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新日本プロレス:King of Pro Wrestling 10/10/16の分析


名勝負 なし
好勝負 Never無差別級王座戦:柴田勝頼(ch)vs.カイル・オライリー

IWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.丸藤正道

@石井智宏、YOSHI-HASHI、ウィル・オスプレイvs.アダム・コール、バッドラック・ファレ、高橋裕二郎
A真壁刀義、本間朋晃、田口隆祐、ボビー・フィッシュvs.矢野通、邪道、バレッタ、ロッキー・ロメロ
B潮崎豪、マイバッハ谷口、中嶋勝彦、マサ北宮vs.永田裕志、小島聡、天山広吉、中西学
CJr.タッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.リコシェ、デヴィッド・フィンレー
Dタッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)vs.タマ・トンガ、タンガ・ロア
E棚橋弘至、マイケル・エルガン、KUSHIDA、ジェイ・リーサルvs.BUSHI、EVIL、SANADA、内藤哲也

FNever無差別級王座戦:柴田勝頼(ch)vs.カイル・オライリー
 オライリーがサブミッションを一撃必殺として見せるので
 グラウンドで鬩ぎあう際も良い緊張感が残っています。
 柴田の負傷箇所の腕を攻める一方的なシーンも退屈ではありません。
 柴田が耐えて反撃開始も
 オライリーが素直に乗らず張り合っていくので観客も盛り上がります。
 右肩上がりで攻防も激化していき、
 最後はオライリーが落とされるシーンを
 マウスピースが口から零れ落ちるという
 情緒豊かな絵作りと共に演出。
 お見事。
 ぎりぎり好勝負です。

G東京ドーム・メイン争奪戦:ケニー・オメガ(th)vs.後藤洋央紀
 後藤が奇襲しケースで殴りつけるスタート。
 オメガもテーブルを上にのせてダブル・ストンプ等
 G1決勝を踏まえてハードコア・テイストを付け加えています。
 これは工夫として良いのですが、
 基本的な試合運びにおいては受け身の相手に
 技を叩き込んで時間を埋めている形。
 悪くはないが質はG1から明らかに落ちています。
 オメガがロープ上から場外テーブルに落下するシーンを経て終盤戦へ。
 終盤のスポットはどれも試合が決まるに説得力に足るものばかりで、
 このクライマックスの攻防で試合の印象を一気に引き上げましたね。
 好勝負に少し届かず。

HIWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.丸藤正道
 ヘビー級なのに優雅で、スケール感があって華がある。
 この世界はこの2人にしか生み出せませんね。
 丸藤が切れ味鋭いチョップを叩き込めば
 オカダも柵を越えて観客席に叩き付けるクロス・ボディ。
 丸藤のここぞと察知して畳み掛ける感覚は鋭いですね。
 ジョン・ウーに対して吹っ飛んだように
 受け身による相手のスケール・アップも見事。
 お互いの魅力が相互作用してクオリティは飛び切り。
 ただオカダがエメラルド・フロージョンを決めるというスポットはあったものの
 基本的に印象的なシーン、過激なシーンは少な目で
 スマートすぎるきらいも一方ではあるかもしれません。
 文句なしに好勝負。

DVD Rating:★★★★☆
(執筆日:1/?/17)
 

注目試合の詳細

なし

試合結果

@石井智宏、YOSHI-HASHI、ウィル・オスプレイvs.アダム・コール、バッドラック・ファレ、高橋裕二郎
A真壁刀義、本間朋晃、田口隆祐、ボビー・フィッシュvs.矢野通、邪道、バレッタ、ロッキー・ロメロ
B潮崎豪、マイバッハ谷口、中嶋勝彦、マサ北宮vs.永田裕志、小島聡、天山広吉、中西学
CJr.タッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.リコシェ、デヴィッド・フィンレー
Dタッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)vs.タマ・トンガ、タンガ・ロア
E棚橋弘至、マイケル・エルガン、KUSHIDA、ジェイ・リーサルvs.BUSHI、EVIL、SANADA、内藤哲也
FNever無差別級王座戦:柴田勝頼(ch)vs.カイル・オライリー
G東京ドーム・メイン争奪戦:ケニー・オメガ(th)vs.後藤洋央紀
HIWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.丸藤正道