期待する素晴らしいカウンター合戦。
 サブミッションが利いていて息もつかせぬ攻防の数々が繰り広げられます。
 ぎりぎり好勝負。

ABotSJ公式戦:ウィル・オスプレイvs.リコシェ(5/27/16)
 定番の演武で日本の観客の心を掴むと、
 見栄えの良い技で攻守を切り替えながら試合進行。
 セカンド・ロープを踏み台に錐もみ式でとんだダイブも凄かったですね。
 要所でサブミッションを混ぜる等
 日本を意識しているなと思わせる部分もあり、
 スポットだけでなく試合運びもしっかりしていた。
 終盤前にまたもや特筆的なスポット。
 リコシェがエプロンでのDVDを決めてオスプレイを戻そうとすると
 オスプレイが619式に跳ね返って飛びつきリバース・ハリケーン・ラナ。
 異国の地で活き活きと本領を発揮して見せた2人に
 まさかのThis is Awesomeチャントまで送られます。
 決してスポット・フェストではないですが
 ショーケース・マッチ的な色合いもあったので、
 もっと感情ののった再戦が決勝で実現すれば良いなぁ、と思いますね。
 素晴らしい試合でした。
 ぎりぎり好勝負。

BBOTSJ決勝:ウィル・オスプレイvs.田口隆祐(6/7/16)
 オーソドックスなレスリングを丁寧に交錯。
 それぞれの見せ場への流れも
 両者しっかりと地に足ついて一流だと感じさせますね。
 段階踏んでオスプレイの脚痛みへ。
 ここで田口がジャベと打撃で対抗。
 良いリズムですね。
 逆にオスプレイは丁寧に脚の痛みを表現しようとして少しリズムは崩しているか。
 中盤は適切にダイブを混ぜながらも
 スポット・レベルを抑えて一進一退。
 終盤はサブミッションも解禁して
 全力でぶつかり合い素晴らしい攻防の数々が生まれます。
 ただオライリーvs.KUSHIDAの大成功事例があるだけに
 それと見比べてしまうとちょっと物足りないか。
 もう少し時間をかけても良かったかな。
 23分で決して短い試合ではないけれど。
 ぎりぎり好勝負。


 

注目試合の詳細

なし

試合結果

@BotSJ公式戦:カイル・オライリーvs.KUSHIDA(5/21/16)
ABotSJ公式戦:ウィル・オスプレイvs.リコシェ(5/27/16)
BBOTSJ決勝:ウィル・オスプレイ(優勝!)vs.田口隆祐(6/7/16)