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国際プロレス:伝説の国際プロレス 1969-1974 Disc Threeの分析


名勝負 なし
好勝負 3本勝負:グレート草津、寺西勇vs.バディ・ロバーツ、ポール・バション(1/25/74)

総時間約2時間20分

1試合目−ラッシャー木村vs.ブラックジャック・マリガン(10/10/73)
 約5分経過後の映像から
 事実上トーナメントの優勝戦ですが
 ラフな大流血戦でちょっとまともな試合ではありません。
 マリガンの上手い凶器の使い方が光るぐらいで
 あまり見所はありません。

2試合目−IWA 王座戦、3本勝負:ストロング小林(ch)vs.レッド・バスチェン(11/2/73)
 小林の試合見てて思うのだが
 本当に2本目以降が駄目すぎ。
 今回も急に良い所がなくなりグロッキー、
 受けの後の位置が悪いから
 ロープ・ブレイクで逃れることができず相手の必殺技を安売りにし、
 果ては反撃方法がサミングにロー・ブローですか・・・。
 1本目は素晴らしかったのに残念です。
 好勝負に少し届かず。

3試合目−IWA 王座戦:ストロング小林(ch)vs.カウボーイ・ビル・ワット(1/19/74)
 1本目は小林がしつこい腕攻めで試合を制しようとする攻防など見ごたえあり。
 しかし2本目以降は雑で小林の良さもなく。
 今から見るとアトミック・ドロップで決まるとか説得力なさすぎ。
 コーナーの金属部分を使わないと駄目でしょ。
 好勝負には少し届かない。
 
4試合目−3本勝負:グレート草津、寺西勇vs.バディ・ロバーツ、ポール・バション(1/25/74)
 ゴージャス・ジョージの系譜であろうロバーツが良いですね。
 受けも上手いし役割どころをはっきりと分かっています。
 タッグの基本的な魅力を存分に出した試合となりましたが
 フィニッシュが悪いですね。
 1本目は伏線から許容できるとして
 2本目も同じく反則で終わるとか最悪です。
 しかし好勝負で良いでしょう。 

5試合目−3本勝負:ストロング小林、グレート草津vs.ブロンド・ボンバーズ(バディ・ロバーツ、Jブラウン)(1/26/74)
 かなり良いタッグ・カードだと思うのですが
 ボンバーズが完全に食われて良いところを見せれず。
 期待していたほどではありませんでした。
 一流所が集まっているだけに悪い所はほとんどなく良い試合ではあるんですが・・・。

6試合目−IWAタッグ王座戦:グレート草津、ラッシャー木村(ch)vs.ダスティ・ローデス、ディック・マードック(6/30/73)
7試合目−インディアン・ストラップ&金網デス・マッチ:グレート草津vs.ワフー・マグダニエル(11/28/73)
 この2試合は特典なのでダイジェスト。
 7試合目は有名な試合ですが
 2周ルールのためいつも以上にぐだぐだです。
 他にもマクダニエルの顔を立てる方法はあったのでは。

総評
 当時を知らない私でも楽しめました。
 大物外国人も多数出ていますし。
 選考されたのではなく発見されたものを
 DVD化ということで質は飛びぬけて良いというわけではありません。
 ガニア戦とか完全収録じゃないですしね。
 しかしまあまあ良いので興味があれば
 購入とは言わないまでもレンタルしてみたらどうでしょう。 
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

