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Highspots:The Revival of Super Hero Tiger Mask Final Collection Disc Twoの分析


名勝負 WWF Jrヘビー級王座戦:ブラック・タイガー(ch)vs.タイガー・マスク(5/26/82)
好勝負 WWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.ブラック・タイガー(4/21/82)

Highspots製。
約2時間5分です。

@WWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.ベビー・フェイス(2/9/82)
 ベビー・フェイスは凡庸なスタイルで+要素がまるで無し。
 切り返しが出来ず攻守を入れ替えるのに避けるしかありません。
 悪い試合。
 
Aタイガー・マスクvs.ブラックマン(3/12/82)
 基本的にグラウンドもスピーディーな攻防も問題ないですね。
 そこまで売りにする程ではないグラウンドの比率が高くて
 試合がそのレベルから全然高まる気配はないのがアレだけど。
 終盤も形のつけ方も基本形を超えないけど良い事は良い。
 まあまあ良い試合。

Bタイガー・マスク、星野勘太郎vs.ブラックマン、カルロフ・コロセッティ(3/19/82)
 コロセッティの大きな体を活かした受けは魅力的ですね。
 しかしジョバーもびっくりする程受けしかしない。
 星野も同じような動きしかできないのに、苦痛になるまでダラダラと試合を続けますね。
 タイガーvs.ブラックマンの試合運びにも影響している。
 ひどい試合。

Cタイガー・マスク、アントニオ猪木、藤波辰巳vs.マスクド・スーパースター、ドン・ムラコ、スティーブ・ライト(3/30/82)
 カットされているので省略。

Dタイガー・マスク、木村健吾vs.スティーブ・ライト、ブラックマン(3/31/82)
 カットされているので省略。

EWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.スティーブ・ライト(4/1/82)
 ライトがヨーロッパ系の素晴らしい回転運動を見せますね。
 他にも執拗なクラバートなど研鑽された技術を見せます。
 しかしこういう年を経ないとできないレベルの支配をされるとタイガーは太刀打ちできません。
 タイガーがいつもより勢いにのれず、
 かといってライトも追いつめる形ではない、という状態が続いてしまいました。
 最後もタイガーらしからぬフィニッシュでしたね。
 平均的な良試合。

FWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.ブラック・タイガー(4/21/82)
 ブラック・タイガーのデビュー。
 華麗な動きが出来る事をまず見せた後
 得意な試合を荒れさせないラフ・ファイトへと移行していきます。
 ペースという実体の見えない物を、
 受けからの反撃速度、綱の握り加減で上手く表現した巧みの業です。
 タイガーは苦戦しながらも自身の魅力を失っていません。
 またツームストン、ジャーマン防ぎのロー・ブローといった攻防に、両リンという結末、
 十分にインパクトを与え、記憶に残す素晴らしい演出です。
 ぎりぎり好勝負。

GNWA Jrヘビー級王座戦:レス・ソントン(ch)vs.タイガー・マスク(5/25/82)
 レスリング・ベースで華麗な技は少ないので地味ですが
 小さな1つ1つの攻防を大切に行ってて鑑賞に足るクオリティの高い内容です。
 英国的にタイミング取りが上手いソントンの高い防御力に対し
 タイガーがレスリングという実力的な勝負で
 どう立ち向かっていくかは観客を惹きつけます。
 最後はブラックに対するメッセージとしてツームストンでフィニッシュです。
 面白いものの、終盤がBタイガー戦への踏み台的になっているのが残念ですね。
 好勝負に少し届かず。

HWWF Jrヘビー級王座戦:ブラック・タイガー(ch)vs.タイガー・マスク(5/26/82)
 単純な腕取りの中にもフェイント、アピールといった対立構造が組み込まれている。
 そこから互角な攻防をしていくのだけど
 タイガーは勢い良く素晴らしいムーブで攻め、簡単には引かないのに対し、
 ブラックはゾンビのように受け、タイミングの見えない打撃で切る事で精神的にタイガーを追い詰めていく。
 ブラック・タイガーという単純でいて強烈な敵キャラを
 スパーキングの利く同格に据えながら、それでいてスケーリングの利く違うスタイルで戦っている。
 最後まで一進一退の攻防で素晴らしく、
 ブラックの処刑人を思わせる技による表現力が更なる高みまで登り上げました。
 タイガーvs.黒タイガーのイメージを最大に膨らませた結果、
 タイガーの華々しい復活を飾る、素晴らしい名勝負となりました。
 ぎりぎり名勝負。

