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Highspots:Best of Genichiro Tenryu Revolution Disc Fourの分析


名勝負 なし
好勝負 天龍源一郎vs.高田延彦(UWFi 9/11/96)

@天龍源一郎vs.高田延彦(UWFi 9/11/96)
 新日との提携後なので高田は随分とお行儀が良い。
 もはや牙を持ってはいません。
 しかし圧倒的支持を集めるホーム・プレイヤーとして色気はあるし
 (意図的に出せるようになっているのは大きな成長です)、
 ハードな攻撃を失っている訳じゃない。

 空振りした攻防が幾つかあるものの
 それぞれのスタイルに準拠して相手に飲まれず
 非常にクレバーに試合を組み立てていますね。

 天龍も武藤が開発した対UWFスタイルを拝借したり(勿論悪意は引き継いでいない)精力的に応じました。

 流血要素を考慮するともう少し天龍が耐えて
 ダイナミズムを高めれた余地はありましたかね。

 華々しくではなく囁くように試合は終わるが
 流儀だからと言い訳せずとも高田はその見せ方を習得している。

 ぎりぎり好勝負。

A天龍源一郎vs.グレート・ムタ(WAR 10/11/96)
 ムタのハードコアな乱戦。
 この種の試合は日本の限界で中々広がらない事がしばしばあるけれど
 今回は瓶の破片やテーブルと色々行っていて着実な見せ場があります。
 シャツに血で文字をかいたり、毒霧を手でふさいだり
 特別な行動もあり、予想以上の内容です。
 中々良い試合。

B1回戦:天龍源一郎vs.藤原喜明(WAR 11/24/97)
 藤原が、片時も油断できない&しつこいスタンスで
 グラウンド戦に引きずり込みますが、
 天龍のやり方は許容しないので退屈な凡戦になっています。
 痛みはありますがじわじわすぎて届く前に
 チョップが喉に入って3カウント(+ぎりぎり返したようにも見える)という弱いフィニッシュを迎える。
 悪い試合。

C天龍源一郎、マグナムTOKYOvs.荒谷望誉、スモウ・フジ(WAR 6/20/99)
 乱戦とアピールで序盤がないので途中で軽くだるみが生まれますが全員良い動きをしている。
 天龍は好調でインパクト・ポイントにジャストで当ててきますし、
 荒谷も割かし動けて良いサンドバックになっている。
 マグナムは華があり、フジはしっかりしたヒールの運びです。
 平均的な良試合。

D天龍源一郎、荒谷望誉、中牧昭二vs.大仁田厚、奥村重雄、サンボ浅子(WAR 6/20/99)
 前半は会場中を使って椅子、金属板を常用した乱闘。
 何も考えていないが楽しめますね。
 しかし後半、リングに入ってからも考えなしなので
 単なる技を打ってカットのループに陥っています。
 平均より少し上。

E天龍源一郎vs.佐々木健介(新日本プロレス 10/11/99)
 重いサブミッション、ハードな打撃、ラリアットなどの大技の組み合わせ。
 爆発的な試合になる可能性もありましたが
 対等な構図が描けず、単発で遅速な展開になって失敗。
 最後はブランチャ、打ち合いで軽く伸びはしたけれど。
 平均より少し上。

Fハヤブサvs.天龍源一郎 (WAR 7/13/00)
 カードだけ見れば豪華ですけど
 2,3年前に実現して欲しかったというのが試合を見た印象ですね。
 天龍がラリアットを乱発したりと適当な内容でそれを客も仕方ないなと受け入れてしまう。
 そんな感じ。
 平均レベル。

総評
 対抗戦系のカードが多く地味に面白いですね。
 ただ外れ試合もそれなりにある。
DVD Rating:★★☆☆☆
 (執筆日:12/8/09)