AIWA 王座戦、3本勝負:ストロング小林(ch)vs.レッド・バスチェン(11/2/73)
  組み合うも中々離れない。
  バスチェンが隙を突いてのパンチをいれ先手を取ると執拗なヘッド・ロック。
  小林が隙を突いてボストン・クラブを狙うも決まらない。
  バスチェンは卑怯な戦法で試合を制していく。
  小林をコーナーに叩きつけようとする。
  小林は防ぐと逆にバスチェンをコーナーに叩きつける。
  しかしバスチェンが再びヘッド・ロックに捕らえ主導権を渡さない。
  バスチェンがショルダー・タックル連発へ。
  小林がショルダー・スルーに返すもバスチェンは見事に着地。
  小林は得意満面のバスチェンを殴りつける。
  力比べの攻防へ。
  小林はモンキー・フリップからグラウンド・ヘッド・シザース。
  バスチェンは苦戦しながらも逃れてカバー。カウント2。
  小林は攻撃の手を緩めず上半身へのサブミッション。
  バスチェンがドロップ・トー・ホールドから腕を取りカバー。
  小林はブリッジで返す。
  崩そうとしてきたバスチェンをボディ・シザースに捕らえる。
  バスチェンはボストン・クラブに返そうとするも防がれる。
  バスチェンは食らいながらも肘を小林の腹に押し当て圧迫する。
  バスチェンがボストン・クラブに切り返す。
  カバーし合って最後は小林がロープに逃れる。
  バスチェンは小林にアイリッシュ・ウィップを決めていく。
  小林が振り返すとバスチェンは一回転。
  ボディ・スラムからエルボー・ドロップ。
  更にブレーン・バスターで1,2,3!
  バスチェンはサミングからヒップ・トスにフライング・ヘッド・シザース。
  小林はブリッジでカバーの体勢に持っていくもカウント2。
  小林は逃れると同時にダブル・レッグ・ロック。
  バスチェンが逃れると殴りつけていく。
  小林は耐えると殴り返す。
  バスチェンが不意を突いてロー・ブロー。
  ボディ・スラムを決めて行きニー・スタンプからカバー。カウント2。
  バスチェンがアトミック・ドロップを決めカバー。
  しかしわざと途中で止めもう1発。
  カバーし1,2,3!
  これで1対1!
  バスチェンの攻勢が続いている。
  ハーフ・ボストン・クラブを決める。
  小林は体を起こすも反撃できない。
  バスチェンは小林を落とすと場外でのボディ・スラム。
  小林はカウント17で戻ってくる。
  バスチェンがベア・ハグを決める。
  小林がサミング連発で逃れる。
  バスチェンを落とし椅子に叩きつける。
  両者リングに戻る。
  バスチェンがコブラ・ツイストを決める。
  ヒップ・トスに返されるもロー・ブローからアトミック・ドロップへ!
  カバーするもまたカウント2で止めもう1発!
  カバーするもカウント2!
  バスチェンが3発目を決める!
  小林はカウント2で返すとロー・ブロー。
  そしてアトミック・ドロップからカバー。
  わざと途中で止めると2発目を決め1,2,3!


BIWA王座戦、3本勝負:ストロング小林(ch)vs.カウボーイ・ビル・ワット(1/19/74)
  小林はワットをロープに振ると直角に走る。
  ワットを倒そうとするが読まれていて決まらない。
  ワットはコーナーに押し込むとロープ・ブレイク時に殴りつける。
  フロント・ヘッド・ロックをかけられた小林はワットを持ち上げコーナーにのせて見せる。
  バックを取り合うも両者技を決めるには至らず。 
  ワットはアイリッシュ・ウィップからニー・アタックにいくが避けられる。
  小林はモンキー・フリップを決めると腕を取る。
  ロープに振られた小林はショルダー・タックル。
  再びロープに走る。
  リープ・フロッグで避けられるもショルダー・タックルを決め腕を取る。
  ワットは小林をロープに振るとボディ・スラム。
  小林がすぐ蹴り飛ばし1本背負いを狙うも防がれる。
  しかしボディ・スラムを決め再び腕を取る。
  ワットはロープ・ブレイクで逃れると時間を稼ぐ。
  ワットは小林をコーナーに叩きつけるとフルネルソン。
  小林は逃れるとお返しのフルネルソン。
  ワットがすり抜けるも小林はすぐフルネルソンに捕らえる。
  ワットはロープ・ブレイクで逃れると同時にエルボー。
  小林も殴り返す。
  ワットはスナップ・メアを防ぐと小林を蹴りつけていく。
  小林を場外に落とすと鉄柱にぶつける。
  更に椅子を叩きつけ流血させる。
  何とかリングに戻ってきた小林に襲い掛かると
  暫し痛めつけた後オクラホマ・スタンピードで1,2,3!
  ワットが先取!
  2本目開始後ワットが更にオクラホマ・スタンピードを決めるも小林の脚がロープにかかっている!
  更にブレーン・バスターを決めるも、また小林の脚がロープにかかる!
  ワットはコーナー・パットを外すと小林をぶつけようとする。
  小林は防ぐとワットの拳を耐えて反撃開始。
  ショルダー・タックル連発に行くがワットはレフェリーを盾にする。
  ワットは反則を取られる!
  これで1対1!
  ワットは小林を場外に投げ捨てる。
  ワットはレフェリーを引き離すと小林に突進するも避けられコーナーに激突。
  ワットはサミングからショルダー・スルーを狙う。
  小林は蹴り上げて防ぐ。
  ショルダー・タックルで相打ちもワットが先に起き上がりコーナーへ。
  ダイビング・ニー・ドロップに行くが避けられる!
  小林がアトミック・ドロップを決め1,2,3!