DVD Rating:★★★☆☆
 (執筆日:4/25/10)

注目試合の詳細

FWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.ブラック・タイガー(4/21/82)
  組むとブラックが腕を取る。
  タイガーが回転して腕を取り返す
  ブラックが腕を巻きこんで倒しかぶさる。
  タイガーがすぐに跳ね除ける。
  組むとタイガーが腕を取る。
  ブラックが腕を取る。
  タイガーがとんぼを切りアーム・ドラッグで腕を取る。
  ブラックは起き上がるとロープに振る。
  ヒップ・トスへ。
  タイガーがアーム・ドラッグに切り返す。
  組むとブラックが腕を巻き込み変形チン・ロック。
  引いてショルダー・タックル。
  ストンピング。
  腕を巻き込み変形チン・ロック。
  引いてショルダー・タックルへ。
  タイガーがカウンターでショルダー・スルー。
  ロープに走りクロス・ボディ。カウント1。
  タイガーが蹴りにソバット。
  仕切り直し。
  組むとブラックがアッパーカート。
  蹴り。
  ロープに振りニー。
  エルボー・ドロップ。
  ハンマー・ロック。
  ストンピング。
  殴りつける。
  起こしてニー。
  ストンピング。
  起こしてスナップ・メア。
  両手を掴み押し込む。カウント1。
  コーナーに振り担ごうとする。
  タイガーがアーム・ドラッグに切り返す。
  膝をついたブラックにソバット。
  コーナーにもたれさせ突進。
  ブラックがカウンターで蹴り。
  セカンド・ロープからニー・ドロップへ。
  タイガーは避けて自爆させるとロープに走る。
  ブラックがカウンターでショルダー・スルー。
  タイガーはこらえるもそのせいで腹からロープに落ち、結局場外に転落。
  ブラックがロープ越しに蹴りつける。
  トペ・スイシーダ。
  鉄柱にぶつける。
  リングに戻る。
  カウント18で起き上がったタイガーをブラックがロープ越しに蹴りつける。
  タイガーをエプロンに上げリングに投げ入れる。
  コーナー上からダブル・アックス。
  エルボー・ドロップ。
  頭部にエルボーを落とし、ストンピング。
  ターン・バックルにぶつける。
  ボディ・スラム。
  コーナー上へ。
  タイガーが起き上がりデッドリー・ドライブ。
  ドロップ・キックにいくも目測を誤り自爆。
  ブラックがすぐにチン・ロック。
  逃れたタイガーにニー。
  頭部にエルボー。
  起こすとモンキー・フリップ。
  エルボー・ドロップからカバー。カウント2。
  カバー。カウント2。
  ヘッド・ロック。
  頭部にニー。
  頭部を踏みつける。
  ロープに喉を押し付ける。
  スナップ・メア。
  頭部を踏みつけヘッド・バッド・ドロップ。
  チン・ロック。
  腰にヘッド・バッド。
  起こして場外に投げ捨てる。
  エプロンから飛びストンピング。
  起こして殴りつける。
  蹴りつけ殴りつける。
  ブラックがリングに戻る。
  カウント16でタイガーがリングに戻る。
  ブラックがタイガーにスナップ・メア。
  チン・ロック。
  タイガーが腕を取り起き上がったブラックに蹴り。
  腕を捻りコーナーに振る。
  ブラックは一回転してコーナーに逆さ吊りになる。
  レフェリーが解く。
  ブラックが距離をつめ拳。
  殴り倒すとかぶさる。
  耐えるタイガーを殴りつける。
  起こすとロープに振ろうとする。
  タイガーは側転で防ぐとドロップ・キックで落とす。
  ブラックはカウント8でリングに戻る。
  まだダウンしていたタイガーを踏みつけキャメル・クラッチ。
  タイガーが後ろに抜けブラックを一回転させる。
  ブラックが蹴り飛ばす。
  チン・ロックへ。
  タイガーが抜け蹴り。
  ロープに振りショルダー・スルー。
  腕を取るとロープに振りフライング・クロス・チョップ。
  起こそうとする。
  ブラックが腹に拳。
  ニーを突き上げる。
  スナップ・メアからかぶさる。カウント2。
  難度もカバーするがカウント2。
  殴りつけ腕を取る。
  ロープに振りキッチン・シンク。
  殴りつけ背にかぶさる。
  フロント・ヘッド・ロック。
  タイガーが起き上がりソバット。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  ブラックがタイガーを蹴り上げる。 
  ブラックがボディ・スラム・ドライバー。
  ブラックは腕を挙げカバーにいかない。
  ストンピング。
  アッパーカート。
  殴りつけフロント・ヘッド・ロック。
  離して蹴りつける。
  持ち上げるとターン・バックルにボディ・スラム。
  ツームストンを狙う。
  タイガーが体勢を入れ替える。
  ツームストン。
  ニー・ドロップ。
  ダイビング・ヘッド・バッドへ。
  ブラックが避け自爆させる。
  ブラックはタイガーを起こすとブレーン・バスター。
  カバーしない。
  ブラックはタイガーを起こすと持ち上げ腹からロープに落とす。
  バックを取る。
  タイガーがバックを取り返す。
  ブラックは股間に後ろ蹴り。
  タイガーを起こすとヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  タイガーを蹴りつけるとヘッド・ロック。
  タイガーが持ち上げブラックを股間からロープの上に落とす。
  場外でダウンするブラックにブランチャ。
  ブラックがタイガーを跳ね除けストンピング。
  リングに戻ろうとする。
  タイガーがブラックの足を掴んで防ぎ鉄柱にぶつける。
  リングに戻ろうとするブラックを引っ張り防ぐ。
  両者リング・アウトになる!
  タイガーがブラックにセントーン。
  4の字を決める。
  セキュリティーが引き離す。
  ブラックがタイガーを殴りつける。
  セキュリティーが引き離す。
  

