Highspots:Best of Genichiro Tenryu Revolution Disc Fiveの分析
名勝負 | 決勝、三冠王座戦:天龍源一郎vs.川田利明(全日本プロレス 10/28/00) |
好勝負 | なし |
@決勝、三冠王座戦:天龍源一郎vs.川田利明(全日本プロレス 10/28/00)
全日にハードな打撃を取り入れた天龍と
四天王プロレスを作った川田が激突して面白くならない訳がありません。
何もしない、痛みを隠すという行為で緊張感のある舞台をセットすると・・・
川田は容赦なく顔にビッグ・ブーツを決めて流血させ
天龍はそんな打撃をことごとく受けきってしまう。
壮絶。
壮絶なハード・ヒッティング・マッチで
見る者はその世界に引きずり込まれ、
強烈なインパクトにおののき、
そして無表情という表情も取り込んだ天龍の圧倒的スケールに魅了されます。
只1つ注文をつけるなら最後の最後まで打撃にこだわって欲しかったですけどね。
ぎりぎり名勝負です。
A天龍源一郎vs.小島聡(全日本プロレス 2/24/02)
天山ムーブを絡める等序盤は良い心理戦を繰り広げましたね。
そこからコーナー、場外と使って広げました。
エプロンの攻防から脚にラリアットを打ったのに
脚攻めを行わなかったようにセミ仕様ではありますが
気持ちの入った内容に盛り上がりました。
ただし後半の天山ムーブはいらないし、
最後の打撃の打ち合いのパンチ/チョップ等の組み合わせはより良く出来るはず。
好勝負に少し届かず。
B三冠王座戦:天龍源一郎vs.武藤敬司(全日本プロレス 4/13/02)
川田が怪我で王座を返上したため
またこのカードで三冠王座戦を行います。
前回もごり押しで好勝負に持っていっただけに
全日のトップの王座戦としてはちょっと厳しい内容になってしまいました。
武藤の腕攻めというラインはあるものの
特に深いレベルの利用も無く
19分30秒各種スポット、攻防で埋め試合を構築させたことが
最大の評価ポイントとなる一戦。
まあまあ良い試合程度です。
C長州力vs.天龍源一郎(WJ 3/15/03)
大物対決というだけで中身はない。
長州が駄目過ぎますね。
椅子への53歳、をかけるに値する内容ではありません。
ひどい試合。
D天龍源一郎vs.越中詩郎(WJ 4/19/03)
初っ端に場外戦を持ってきたり、軽はずみな攻防をしたりと
WJらしい気の緩みを感じますね。
多少の相手への意識と基本、流れはあるので
悪くない試合ではありますけど。
E初代タッグ王者決定トーナメント決勝:天龍源一郎、長州力vs.越中詩郎、新崎人生(WJ 8/21/03)
ダイブ3連発ではじめたり、控えが入ってきてスポットを生み出します。
構築というよりWJの適当さの現われでしょうね。
天龍と人生の絡みは素晴らしかったし、少しばかりは派手ですが
やっぱり長州が脚を引っ張っていて
形だけのラリアット、シャープ・シューターでフィニッシュとは興ざめ。
悪くない試合。
F天龍源一郎vs.マンモス佐々木(WMF 12/27/03)
佐々木がパンチを誘発しますが
天龍の世界に入って試合を作れる訳もなく、
プロとは思えない、みすぼらしい内容になっています。
その上必殺技の安売り。
何故か出てきたビール瓶攻撃だけが見所か。
ひどい試合。
総評
全日本のは日本でもDVD化されているし、
かといってWJ、WMFの試合はいれる必要はない。
ディスク5は駄作です。
天龍はキャリアが長いだけに他の個人物に比べ散漫になってしまった印象。
量が多いので当たりも当然あるし、
それでも尚お買い得ではあるけどね。
DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:12/8/09)
注目試合の詳細
@決勝、三冠王座戦:天龍源一郎vs.川田利明(10/28/00)四つに組む。
川田が解いてハイ・キックを放つも避けられる。
天龍はコーナーに押し込むもクリーンに離れる。
腕を取る。
川田がコーナーに逃げる。
天龍は離れ際にエルボー。
川田が脚を取って倒しヘッド・ロック。
天龍がバック・ドロップを狙うも川田が締め上げる。
ロープに振られた川田がショルダー・タックル。