注目試合の詳細

@天龍源一郎vs.高田延彦(UWFi 9/11/96)
  高田が軽くロー・キック。
  ロー・キック。
  ロー・キック。
  天龍が張り手を打ちながら一気にコーナーにつめる。
  エルボー。
  ボディ・スラム。
  ダイビング・バック・エルボーへ。
  高田は避けて自爆させると灰・キックを放っていく。
  ミドル・キックを叩き込むと天龍は場外へ。
  高田がコーナーでポーズ。
  天龍がリングに戻る。
  ナックル・ロック。
  高田がタックルを狙う。
  天龍が防ぎチン・ロック。
  アーム・バーを狙う。
  高田は防いで体勢を変えるとアキレス腱固め。
  天龍が体勢を変えて逃れる。
  上になろうとするも高田がロープを掴む。
  ナックル・ロック。
  天龍が高田をロープに押し込む。
  クリーンに離れると見せかけチョップ。
  ロープに振ろうとする。
  ロープを掴んで防いできた高田に蹴り。
  離れる。
  高田が胸を突く。
  高田がミドル・キック。
  天龍が体をつき合わせる。
  高田が張り手。
  天龍がすぐ打ち返して揺らがせる。
  ニーを叩き込んでいき場外に捨てる。
  場外に下りる。
  高田が距離を取りリングに入る。
  5分経過。
  天龍は間を取る。
  高田が上がってこいよと声をかける。
  天龍がリングに入る。
  高田がミドル・キックを放っていく。
  天龍が受け止めドラゴン・スクリュー。
  レッグ・ロックを狙う。
  高田が丸め込みで体勢を入れ替えアキレス腱固め。
  天龍もアキレス腱固め。
  天龍は上体を起こすとマウントでエルボー。
  高田が両脚で腕を挟みアーム・バーへ。
  天龍がロックして耐える。
  引き離すことに成功するも直後に天龍がロープに足をかける。
  高田が足をかけて倒そうとする。
  天龍が耐え前の高田を持ち上げようとする。
  高田が脚に巻きつこうとする。
  天龍がつぶしてエルボーを叩き込んでいく。
  高田がガード。
  天龍は腹を殴りつけてから起き上がる。
  高田が起き上がり仕切りなおし。
  高田がロー・キック。
  10分経過。
  前に蹴り。
  天龍をコーナーに押し込むとロープを踏み台にニーを突き上げる。
  ニーを突き上げていく。
  レフェリーが引き離すも高田は距離を取らずに戻ってニーを叩き込んでいく。
  胸にハイ・キック。
  もう1発。
  天龍がグー・パンチで高田を倒す。
  体を起こした高田にパンチ。
  マウントで連続パンチ。
  エルボー・ドロップからカバー。カウント2。
  ハイ・キック。
  チョップを連打し倒す。
  エルボー・ドロップからカバー。カウント2。
  起こすとブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  頭部を踏みつけ背中に蹴り。
  起き上がった高田にチョップを叩き込んで倒す。
  テキサス・クローバー・リーフ。
  高田が何とかロープを掴む。
  天龍が蹴り。
  ウィール・キックへ。
  高田はかわすとアキレス腱固め。
  天龍が何とかロープを掴む。
  天龍は流血している。
  高田が天龍の背中に蹴り。
  起き上がった天龍にロー・キックを叩き込んでいく。
  ハイ・キックで倒す。
  ロー・キックを叩き込みハイ・キック。
  天龍が崩れダウン。
  高田がカバー。カウント2。
  バック・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  アーム・バーへ。
  天龍がロックして耐える。
  ロックが離れるも伸ばされる前にロック。
  高田が引き離し伸ばすが、すぐに天龍の足がロープにかかる。
  天龍は何とか起き上がったと思いきや不意をつきラリアット。
  カバーするもカウント2。
  チョップ。
  中途半端なラリアット。
  ラリアットへ。
  高田が受け止め脇がために引きずり込む。
  天龍がロープに逃げる。
  高田が天龍の頭部に蹴りを叩き込んでいく。
  天龍は起き上がるとパンチへ。
  高田はガードするも崩れてダウン。
  天龍がカバー。カウント2。
  天龍が延髄切り。
  胸に蹴りを放つ。
  ダウンした状態から踵を叩きつける。
  起き上がる。
  起き上がった高田にラリアット。
  カバー。カウント2。
  高田がダウン状態から蹴り。
  天龍は起き上がった高田にグー・パンチ。
  天龍が高田の体を起こす。
  高田がミドル・キック。
  天龍が張り手へ。
  高田はガードするとハイ・キック。
  天龍がチョップ。
  高田がミドル・キック。
  チョップと蹴りの打ち合い。
  天龍はガードして押していく。
  喉にチョップ。
  高田はロープにまで押されるが連続で蹴りを放っていく。
  天龍が張り手。
  ゆらいだ高田を押し倒してカバー。カウント2。
  パワー・ボムを狙う。
  高田は耐えて逃れると脇固め。
  体勢を変え腕を引き上げる。
  天龍がギブ・アップ!
  高田の勝利!


Fハヤブサvs.天龍源一郎(WAR 7/13/00)
  グラウンド・レスリングで準備体操。
  ハヤブサが腕を取り返しソバットを叩き込むも天龍は平然としている。
  張り手も耐えるとお返しのチョップ。
  天龍が攻めチョップ。
  ハヤブサもロープに走りフォア・アームズ。
  もう1発狙う。
  天龍がカウンターでラリアット。
  攻めてショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  ショルダー・スルーを狙ったハヤブサを蹴り上げようとする。
  ハヤブサは蹴りを受け止めるとドラゴン・スクリュー。
  場外に逃れた天龍にブランチャ。
  ハヤブサは柵にぶつけられかけるも踏み止まりハイ・キック。
  更にトペ・コンヒーロ。
  リングに戻すとスプリングボード式スピン・キックからカバー。カウント2。
  天龍はレッグ・ラリアットを食らいふらつくも耐えてラリアット。
  チョップで落とすとトペ・スイシーダ。
  リングに戻すとブレーン・バスターを狙う。
  ハヤブサは後ろに逃れるとフィッシャーマンズ・バスター。
  バック・ドロップを決めカバー。カウント2。
  ファルコン・アローもカウントは2。
  450°スプラッシュもカウント2。
  ボディ・スラムを耐えられハリケーン・ラナに狙いを変える。
  天龍がパワー・ボムに切り返す。
  ダイビング・エルボー・ドロップを決めカバー。カウント2。
  ラリアットへ。
  ハヤブサは避けるとペイレイ・キック。
  スパイン・バスターを決めるもカウント2。
  ならばとコーナー上へ。
  天龍はハヤブサを捕らえると雪崩式インバート・スープレックス。
  カバーするもカウント2。
  ラリアットを決めカバーするもカウントは2。
  もう1発決める。
  更にパワー・ボムで1,2,3!

試合結果

@天龍源一郎vs.高田延彦(UWFi 9/11/96)
A天龍源一郎vs.グレート・ムタ(WAR 10/11/96)
B1回戦:天龍源一郎vs.藤原喜明(WAR 11/24/97)
C天龍源一郎、マグナムTOKYOvs.荒谷望誉、スモウ・フジ(WAR 6/20/99)
D天龍源一郎、荒谷望誉、中牧昭二vs.大仁田厚、奥村重雄、サンボ浅子(WAR 6/20/99)
E天龍源一郎vs.佐々木健介(新日本プロレス 10/11/99)
Fハヤブサvs.天龍源一郎 (WAR 7/13/00)