GNWAジュニア級王座戦:レス・ソントン(ch)vs.タイガー・マスク(5/25/82)
  タイガーが腕を取る。
  ソントンはコーナーにぶつけて逃れるとスナップ・メアへ。
  タイガーが着地して見せる。
  ソントンがショルダー・スルーを狙う。
  タイガーは着地するとドロップ・キックにソバット。
  ハーフ・ボストン・クラブを決める。
  ソントンがロープを掴む。
  ソントンがアッパーカートを打ち込む。
  タイガーも跳び起きて見せる。
  ソントンはグラウンド・レスリングに持ち込みたい。
  一方タイガーは立ちを挟んで腕狙い。
  タイガーがショルダー・タックル。
  ソントンがヒップ・トス。
  タイガーが近づいてきたソントンを蹴り飛ばし腕を取るも
  ソントンがグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
  タイガーはぬけるとインディアン・デス・ロック。
  弓矢固めに移行する。
  ソントンがバック・ブリーカー。
  場外に逃れたタイガーを追い鉄柱にぶつける。
  エプロンに上がってきたタイガーをリング内へのボディ・スラム。
  カバーするもカウント2。
  カナディアン・バック・ブリーカー。
  一度腰にニーを落としてから再びカナディアン・バック・ブリーカーを狙う。
  タイガーはアーム・ドラッグに切り返すとダブル・アーム・スープレックスからブレーン・バスターを狙う。
  ソントンが丸め込みに切り返すもカウント2。
  四つに組んでカバーに持っていく。
  タイガーは勢いをつけて跳び起きるとモンキー・フリップ。
  アーム・ドラッグにいくもソントンがすぐグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
  タイガーはすり抜けるとアーム・バー。
  ソントンが逃れアッパーカート。
  タイガーが反撃し連続攻撃。
  カバーするもカウント2。
  ソントンがショルダー・タックル。
  タイガーがカウンターでドロップ・キック。
  フェイントからヘッド・ロック。
  コーナーに振られるやクロス・ボディで帰る。カウント2。
  ロープに走ったソントンに再びクロス・ボディ。カウント2。
  ソントンを何とか持ち上げるとツームストンで1,2,3! 
  タイガーが新チャンピオンに!


