みちのくプロレス:Mask Tournament 1999の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
2枚、約3時間50です。
SlamBamJam製。
みちのくルチャTV#23より
@グレート・サスケvs.ダートバイク・キッド(7/17/99)
開幕戦。
キッドは完全に派手な技を乱発する素人レスラーで
サスケは蹴ってフロント・ネック・ロックしただけ。
これ で軟骨骨折して帰国。
・・・自己推薦だったそうです。
ひど過ぎる試合。
みちプロも一応チェックするべきだったと思います。
Aタイガー・マスクvs.愚乱難波(7/17/99)
タイガーはMMAスタイルになると魅力的ですね。
ハードな蹴りとサブミッションを混合させて見応えがあります。
只今回の愚乱みたいに相手が自分の土俵に入ってくれないとどうしようもないのが痛いですけどね。
その難波はグー・パンチを打ち込むぐらい気持ちで負けてない上に
変則と正統を織り交ぜて単調になりがちなMMAスタイルをより豊かなにして見せました。
クライマックスへの持って行き方も上手かった。
好勝負に届かずも中々良い試合。
以下の試合のハイライト
・ダッコCHANvs.サスケ(正体はジョディ・フレッシュ)
・ダッコCHANvs.難波
・サスケvs.ホワイト・ベアー(木偶)
・タイガーvs.ダッコCHAN
・難波vs.スーパー・ボーイ(巨漢ながら身軽で良い感じ)
・タイガーvs.カレー・マン(ご存知ダニエルズ)
・サスケvs.難波(全勝対決でしたが難波が骨折)
Bブラック・ウォーリヤー、カレー・マン、チャピンガーvs.グラン浜田、ホワイト・ベアー、ダッコCHAN(7/17/99)
チャビンガーはちゃぶ台を使うネタだけ、
ベアーは白熊マスクだけ、ダッコCHANは相手を怪我させそうな安定度の無さ。
怪我してすぐに帰国したウォーリヤーはグランとも特別合っておらず。
唯一見れたのがカレー・マンとグランの絡みでしたね。
悪い試合。
CTAKAみちのく、藤田穣vs.シーマ・ノブナガ、スモウ・フジ(7/17/99)
高いスピード感の中でしっかりと緩急をつけ、
連携技から電気あんま/カンチョーまで張り合った攻防を見せます。
何よりドラゲー組が素晴らしかったですね。
試合が進むごとにどんどん調子を上げていき
藤田の孤立、CIMAとTAKAの攻防と見事な物を見せました。
まだ未熟な藤田はそれに補われた形だけど
何か絵になる技があれば最後の一押しが伸びたように思いますね。
好勝負に少し届かず。
以下を途中から
・シーマvs.藤田
・TAKAvs.フジ
ラスト7分収録。最後のたたみかけでTAKAが勝利するので
19分フルで見るとバランスが悪くみえるかもしれないけど
TAKAの脚の痛みの見せ方は素晴らしいし、フジも良い攻めでしたよ。
みちのくルチャTV#24より
Dグレート・サスケvs.グラン浪花(8/13/99)
浪花が相変わらず好調でバランスの良い攻めを見せます。
一方でサスケは見せ方が一本調子ながら
ダイブやエプロン技で盛り上げていました。
途中で上述の通り難波が腕を骨折してしまうのですが
その折れた腕で投げを決めて試合をフィニッシュまで持っていた浪花の意気は素晴らしいですね。
平均的な良試合。
・スーパー・ボーイvs.ホワイト・ベア(8/14/99)
・サスケvs.タイガー(8/15/99)
・サスケvs.カレー・マン(8/19/99)
・タイガーvs.スーパー・ボーイ(8/19/99)
・最下位決定戦、マスク・マッチ:ホワイト・ベアーvs.ダッコCHAN(8/20/99)
4年前は熱戦になった最下位決定戦ですが
今回はプロレス技術が本当に最下位な2人という事で
見所は壁に振られたダッコCHANがバルコニーに登り、そこからダイブした事だけ。
・準決勝:ドス・カラスvs.カレー・マン
(15分中ラスト4分)
前回優勝のドスはバイを得ていて、ここからの参戦。
ドスは経験豊富でカレー・マンは確かな実力がありますから
へまはしないけれど特に褒めるような内容ではありませんでした。
・準決勝:グレート・サスケvs.タイガー・マスク
(21分中ラスト6分)
サスケが押せ押せモードで
タイガーのMMAスタイルが出せていない上特に師弟対決という色合いが出ている訳でもない。
