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新日本プロレス:Best of the Super Junior Final 2005-2009の分析


名勝負 なし
好勝負 BotSJ決勝:稔vs.タイガー・マスク(6/18/06)

@BotSJ決勝:外道vs.タイガー・マスクIV(6/19/05)
 外道が場外を使ったりして展開を明確につけています。
 時間もしっかり計って行動に移していますし着実な試合構成ですね。
 タイガーもそこにのって抑え気味に技使い。
 ただ外道のゆったりした試合運びにのってしまって
 大きな仕掛けが生まれてきません。
 良質な内容ながらエースのタイガーが中堅ヒールを仕留めました、ってだけの内容になっている。
 平均的な良試合。
 
ABotSJ決勝:稔vs.タイガー・マスク(6/18/06)
 まずは仕掛けを防ぎあい決勝らしい舞台を作り上げます。
 タイガーの融通の利かなさ、MMAの素養が上手く活かされていて緊張感がありますね。
 序盤とはいえ稔の視線の置き方がいまいちだったのが勿体無いですけど。
 中盤はタイガーが稔の負傷箇所、腕に狙いをつける。
 時々どう進めるべきかラインを見失う場面もありましたが
 全体的に強烈なサブミッションとそれ以外の技を織り交ぜる事が出来ていました。
 トぺの直後にツームストンで駄目押ししたのはインパクトがありましたね。
 稔は変則的な形で反撃を試み、独特のリアリティーを生み出します。
 判官びいきな会場の雰囲気を一層掻き立てました。
 終盤は技の数量に頼っている印象が強く、
 ここぞという時に1つの技で語りきれていませんが、
 クイック及びアーム・バーの織り交ぜが成功しており、
 稔の面白さがストレートに反映されたクライマックスとなっています。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:9/1/11)

BBotSJ決勝:ミラノ・コレクションAT vs.井上亘(6/17/07)
 井上は元気良く、時に生意気な一面も見せます。
 しかし自分の動きをコントロールできず
 細かい所で不恰好さを見せてしまっていますね。
 自分のやるべきだと考えていることと
 ミラノのキャリーとの違いに戸惑いも隠せていません。
 ミラノはスポット後試合を落ち着かせた後、
 持ち技で一つ一つ展開させ、腕攻めも含めてボリュームもつけています。
 しかし愚直と変幻の色分けで井上を対等に引き上げることには失敗している。
 まあまあ良い試合。

CBotSJ決勝:金本浩二vs.井上亘(6/15/08)
 序盤はレスリングですが
 井上は移行を一つ一つ確認するように動いていて
 金本が受けてやっている感が強いですね。
 金本が蹴りで優位に立つも
 井上がダイブ、エプロンからのダイビング・ニーで
 主導権を簡単に渡さなかったのは良かった。
 駄目なんだけど安定していてずれているので
 ある意味個性になっているし、要所でここまで思いっきりの良い技を見せてくれれば
 まあ良いか、となりますね。
 後半も格好がついておらずドタバタしていますが
 腕に執拗に狙いをつけています。
 例え完成度が低くても方向性があってれば何とか見れるものです。
 試合も長時間化させて、決勝っぽさは一応ありました。
 平均的な良試合。

DBotSJ決勝:金本浩二vs.プリンス・デヴィット
 2年連続で怪我して棒に振っているデヴィットに
 ダイブ連続自爆をやらせるなんて鬼ですよ。
 というより金本のアンクル・ロック含め展開が矢継ぎ早すぎます。
 そのためにデヴィットの反撃とセルが一致しない事態になっています。
 決勝という事で大技、過激な技に頼っているので
 このぐらい不感症な方がうんざりしないで済んでいますけど、
 準決勝で上がったデヴィット株を少し下げる事になった内容でした。
 まあまあ良い試合。
 (執筆日:12/26/09)

(執筆日:2/12/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@BotSJ決勝:外道vs.タイガー・マスクIV(優勝!)(6/19/05)
ABotSJ決勝:稔(優勝!)vs.タイガー・マスク(6/18/06)
BBotSJ決勝:ミラノ・コレクションAT(優勝!)vs.井上亘(6/17/07)
CBotSJ決勝:金本浩二vs.井上亘(優勝!)(6/15/08)
DBotSJ決勝:金本浩二(優勝!)vs.プリンス・デヴィット