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新日本プロレス:Dominion 6/22/13の分析


名勝負 なし
好勝負 後藤洋央紀vs.柴田勝頼

棚橋弘至vs.プリンス・デヴィット

@獣神サンダー・ライガー、タイガー・マスクIV vs.タイチ、TAKAみちのく

AJrヘビー級タッグ王座戦:フォーエヴァー・フーリガン(アレックス・コズロフ、ロッキー・ロメロ)(ch)vs.タイム・スプリッターズ(アレックス・シェリー、KUSHIDA)
 ベビーフェイスであるスプリッターズが技術、スピードを
 ヒールがそれに応じつつヘタレるという米プロレスの定番の掴み。
 Jrの魅力を存分に出す体勢を作り上げました。
 シェリー、KUSHIDAの息の合いようは素晴らしいですね。
 中盤はシェリー孤立。
 これもまたKUSHIDAにタッチできないできないかという王道の見せ方。
 KUSHIDAへの直接攻撃は一度に抑えても良かったかもしれませんね。
 見応えはあったもののよりすっきり高めても良かった。
 孤立シーンの中でもセコンド受けを混ぜたのは良し。
 終盤は乱れ打ちに合体技で大きく盛り上げ。
 動きまくる合体技は中盤までの見せ技にしても良かったですね。
 いくらJrとはいえ終盤に動きすぎたきらいはありました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Bバレット・クラブ(バッド・ラック・ファレ、カール・アンダーソン、タマ・トンガ)vs.キャプテン・ニュー・ジャパン、田口隆介、永田裕志
Cタッグ王座戦:天山広吉、小島聡(ch)vs.CHAOS(飯塚高史、矢野通)vs.キラー・エリート・スクアッド(デイビー・ボーイ・スミスJr.、ランス・アーチャー)
DNWA王座戦:ロブ・コンウェイ(ch)vs.中西学
ECHAOS(中邑真輔、石井智宏)vs.青義軍(鈴木みのる、シェルトン・ベンジャミン)
F内藤哲也vs.高橋裕次郎

G後藤洋央紀vs.柴田勝頼
 後藤が直情的に攻め立てながらも
 柴田の鋭い技を単純明快ながら適切に絡ませて荒々しい意地の張り合い。
 感情的な火花と大技の競演です。
 気合で起き上がってのバック・ドロップ合戦はちょっとやりすぎですが
 (シーンとしてもその打ち合った回数としても)
 激しいぶつかり合いで両者の魅力が最大限に発揮された一戦。
 ぎりぎり好勝負です。

H棚橋弘至vs.プリンス・デヴィット
 棚橋がデヴィットと同じスピード感を出して対応。
 デヴィットはヒールとして良い振る舞い。
 セコンド2人の存在感を示す立ち上がりの攻防も
 デヴィットのヒールとしての価値を高めています。
 柵へのバック・ドロップに椅子に座らせてのドロップ・キック、
 非常に印象深い攻めを起点にして作り上げていますね。
 棚橋にもキャプテンがセコンドについているものの
 簡単にやられて対比を利かせたのもポイント高し。
 重層的な演出が素晴らしかった。
 やや技によるストーリーが若干弱いものの満足です。
 ぎりぎり好勝負。

IIWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.真壁刀義
 真壁の表現は単純で、また行動としてもハンマーやブローは重みが篭っているように見えません。
 ちょっとオカダが劣勢になるだけの納得感が足りないですね。
 同じ直線ファイトでも後藤は気持ちを目に見える形でやってましたからね。
 とはいっても構成はそれぞれの各シーンを有機的に結び付けている。
 元々想定されたカードの限界を超えてきた訳ではないが
 ポテンシャルは最大限に発揮して、
 テーブル葬からクライマックスも相当に盛り上げてきました。
 好勝負に少し届かず。

DVD Rating:★★★☆☆
(執筆日:6/?/13)
 

注目試合の詳細

なし

試合結果

@獣神サンダー・ライガー、タイガー・マスクIV vs.タイチ、TAKAみちのく
AJrヘビー級タッグ王座戦:フォーエヴァー・フーリガン(アレックス・コズロフ、ロッキー・ロメロ)(ch)vs.タイム・スプリッターズ(アレックス・シェリー、KUSHIDA)
Bバレット・クラブ(バッド・ラック・ファレ、カール・アンダーソン、タマ・トンガ)vs.キャプテン・ニュー・ジャパン、田口隆介、永田裕志
Cタッグ王座戦:天山広吉、小島聡(ch)vs.CHAOS(飯塚高史、矢野通)vs.キラー・エリート・スクアッド(デイビー・ボーイ・スミスJr.、ランス・アーチャー)
DNWA王座戦:ロブ・コンウェイ(ch)vs.中西学
ECHAOS(中邑真輔、石井智宏)vs.青義軍(鈴木みのる、シェルトン・ベンジャミン)
F内藤哲也vs.高橋裕次郎
G後藤洋央紀vs.柴田勝頼
H棚橋弘至vs.プリンス・デヴィット
IIWGP王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.真壁刀義