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The Ultimate Jushin Thunder Liger Disc Twoの分析


名勝負 なし
好勝負 ジュニア・ヘビー級王座戦:佐野直樹(ch)vs.獣神ライガー(9/20/89)

ジュニア・ヘビー級王座戦:佐野直樹(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(1/31/90)

@ジュニア・ヘビー級王座戦:獣神ライガー(ch)vs.佐野直喜 (8/10/89)
 ライガーが肩を怪我しているため
 佐野はアーム・バー狙いで
 ライガーは腕を使わない蹴りに頼る、という内容。
 腕の痛みの表現をしっかりやり過ぎて
 素材が単調になっているという皮肉な結果が残念ですけれども、
 概して間を取って上手く試合を構成したと思います。
 相変わらずハードなスポットもあり
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:11/1/08)

A獣神ライガー、長州力、木村健吾vs.バン・バン・ビガロ、オーエン・ハート、パット・田中(8/31/89)
 外国人の取り合わせが渋いですが、
 基本的に何の見所もなく長州ベースで組まれた内容。
 悪い試合。
 (執筆日:6/26/11)

Bジュニア・ヘビー級王座戦:佐野直樹(ch)vs.獣神ライガー(9/20/89)
 (途中から)
 立体的な攻防からトペに持って行って爆発させ、
 ベースにおいても過激な角度の投げを叩き込む。
 佐野vs.ライガーの数え歌の流れの上にある内容ですが
 この試合は積極的なカウンターが冴え渡っていて
 後のJr黄金時代の基礎を築いたという以上に
 2人のライバル関係が印象の中に出てきます。
 ライガーがスプリングボードをミスって墜落する場面もありましたが
 4の字につなげてその後も萎縮することなく攻防。
 最後も綺麗ではない攻防だからこそ、
 KOとは違うカウント3を許してしまうに値するフィニッシュでした。
 これはフルで流さなければいけない試合。
 文句なしに好勝負です。
 (執筆日:3/6/12)

C獣神ライガー、長州力、蝶野正洋vs.ビッグ・バン・ベイダー、トニー・セイント・クレア、トム・プリチャード(11/1/89)

D獣神ライガー、蝶野正洋vs.橋本真也、佐野直喜(1/6/90)

E獣神サンダー・ライガーvs.野上彰(1/25/90)
 この試合も勿体無いな。
 良い攻防はできそうなんですが
 終盤に思ったほど盛り上がりが生まれないんですよね。
 今回はフィニッシュがアルゼンチン・バック・ブリーカーだったし
 そんなに格の違いがある組み合わせなんでしょうか。
 まあまあ良い試合。
 (執筆日:11/1/08)

Fオーエン・ハートvs.獣神サンダー・ライガー(1/30/90)
 対等な立ち位置でヒートする場面を要所で挟んでいますが、
 その試合運びは冷静で、お互いの流れある動きを的確に組み合わせています。
 また微調整が利くからこそのダイブ2本立て構築。
 腰攻めという理も通っている。
 終盤がオーエンの押せ押せモードでライガーが一発逆転するという流れなのは
 オーエンとライガーの立ち位置が逆の方がしっくりくるもの。
 その点で一年前ほど白熱できませんが十分高クオリティ。
 中々良い試合でした。
 (執筆日:6/26/11)

Gジュニア・ヘビー級王座戦:佐野直樹(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(1/31/90)
 ライガーが握手を拒否して掌底ラッシュ。
 ライバル関係が頂点に達した
 火花を散らしながらも苛烈な攻め合いです。
 佐野はライガーの攻めを受けた上で効果的に動きを止めていますね。
 ツームストン、鉄柱、マスク引き裂きと方法はやや過剰ではありますが・・・。
 これにより素顔を晒され、顔面真っ赤になったライガー、
KO状態でぴくりとも動きません。
 試合できるのか、中止になるのではないかという見せ方ですね。
 個人的にはこの見せ方を諸手を挙げて賛美できない。
 全て技も粘りも同一化されてしまってますからね。
 例えば4-8-6-10とスポットを組み合わせて28以上の36の結果を出したとして、
 それよりも10-10-10-10なら40で上じゃないか。
 そういうような興のない考えが入っている。
 しかしJrの欠点であるドラマ性に富んでいることは認めざるを得ません。
 それに復活後のぎりぎりの一線をライガーが凌いで一進一退を繰り広げる攻防は
 ライガーx佐野の数え歌でしか出来ないレベルのものだし、
 動き自体も大一番にかける気力に溢れていました。
 いまだこれを5スター・マッチだとは思わないが
 見るごとに評価は上がっていて現時点でぎりぎり好勝負と評価しています。
 (執筆日:1/31/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジュニア・ヘビー級王座戦:獣神ライガー(ch)vs.佐野直喜(新チャンピオン!)(8/10/89)
A獣神ライガー、長州力、木村健吾vs.バン・バン・ビガロ、オーエン・ハート、パット・田中(8/31/89)
Bジュニア・ヘビー級王座戦:佐野直樹(ch)vs.獣神ライガー(9/20/89)
C獣神ライガー、長州力、蝶野正洋vs.ビッグ・バン・ベイダー、トニー・セイント・クレア、トム・プリチャード(11/1/89)
D獣神ライガー、蝶野正洋vs.橋本真也、佐野直喜(1/6/90)
E獣神サンダー・ライガーvs.野上彰(1/25/90)
Fオーエン・ハートvs.獣神サンダー・ライガー(1/30/90)
Gジュニア・ヘビー級王座戦:佐野直樹(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(新チャンピオン!)(1/31/90)