そして最後はムーンサルト・セントーンを避けられたサスケが後頭部を打ち失神。
レフェリーが止めて不満の残るエンディングとなりました。
Eカレー・マン、スーパー・ボーイ、SUWAvs.藤田穣、マグナムTOKYO、TAKAみちのく(8/22/99)
(最初1分ぐらいカット。おそらく乱闘部分)
海外修行が決まっている藤田のラスト・マッチだそうです。
試合は欠点も出るには出ていた。
マグナムはスピード感を重視しすぎるきらいがあるし、
藤田は自分から見せ場を作ろうとする気概が薄く、
そしてカレー・マン、ボーイ、SUWAはチームを尊重しすぎて我に欠けます。
しかし試合全体を通じてそれらの欠点より
圧倒的に長所の方が勝っていました。
ベビーフェイス/ヒールの構図の中で
スピード感ある見応えのある攻防を繰り広げ会場は大いに盛り上がっていましたね。
好勝負に少しに届かず。
F決勝:ドス・カラスvs.タイガー・マスク(8/22/99)
ドスはタイガーのMMAスタイルを見て触発されてしまったようで
ダイブ含め可能な限り全て避け、防ぎ(受けない訳ではないですが・・・)
ストレッチのオンパレードで完封しました。
そのためタイガーは最後のトライアングル・チョーク一発のみで勝利。
技術を使っての内容なので見応えはありますが流石に極端すぎます。
平均レベル。
総評
入るべきでない選手が入っていて、
尚且つ注目の選手は怪我で脱落していったため
本トーナメントは前回程は面白くなかったですね。
しかしトーナメント外のドラゲーが素晴らしい活躍で補ってくれました。
(執筆日:9/28/09)
DVD Rating:★★☆☆☆
注目試合の詳細
Eカレー・マン、スーパー・ボーイ、SUWAvs.藤田穣、マグナムTOKYO、TAKAみちのく(8/22/99)SUWAを藤田をロープに振りバック・エルボー。
TAKAをフォア・アームズで落とす。
交代したカレー・マンがボディ・スラム。
押さえるとそこにボーイがスワントーン・ボム。
カバーするもカウント2。
ロープに押さえつけるとカレー・マンが蹴り。
ボーイがスナップ・メアからロープに走りセントーン。
カバーするもカウント2。
交代したカレー・マンは腕を取ると髪を掴んで倒す。
藤田が跳びおきる。
カレー・マンが殴りつけ髪を掴んで倒す。
藤田が跳びおきる。
カレー・マンが張り手を打ち込み張り手の打ち合いに。
藤田は避けるとカレー・マンの頭部を掴んで倒す。
ドロップ・キック。
コーナーにもたれた所でドロップ・キック。
マグナムと交代。
マグナムは向かってきたSUWAを蹴りつけるとヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
ロープに走る。
SUWAが殴りかかる。
マグナムは受け流しアーム・ドラッグ。
ドロップ・キックで落とす。
TAKAが入り、入ってきたボーイにクローズラインを狙う。
ボーイは避けるとロープに走りセカンド・ロープからフライング・ショルダー・タックル。
TAKAが場外へ。
ボーイはセカンド・ロープを使ったフェイク・ダイブのムーンサルト。
マグナムが入り、入ってきたカレー・マンにドロップ・トー・ホールド。
ヒップ・アタック。
スナップ・メアから背中を蹴り。
チン・ロック。
TAKAがマグナムにスプーンを渡す。
マグナムはカレー・マンのカレーを食べる。
TAKAがカレーのルーを持ってくる。
断られ今度は水を持ってくる。
マグナムが水を飲むもSUWAに背後から殴りつけられ思わずTAKAめがけて噴射。
SUWAとボーイがマグナムを殴りつける。
TAKAと藤田を殴り落とす。
マグナムがSUWAを自陣に押し込む。
交代。
マグナムをロープに振るとTAKAがドロップ・トー・ホールド。
マグナムがキャメル・クラッチを決めTAKAがドロップ・キック。
TAKAがキャメル・クラッチを決めマグナムがドロップ・キック。
TAKA、マグナムがSUWAを押さえつけるとその上に藤田がのりポーズ。
藤田とボーイ。
背後からカレー・マンが入ってきて藤田を羽交い絞め。
ボーイが胸に張り手。
2人で藤田をロープに振るとカレー・マンがドロップ・トー・ホールド、ボーイがセントーン。
カバーするもカウント2。
ボーイがボディ・スラム。
セカンド・ロープからムーンサルト。カウント2。