サッカーボール・キックを叩き込む。
天龍が起き上がり相対する。
同時に蹴りつける。
天龍がエルボー。
川田も打ち返し打ち合いに。
川田が受けると同時にロープに走る。
天龍がカウンターでチョップ。
スナップ・メアからサッカーボール・キック。
川田は起き上がるとロー・キック連発で倒す。
ボディ・スラムからサッカーボール・キック。
天龍が起き上がる。
天龍はコーナーに押し込むとチョップを放っていく。
パンチも織り交ぜる。
川田は体勢を入れ替えるとチョップを放っていく。
天龍が顔をしかめる。
リング中央でチョップの打ち合い。
川田がビッグ・ブーツ。
もう1発。
天龍は倒れるもその状態からロー・キックを放っていく。
川田は天龍を蹴りつけるとニー・ドロップ。
天龍が場外に転がり出て間を置く。
リングに戻ってきた天龍に川田がハイ・キック。
ロー・キックを放っていく。
天龍は受けきるとパンチ。
パンチ。
パンチで倒す。
頭部を蹴りつける。
チョップにパンチ。
川田がハイ・キックで返す。
ハイ・キックで倒す。
頭部を蹴り上げていく。
天龍は起き上がるとハイ・キックを受け止めドラゴン・スクリュー。
背中を蹴りつける。
レッグ・ロック。
川田がロープを掴む。
天龍は再びレッグ・ロック。
更に強力に締め上げる。
川田がロープを掴む。
天龍がパンチ。パンチ。
倒れた川田にシャープ・シューター。
川田がロープを掴む。
再びシャープ・シューターを狙うも崩れる。
ブレーン・バスターを狙う。
川田は耐えロープに逃げる。
天龍がチョップとパンチのコンボ。
ブレーン・バスターを狙う。
川田が腰を落として耐える。
お互い持ち上げようとする。
最後は川田がブレーン・バスターを決める。
コーナーの天龍にビッグ・ブーツ。
ハイ・キックでダウンさせると頭部を蹴りつける。
頭部を蹴り上げる。
天龍はすくっと起立する。
川田がビッグ・ブーツ。
ラリアット。
天龍はまだ立っている。
ラリアット。
天龍はふらつくも倒れない。
川田は腕を取るとチョップを浴びせていく。
ハイ・キックで倒す。
起き上がってきた天龍にチョップ。
天龍も返す。
川田がビッグ・ブーツ。
天龍は受けると同時にロープに走るとラリアットで倒す。
カバーするもカウント2。
延髄切りを決める。
ボディ・スラムからダイビング・バック・エルボー・ドロップ。
カバーするもカウントは2。
変形バタフライ・ロック。
川田が蹴り上げて逃れる。
天龍はボディ・スラムからサッカボール・キック。
川田が起き上がりロー・キックを放っていく。
天龍もパンチで応戦。
川田がロー・キックから不意をついてパンチ。
片膝を突きながらも起き上がった天龍に延髄切り。
チョップにサッカーボール・キックのコンボ。
ストレッチ・プラグに捕らえる。
川田が十分と見てカバーへ。カウントは2。
パワー・ボムを狙う。
耐える天龍の頭部を蹴り上げウィール・キック。
パワー・ボムを狙う。
天龍がリバース・スープレックスに返す。
突進してきた川田にラリアット。
カバーするもカウント2。
パワー・ボムを狙う。
耐える川田にウィール・キック。
ふらつく川田にラリアット。
パワー・ボムを決めるもカウントは2。
川田を起こそうとする。
川田が不意をついてハイ・キック。
チョップ。
天龍もチョップを打ち返す。
天龍がパンチ。パンチ。
川田が不意を突いてバック・ドロップ。
もう1発決める。
天龍は起き上がろうとするも脚がもつれ場外に転落。
レフェリーがチェックする。
天龍はなんとか起き上がるとリングに戻ろうとエプロンに上がる。
そこに川田が顔面へのビッグ・ブーツ。
天龍は柵にぶつかり完全にダウン。
川田は起こすと柵にぶつけビッグ・ブーツ。
天龍は鼻から流血している。
リングに戻すと頭部を蹴り上げる。
立ち上がった天龍にハイ・キックを放っていく。
ロー・キックも放っていく。
ハイ・キック。
パンチ。
ハイ・キック。
ロー・キック。
天龍は尚立っている。
頭部を蹴りつける。
延髄切りへ。
ガードされるもロープに走りビッグ・ブーツ。
延髄切りを決める。
天龍が耐えラリアット。
天龍は起き上がると再びラリアットへ。
避けられるも返し刀でパンチ。
ダウンした川田を起こすとノーザンライト落としで1,2,3!
天龍の勝利!
