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新日本プロレス:Best of the Super Junior Final 2000-2004の分析


名勝負 なし
好勝負 獣神サンダー・ライガー(新日本プロレス)vs.タイガー・マスク(みちのくプロレス)

2枚、約3時間です。
4/9/00とセットになっています。

ビデオの流用なのでインタビューもしっかり収録。

@1回戦:CIMA(闘龍門)vs.リッキー・マルビン(CMLL)
 CIMAがほとんど試合を作って
 マルビンは凄いムーブを幾つか見せるという
 簡易な内容ですがオープニングとしては
 かなり盛り上げましたし許容できるでしょう。
 悪くない試合。

A1回戦:リッキー・フジ(FMW)vs.サスケ・ザ・グレート(みちのくプロレス)
 あらかじめ決めてある女子マネの介入含めたエンディングぐらいまともにやれないものか。 
 5分ないのにカットされるのも仕方ないひどい試合でしたね。

B1回戦:佐野なおき(高田道場)vs.SUWA(闘龍門)
 マグナムTOKYOが負傷したためにSUWAに変更。
 闘龍門と同じようにセコンドがあからさまな介入をするという
 「郷に入っては郷に従え」なんてどこへやらの構築において
 時代遅れの佐野が危険な技を滅茶苦茶に打ちます。
 ひどい試合。

CMEN'Sテイオー(大日本プロレス)vs.臼田勝美(バトラーツ)
 テイオーの試合運びが基本に忠実であるが故に
 臼田のMMAプロレスという変則もかっちりとはまる。
 両者の持ち味が出た、まあまあ良い試合でした。 

D1回戦:カレー・マン(インド)vs.怨霊(レッスル夢ファクトリー)
 ダニエルズは安心して見られる試合運びをこの頃から見せています。
 一方の怨霊。
 幽霊というギミックから色物かと思っていましたが中々やりますね。
 スリーパー・ネタ(落ちたかと思いきや死んでいるから利かない)で掴んで
 マッド・ハンドと綺麗な丸め込みで締める。
 もっと長い時間見たかったですね。
 平均より少し上。

E1回戦:グラン浜田(みちのくプロレス)vs.真壁伸也(新日本プロレス)
 これまでとは一転グラウンドをじっくりやって重厚感を出すと
 適当に打ち合って10分の試合にしました。
 真壁はこの頃Jr扱いだったんですね。
 浜田の掌で踊らされた形ですが
 決して悪い踊りじゃなかった。
 平均レベル。

F1回戦:グレート・サスケ(みちのくプロレス)vs.カズ・ハヤシ(WCW)
 一番つまらないマイクをしたカズですが
 試合になると雰囲気を出して伊達にアメリカでやってない事を証明します。
 またサスケが一部粗い場面を見せたものの
 技が決まるのか、という他と違う見せ場を作り出しました。
 平均より少し上。

G1回戦:獣神サンダー・ライガー(新日本プロレス)vs.タイガー・マスク(みちのくプロレス)
 この頃にはもう名実共にみちのくのエースという感じですね。
 要所でアーム・バーを見せたりスタイルを確立している事が伺えます。
 しかしながら、それよりも素晴らしかったのは前回の覇者ライガーの方でした。
 非常に充実したファイトを見せてタイガーの潜在能力を引き出しました。
 グラウンド戦でサブミッションを移行してのリズムの作り方や
 打撃を中心に持ってきて気迫などを表現する
 アイデアは素晴らしい物がありました。
 ぎりぎり好勝負。

DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

G獣神サンダー・ライガー(新日本プロレス)vs.タイガー・マスク(みちのくプロレス)
  タイガーが牽制の蹴り。
  コーナーに押し込むも中々離れない。
  タイガーがソバット。
  蹴り落とすとダイビング・クロス・ボディ。
  リングに戻しドロップ・キック。
  カバーするもカウント1。
  首4の字。
  ライガーが逃れキャメル・クラッチ。
  バック・ドロップを決めカバー。カウント1。
  パワー・ボムもカウント2。
  首4の字。
  タイガーが逃れキャメル・クラッチ。
  スリーパーに移行。
  ライガーは苦し紛れにレフェリーを掴んでいる。
  タイガーがアーム・バーに移行。
  ライガーは逃れるとロメロ・スペシャル。
  ドラゴン・スリーパーに移行。
  スリーパーに移行。
  タイガーがロープに脚をかける。
  コーナーに振られたタイガーが振り向きざまにクロス・ボディ。カウント2。
  ダブル・アーム・スープレックスを狙う。
  防がれるも延髄切りからダイビング・ヘッド・バッドへ。
  ライガーは避けるとニー・ストライク。
  ダウンしているタイガーに掌底連発。
  コーナーに振り掌底。
  ロープに走り掌底へ。
  タイガーは避けるとロシアン・フック。
  ライダーを起こしてタイガー・スープレックス。カウントは2。
  コーナーのライガーにハイ・キックを狙う。
  ライガーは避けるとウィール・キックへ。
  タイガーは避けるとハイ・キック。
  続けて雪崩式ダブル・アーム・スープレックス。
  そしてアーム・バー。
  ライガーがロープに脚をかける。
  10分経過。
  タイガー・スープレックスを狙う。
  抵抗するライガーにソバット。
  ロープに走る。
  ライガーがカウンターで掌底を決めカバーするもカウント2。
  ライガー・ボムからブレーン・バスター。
  カバーするもカウントは1。
  ロープに走り掌底。
  カバーするもまたカウント1。
  ライガーのコスチュームを掴んで立ち上がろうとするタイガーに掌底を放つ。
  受け止められるも右の掌底が入り1,2,3!
  ライガーの勝利!

試合結果

@1回戦:CIMA(闘龍門)vs.リッキー・マルビン(CMLL)
A1回戦:リッキー・フジ(FMW)vs.サスケ・ザ・グレート(みちプロ)
B1回戦:佐野なおき(高田道場)vs.SUWA(闘龍門)
C1回戦:MEN'Sテイオー(大日本プロレス)vs.臼田勝美(バトラーツ)
D1回戦:カレー・マン(インド)vs.怨霊(レッスル夢ファクトリー)
E1回戦:グラン浜田(みちのくプロレス)vs.真壁伸也(新日本プロレス)
F1回戦:グレート・サスケ(みちのくプロレス)vs.カズ・ハヤシ(WCW)
G1回戦:獣神サンダー・ライガー(新日本プロレス)vs.タイガー・マスク(みちのくプロレス)