交代したSUWAがブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
ボディ・スラム。
顔の上にのる。
殴り蹴りつけていく。
逆さ吊りにする。
ドロップ・キック。
ボディ・スラム。
ボーイがヒーロを決める。
続けてカレー・マンがアラビアン・プレス。
続けてSUWAがロープ越しに飛んでエルボー・ドロップ。
カバーするもカウント2。
SUWAが羽交い絞め。
カレー・マンとボーイが胸に張り手を狙うも避けられ誤爆。
すぐに胸に張り手。
ボーイが藤田をカレー・マンの方に振りカレー・マンが打ち上げる。
藤田はその先にいたSUWAにハリケーン・ラナ。
カレー・マンが蹴りつける。
カレー・マンとSUWAが藤田を押さえつける。
ボーイがドロップ・キックを狙うも避けられ誤爆。
藤田がボーイにドロップ・キック。
交代したマグナムがスピン・キックでカレー・マンを落とす。
TAKAがボーイを落とす。
マグナムがカレー・マンに三角とびトペ・コンヒーロ。
藤田がボーイにトペ・スイシーダ。
TAKAがSUWAにクローズラインを狙う。
SUWAは避けるとジャーマンへ。
TAKAは着地するとハリケーン・ラナ。
ロープに振ろうとする。
SUWAが振り返しフェイス・バスター。
スピニング・フェイス・バスターを決めカバー。
マグナムがカット。
ボーイがマグナムに襲いかかりコーナーに振ってクローズライン。
コーナーに乗せると腰振り雪崩式ハリケーン・ラナ。
カバーするもカウント2。
ボディ・スラムを狙うも持ち上がらない。
逆にボーイがボディ・スラム。
セカンド・ロープからムーンサルト。
カバーするもカウント2。
パワー・ボムを狙う。
TAKAがボーイにスプリングボード式ドロップ・キックを叩き込んで救い出す。
みちのくドライバーを狙うが持ち上がらない。
逆にボーイがボディ・スラム。
ムーンサルト。
藤田がカット。
ボーイは藤田を殴りつけてから場外のTAKAにトペ・スイシーダ。
カレー・マンが藤田をロープに振り打ち上げフェイス・クラッシャー。
カバーするもカウントは2。
もう1発狙う。
藤田は避けると押し飛ばす。
クローズラインを受け止めノーザンライト。カウント2。
スプリングボードへ。
カレー・マンが空中でキャッチしフェイス・クラッシャー。
カバーするもマグナムがカット。
SUWAがマグナムに襲いかかりコーナーに振ろうとする。
振り返されるも更に返して突進。
マグナムがカウンターでドロップ・トー・ホールド。
SUWAをコーナーに乗せると腰振りから雪崩式リバース・ブレーン・バスター。
カバーするもカウント2。
バイアグラ・ドライバー。
そしてAVスター・プレス。
カレー・マンがカット。
カレー・マンとボーイが藤田をロープに振りスパイン・バスター。
カバーするもカウント2。
ボーイは藤田をロープに振ると肩車。
カレー・マンがコーナー上からフェイス・クラッシャー。
カバーするもTAKAがカット。
ボーイがTAKAに殴り返し突進。
TAKAはカウンターでショルダー・スルーをきめ場外に落とす。
カレー・マンが藤田にスパイシー・ドロップ。
TAKAにもスパイシー・ドロップを狙う。
逃れられクローズラインへ。
TAKAは避けるとみちのくドライバー。
カバーするもSUWAがカット。
TAKAがSUWAを落とし、マグナムがボーイを落とす。
TAKAが宇宙人ケプラーダで追撃。
マグナムがスプリングボード式ムーンサルトで追撃。
藤田がカレー・マンにスプリングボード式ドロップ・キック。
ドラゴン・スープレックスで1,2,3!
藤田、TAKA、マグナムの勝利!
試合結果
@グレート・サスケvs.ダートバイク・キッド(7/17/99)Aタイガー・マスクvs.愚乱浪花(7/17/99)
Bブラック・ウォーリヤー、カレー・マン、チャピンガーvs.グラン浜田、ホワイト・ベアー、ダッコCHAN(7/17/99)
CTAKAみちのく、藤田穣vs.シーマ・ノブナガ、スモウ・フジ(7/17/99)
Dグレート・サスケvs.グラン浪花(8/13/99)
Eカレー・マン、スーパー・ボーイ、SUWAvs.藤田穣、マグナムTOKYO、TAKAみちのく(8/22/99)
F決勝:ドス・カラスvs.タイガー・マスク(優勝!)(8/22/99)