A天龍源一郎vs.小島聡(全日本プロレス 2/24/02)
組むと小島がロープに押し込み張り手。
天龍は動じない。
組むと天龍が小島をロープに押し込む。
クリーンに離れる。
組むと天龍がコーナーに押し込みチョップ。
チョップを放っていく。
グラウンド・ヘッド・ロック。
小島は起き上がるとロープに振る。
天龍がショルダー・タックル。
ロープに走る。
小島を蹴りつけるとモンゴリアン・チョップを打っていく。
小島がエルボーを打っていき倒す。
場外に出た天龍にトペ・スイシーダ。
蹴りつけるとリングに戻る。
天龍もリングに戻る。
小島は蹴りつけるとエルボー・ドロップ。
ヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
セントーンからチン・ロック。
首4の字。
天龍は反転させるとすり抜けエルボー・ドロップ。
ボディ・スラム。
チョップ。
セントーンを決める。
小島が花道に転がり出る。
天龍は後を追うとラリアット。
リングに戻る。
5分経過。
小島がリングに戻る。
ヘッド・ロック。
天龍がバック・ドロップに切り返す。
ブレーン・バスター。
カバーするもカウント2。
チョップ。
コーナーに振りラリアット。
コーナーに振りチョップ。
チョップにパンチのコンボ。
連発する。
ロープに走りラリアットへ。
小島は避けると蹴りを入れエース・クラッシャー。
両者ダウン。
小島がドロップ・キック。
天龍がエプロンに転がり出る。
小島はエプロンに出るとエース・クラッシャーを狙う。
耐える天龍にエルボーを落とすと場外へのエース・クラッシャー。
リングに戻るとブランチャへ。
天龍は避けて自爆させるとチョップ。
エプロンに上がる。
小島がラリアットで脚を払う。
リングに戻る。
小島が低空ドロップ・キック。
脚を蹴りつける。
ターン・バックルにぶつけチョップを叩き込んでいく。
コーナーに振りフォア・アームズ。
ダイビング・エルボー・ドロップを決めカバー。カウント2。
ロープに走る。
天龍がカウンターでチョップ。
延髄切り。
10分経過。
ラリアットを決めカバー。カウント2。
ニー・ドロップ。
バタフライ・ロック。
小島が蹴り上げて逃れる。
小島の頭部を蹴りつける。
アーム・ロック+チン・ロック。
小島が蹴り上げて逃れる。
天龍がコーナーの小島の後頭部にラリアット。
もう1発。
コーナーにのせるとスパイダー・ジャーマン。
ダイビング・バック・エルボーからカバー。カウントは2。
小島の頭部を蹴りつける。
起こして張り手。
小島がチョップ。
天龍が張り手。
ロープにもたれた小島に張り手。
ロープに振ろうとする。
小島が防いでエルボー。
ファルコン・アローを決めカバー。カウント2。
天龍にアーム・ロック・ネック・ブリーカー。
カバーするもカウント2。
エルボー・パッドを外すとロープに走る。
ラリアットへ。
天龍はガードするとパンチ。
ブレーン・バスター。
両者ダウン。
天龍が起き上がりラリアットを狙う。
小島がカウンターでラリアット。
15分経過。
カバーにいくがカウント2。
小島がロープに走りラリアット。
カバーするもカウント2。
両者ダウン。
小島は起き上がると天龍を起こそうとする。
天龍がパンチ。
チョップの打ち合い。
小島が先に倒れる。
天龍が小島にチョップ。
小島がエルボーで打ち返す。
打ち合い。
小島がパンチで打ち返す。
天龍がチョップで小島を倒す。
天龍が起き上がった小島にパンチを入れパワー・ボム。カウントは2。
小島が吼えて起き上がるも崩れる。
天龍は小島を起こすとブレーン・バスターで1,2,3!
天龍の勝利!
試合結果
@決勝、三冠王座戦:天龍源一郎(新チャンピオン!)vs.川田利明(全日本プロレス 10/28/00)A天龍源一郎vs.小島聡(全日本プロレス 2/24/02)
B三冠王座戦:天龍源一郎(新チャンピオン!)vs.武藤敬司(全日本プロレス 4/13/02)
C長州力vs.天龍源一郎(WJ 3/15/03)
D天龍源一郎vs.越中詩郎(WJ 4/19/03)
Eタッグ王者決定トーナメント決勝:天龍源一郎、長州力(初代チャンピオン!)vs.越中詩郎、新崎人生(WJ 8/21/03)
F天龍源一郎vs.マンモス佐々木(WMF 12/27/03)