TOP日本のプロレスHighspots 個人物・特集 →The Ultimate Jushin Thunder Liger Disc Twenty One

The Ultimate Jushin Thunder Liger Disc Twenty Oneの分析


名勝負 ブリティッシュJr王座戦:ディック東郷(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(6/17/96)
好勝負 獣神サンダー・ライガー、グラン浜田、エル・サムライvs.TAKAみちのく、金本浩二、大谷晋二郎(4/5/96)

BotSJ準決勝:獣神サンダー・ライガーvs.エル・サムライ(6/11/96)

@獣神サンダー・ライガー、グラン浜田、エル・サムライvs.TAKAみちのく、金本浩二、大谷晋二郎(4/5/96)
 それぞれテンポ良く、そして出し惜しみせずにハードな技を見せていきます。
 みちのくプロレスでトリオはお手の物である
 TAKAと浜田がそれぞれ味付けを加えました。
 トリオとしても良い働きを見せていました。
 特にTAKA組は煽り立てる動きで雰囲気を作りながら、
 同時に細かいタッチ・ワークで緊張感を持続していました。
 繊細且つ完成度の高いトリオ・ワークです。
 中盤後半にかけて連携技を披露する時間になってしまってやや停滞したものの
 終盤になれば2人を排除する分かりやすい形でヒート・アップし大きく盛り上げました。
 みちのくプロレス・スタイルのようでありながら新日らしさもある素晴らしいトリオ。
 ぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:3/2/12)

AJrヘビー級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.グレート・サスケ(4/29/96)
 サスケがいきなりトペコン。
 只のアピールの意味合いしかないものの、
 その後のアーム・バーの狙いは真剣そのもので良かったですね。
 ライガーはじっくりと凌ぐ様を見せた後、
 ドラスクなどを使った壊すような脚攻めで反撃開始。
 技の性質を良く理解していて、それに間が加わることで
 メジャーとしての厳しさをインディーに見せ付けるという態度が表現されました。
 ただ相手の反撃を簡単に許さない姿勢をとる中で
 シーンが十分確立された後も同じ事を続ける所が度々見られましたね。
 後半は派手な大技の競演で、大きく盛り上がりましたが、
 中盤までの鬩ぎ合いに比べると単純で、その差にやや拍子抜けする。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:3/2/12)

B獣神サンダー・ライガーvs.ディーン・マレンコ(WCW Nitro 5/6/96)
C獣神サンダー・ライガーvs.保永昇男(5/28/96)

DBotSJ準決勝:獣神サンダー・ライガーvs.エル・サムライ(6/11/96)
 (15分中10分。途中から)
 Jrとして大技をやや軽めに披露していく展開ですが、
 その中に鋭い切り返しがあって単なる技披露に陥りません。
 サムライは相変わらず受身が冴えていて
 ライガーの投げっぱなしジャーマンを食らった際の浮遊っぷりは素晴らしかったですね。
 終盤にかけて切り返しの頻度を上げ、次々と相互に技を打っていきます。
 相手の作り上げた強さに対して、現状でフォールの可能性があるのかの判断も見事でした。
 序盤の出来次第の所もありますが、一応ぎりぎり好勝負としておきましょう。
 (執筆日:3/2/12)

FBotSJ 決勝:獣神サンダー・ライガーvs.ブラック・タイガー(6/12/96)
 ちょっと相性が 悪いのかな。
 中盤まで本来両者が高めあって出てくるはずのムーブを
 単発で出して積み重ねているんですね。
 一応丁寧には行われているのですが
 この2人ならより面白く調理できるはずなのに、と惜しまれます。
 しかし終盤の派手な撃ち合いは素晴らしく
 決勝としての体裁は保ちました。
 好勝負に届かずも中々良い試合です。
 (執筆日:11/1/08)

G獣神サンダー・ライガーvs.エディ・ゲレロ(WCW Pro 6/15/96)
 BotSJ決勝もWCWに場が移れば4分なし・・・。

HブリティッシュJr王座戦:ディック東郷(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(6/17/96)
  佐野が方向性を変えずに新日に留まり
 ライガーと試合を変えていけばこんな物になっただろうな、と思わせる過激な一戦。
 序盤の腹攻めへの導入でダイビング・ダブル・ストンプなんて
 10年先取りの技を使うとその後も場外ダウン相手へのヒーロなど迫力ある大技が出てきます。
 同時に一極攻めも上手く絡めているので過剰にはなっていません。
 欠点としては東郷の手数不足(ライガーに比べ)と
 不十分なヒール表現が目につきますけれども
 ライガーの立ち向かってくるなら全力で叩きのめすという
 立ち位置の表現が素晴らしくそれを補って余りありますね。
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:11/1/08)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@獣神サンダー・ライガー、グラン浜田、エル・サムライvs.TAKAみちのく、金本浩二、大谷晋二郎(4/5/96)
AJrヘビー級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.グレート・サスケ(新チャンピオン!)(4/29/96)
B獣神サンダー・ライガーvs.ディーン・マレンコ(WCW Nitro 5/6/96)
C獣神サンダー・ライガーvs.保永昇男(5/28/96)
DBotSJ準決勝:獣神サンダー・ライガーvs.エル・サムライ(6/11/96)
FBotSJ 決勝:獣神サンダー・ライガーvs.ブラック・タイガー(優勝!)(6/12/96)
G獣神サンダー・ライガーvs.エディ・ゲレロ(WCW 6/15/96)
HブリティッシュJr王座戦:ディック東郷(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(新チャンピオン!)(6/17/96)