C3本勝負:グレート草津、寺西勇vs.バディ・ロバーツ、ポール・バション(1/25/74)
  ロバーツは草津をコーナーに押し込み殴りかかるも避けられる。
  ストラットで挑発。
  蹴り飛ばされるやすぐバションに交代。
  草津がショルダー・タックルを決めていくが倒れない。
  ならばとショルダー・タックルの振りからドロップ・トー・ホールド。
  バションを捕まえ脚を攻める。
  バションはリバース・チン・ロックに返すと交代。
  ロバーツは寺西をコーナーにぶつけたり噛み付いたりする。
  レフェリーの目を盗んでチョークしたり、タイツを掴んで交代を防いだりする。
  交代したバションが強烈な張り手を食らわせていく。
  寺西は股下を潜り抜け交代。
  草津がバションにアイリッシュ・ウィップを決めていく。
  劣勢のバションは反撃してロバーツと交代。
  ロバーツはスナップ・メアからニー・ドロップでカバー。カウント2。
  もう1発狙うも避けられ自爆。
  草津はロバーツをコーナーから引き離すと4の字へ。
  しかしバションの介入で防がれる。
  草津は脚を取られるも蹴飛ばしモンキー・フリップ。
  腕を取り寺西に交代。
  バションが挑発に乗ってコーナーを離れたためロバーツは交代できず。
  バションがタッチした振りをするもレフェリーに見抜かれる。
  逆に寺西がこの機会を生かしタッチなしの交代。
  草津がエルボー・ドロップからカバーするもロバーツの脚がロープにかかる。
  寺西がロバーツをロープから引き離しスピニング・トー・ホールドへ。
  ロバーツはサミングで逃れるとタッチ成功。
  バションが寺西を自陣に追い詰めると殴りつけていく。
  同時にロバーツがタッグ・ロープで締め上げる。
  止めようとするレフェリーをバションが何度も突き飛ばしたため反則を取られる!
  ロバーツは攻撃を続け寺西に場外でのボディ・スラム。
  2本目が始まるやまだダメージの残る寺西を捕まえる。
  ロバーツがショルダー・スルーを狙う。
  寺西は着地するとドロップ・キック。
  自陣に振り草津とタッチ。
  ロバーツは許しを請う振りから襲い掛かり羽交い絞め。
  そこにバションが張り手を叩き込む。
  2発目を避けられ誤爆。
  しかしロバーツはすぐに脚を払うとチョークで動きを封じる。
  草津がバションにコブラ・ツイストを決めるもカットされる。
  同時タッチでロバーツ対寺西。
  ロバーツはサミングを決めるとアイリッシュ・ウィップ。
  寺西は上手く激突を防ぐと草津にタッチ。
  草津がコブラ・ツイストを決めるもカットされる。
  バションが草津にショルダー・タックル連発へ。
  草津はショルダー・スルーに返す。
  もう1発ショルダー・スルーを決めるとエルボー・ドロップからカバー。
  しかしカットされる。
  ロバーツが草津に執拗なヘッド・ロック。
  草津はロープに振りショルダー・スルー。
  代わった寺西がボディ・スラム。
  カバーするもカウント2。
  ロバーツが逆にボディ・スラムを決めバションと交代。
  ロバーツが羽交い絞めにしたバションが殴りつける。
  注意したレフェリーを突き飛ばしまた反則を取られる!
  2対0で日本人組みの勝利!
  草津はロバーツにブレーン・バスターを決めカウント3を奪う。

試合結果

@ラッシャー木村vs.ブラックジャック・マリガン(10/10/73)
AIWA 王座戦、3本勝負:ストロング小林(ch)vs.レッド・バスチェン(11/2/73)(2-1)
BIWA王座戦、3本勝負:ストロング小林(ch)vs.カウボーイ・ビル・ワット(1/19/74)(2-1)
C3本勝負:グレート草津、寺西勇vs.バディ・ロバーツ、ポール・バション(1/25/74)(DQ)(2-0)
D3本勝負:ストロング小林、グレート草津vs.ブロンド・ボンバーズ(バディ・ロバーツ、Jブラウン)(1/26/74)(2-1)
EIWAタッグ王座戦:グレート草津、ラッシャー木村(ch)vs.ダスティ・ローデス、ディック・マードック(6/30/73)
Fインディアン・ストラップ&金網デス・マッチ:グレート草津vs.ワフー・マグダニエル(11/28/73)