HWWF Jrヘビー級王座戦:ブラック・タイガー(ch)vs.タイガー・マスク(5/26/82)
  腕を取り合って離れる。
  張り合って同じような動きをする。
  タイガーがショルダー・タックルを決めるもブラックは倒れない。
  ブラックがヒップ・トスを決めるもタイガーはアーム・ドラッグに切り返す。
  再びヒップ・トスを狙うもブラックは着地して見せる。
  ブラックがフルネルソン。
  タイガーがミュール・キックで逃れる。
  ブラックもすぐ跳び起きる。
  ブラックがキッチン・シンクからリスト・ロック。
  投げ落とす。
  タイガーは戻ってくるとソバットを軽く当てる。
  タイガーがショルダー・タックルを決める。
  ブラックは跳び起きると突っ込むもいなされ転落。
  エプロンに登るとロープの上に立つも投げ落とされる。
  タイガーがコブラ・ツイスト。
  ブラックがヒップ・トスに返すとショルダー・スルー。
  4つに組んでタイガーの上にのる。
  タイガーは勢いをつけて起き上がるとモンキー・フリップ。
  ブラックが反撃を許さない。
  ブラックが抱え挙げようとする。
  タイガーがアーム・ドラッグに切り返しサマーソルト。
  ショルダー・スルーにソバット。
  ブラックが場外に逃れ間を置く。
  ブラックはリングに戻るとタイガーを攻める。
  タイガーはロープに振ると連続攻撃へ。
  ブラックはカウンターで蹴りを放ち動きを止める。
  背中に抱え首を締め上げる。
  タイガーは逃れるとモンキー・フリップからアッパーカートへ。
  ブラックが避けると同時にヘッド・ロック。
  タイガーはロープに振り逆さ吊りにするとニー・ストライク。
  ブラックがダブル・アーム・スープレックスを決めカバー。カウント2。
  タイガーを落とすと殴りつけリングに戻す。
  戻ってきたタイガーをロープで固定するとドロップ・キック。
  もう1発狙う。
  タイガーが抜けてクロス・チョップ。
  ドロップ・キックで落とすとダイブを狙う。
  逃げたのを見て619のフェイク・ダイブを挟んでブランチャへ。
  ブラックはこれも避け自爆させる。
  エプロンに上がってきたタイガーにリング内へのブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
  ブレーン・バスターを狙う。
  タイガーが後ろに着地しジャーマンを狙う。
  ブラックはロー・ブローを決めて防ぐとダイビング・バック・エルボー・ドロップへ。
  タイガーは避けて自爆させるとツームストン。
  そしてムーンサルトで1,2,3!
  タイガーが新チャンピオンになる!

試合結果

@WWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.ベビー・フェイス(2/9/82)
Aタイガー・マスクvs.ブラックマン(3/12/82)
Bタイガー・マスク、星野勘太郎vs.ブラックマン、カルロフ・コロセッティ(3/19/82)
Cタイガー・マスク、アントニオ猪木、藤波辰巳vs.マスクド・スーパースター、ドン・ムラコ、スティーブ・ライト(3/30/82)
Dタイガー・マスク、木村健吾vs.スティーブ・ライト、ブラックマン(3/31/82)
EWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.スティーブ・ライト(4/1/82)
FWWF Jrヘビー級王座戦:タイガー・マスク(ch)vs.ブラック・タイガー(ダブル・カウントアウト)(4/21/82)
GNWA Jrヘビー級王座戦:レス・ソントン(ch)vs.タイガー・マスク(新チャンピオン!)(5/25/82)
HWWF Jrヘビー級王座戦:ブラック・タイガー(ch)vs.タイガー・マスク(新チャンピオン!)(5/26/82)