Highspots:Best of Genichiro Tenryu Revolution Disc Threeの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 天龍源一郎、石川敬士vs.長州力、木戸修(WAR 3/3/93) |
@天龍源一郎、阿修羅原vs.石川敬士、サムソン冬木(SWS 1/6/92)
再結成した龍原砲の連携技は良いし
足手纏いの冬木も目新しい技で見所に貢献している。
単純な優位状況以外の多様なタッチで
良いリズムを通している内容です。
平均的な良試合。
A天龍源一郎、石川敬士vs.長州力、木戸修(WAR 3/3/93)
長州は構築力に欠けるレスラーだが
時に単純な行為で雄弁に語って驚かせる。
今回も最初に彼がプライドを試合に持ち込んだために、
木戸、石川の地味なグラウンド、打撃に注意を集める事が出来ました。
控えを見ながら試合を進めたり、と
視線を要素に加える、という斬新な取り組みも行って
4人が入り乱れる見事なクライマックスに繋がっている。
当然ハード・ヒッティングも出来ていますね。
また石川が足を引っ張ると思っていましたが
没個性的な攻撃はともかくタイミングもペース理解も良かったですね。
素晴らしい”対抗戦”で予想以上。
文句なしに好勝負です。
B天龍源一郎、北原光騎vs.獣神サンダー・ライガー、藤波巽(新日本プロレス 8/3/93)
新日の速攻+脚攻めの組み合わせは中途半端だし、
北原はまずストリート・ファイトの格好がよろしくない。
蹴りスタイルとの不一致、受けの悪さ、誤魔化しの露呈。
何もよいことはありません。
少し悪い試合。
C天龍源一郎vs.アントニオ猪木(新日本プロレス 1/4/94)
擬音と振る舞いで彩った、”何もなし”により
緊張感と雰囲気を作り上げました。
しかし使い回すには耐えないスリーパー落としネタを挟んだ後の
後半は見所に欠け、仮組みの見せかけの内容に過ぎません。
猪木が5年ぶりのシングル・フォール負け、という結果などで
何らかの深読みはさせられるでしょうが決して試合で語った物ではありません。
猪木の誤魔化しの時代におけるワン・オブ・ゼム。
平均レベルです。
D天龍源一郎、北原光騎vs.エル・サムライ、武藤敬司(WAR 1/5/94)
変化の武藤と直球の天龍。
両者エースとして輝いていますね。
そしてサムライが試合を大きく支えている。
いつもながら彼の行動は本当に棘が無い。
優しい抱き方をしますね。
武藤の控え関連の行動に関して計算が狂っているのと
北原がその時点におけるペース速度を読めず、
自分の平常ペースから入るのを除けば良い内容でしたね。
平均的な良試合。
E天龍源一郎vs.阿修羅原(WAR 10/3/94)
一部、ゆったり空けた間に気持ちが入る事もありましたが
基本的にプロレスの受け、間のない単なる耐え合い。
第3勢力の乱入という、中途半端な位置且ついらぬスポットもあるし、
その乱入者のダメージ表現がひどすぎる。
最後は無駄な技連発で終わり。
悪くない試合。
F天龍源一郎vs.北尾光司(WAR 7/7/95)
R制で格闘技戦の様相を呈しています。
しかし北尾は打撃が重いだけで
何の心構えも見得もなく、要するに不細工です。
まあ出来てない人間にとって、いらぬビール瓶攻撃でぐったりした
相手に技連打で簡単にひっくり返されるのは気分が悪いでしょうが
北尾は常日頃良い、って事もないので言い訳にはならない。
ひどい試合。
G天龍源一郎vs.藤波巽(新日本プロレス 4/29/96)
早くも藤波が3連続ダイブを狙う激しい内容。
天龍の打撃で流血するので雰囲気もあります。
天龍とのリズムの食い違い、
ダメージによる動きの淀みが足枷になっていますが
ある程度は試合の性質によって許容される。
まあまあ良い試合。
DVD Rating:★★☆☆☆
(執筆日:2/1/10)
注目試合の詳細
A天龍源一郎、石川敬士vs.長州力、木戸修(WAR 3/3/93)天龍対長州で試合開始。
組むと長州がロープに押し込む。
クリーンに離れる。
すぐ組むとコーナーに押し込む。
クリーンに離れる。
組むと天龍がロープに押し込みチョップ。
組むと天龍がヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
ロープに走りラリアットへ。
長州がカウンターでラリアットを打ち相打ち。
天龍の方が痛む。
先に長州が動いてロープに走りラリアット。
天龍が場外に転がり逃れる。
長州がリングで待つ。
天龍がリングに戻る。
長州がヘッド・ロック。
締め上げていく。
フロント・ヘッド・ロックを決め自陣へ。
交代した木戸はスナップ・メア。
ストレッチ・プラグ。
起き上がられるもアーム・ドラッグで倒しアーム・バーへ。
天龍がロックして耐える。
石川が入ってきて踏みつけカット。
天龍が木戸の腕を取ろうとする。
回転されるもタッチ。
石川がヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
アーム・バーへ。
木戸はロックして体勢を変える。
逃れるとアキレス腱固め。
石川もアキレス腱固め。
転がってロープを掴む。
木戸が先に動き蹴り。
ロープに振る。
タッチしていた長州が入りバック・エルボー。
ブレーン・バスター。
シャープ・シューターを狙う。
石川が耐える。
長州が決める。
天龍が入りかけるのを見てすぐ解いて構える。
天龍は控えに戻る。
交代した木戸がレッグ・ロック。
木戸が体勢を変え蹴りつけるも木戸は放さない。
タッチした天龍がレッグ・ドロップ。
蹴りつける。
天龍を見てから再び蹴りつける。
ロープに走り蹴りつける。
踏みつける。
ロープ・ブレイク。
タッチした木戸が脇を蹴りつける。
蹴りつけようとする。
石川は受け止めるとラリアット。
交代した天龍が延髄切り。
キャメル・クラッチ。
放す。
チョップ。
コーナーに崩れた所をラリアット。
タッチし羽交い絞め。
石川が胸にエルボー。
起こしてアッパーカート。
木戸がロープに走りエルボー。
石川がエルボー。
木戸がロープに走りエルボーで倒す。
長州の出したニーにぶつける。
交代した長州が蹴り上げていく。
石川がヘッド・バッド。
ヘッド・バッド。
タッチするとコーナーに振る。
石川に降られた天龍がラリアット。
チョップを打っていく。
エルボー。
頭部にニー。
頭部にエルボーを叩き落す。
ターン・バックルにぶつけタッチ。
石川がボディ・プレス。
シャープ・シューターを狙う。
木戸を見ながら決めようとする。
長州が耐えるも決まる。
自陣に引きずりタッチ。
天龍が長州に蹴り。
頭部を蹴りつけていく。
交代した石川がレッグ・ドロップ。
カバーするもカウント2。
交代した天龍がチョップ。
ボディ・スラム。
ダイビング・バック・エルボー。
カバーするもカウント2。
ヘッド・ロック。
長州がバック・ドロップ。
天龍は何とか起き上がって長州を自陣に引っ張りタッチ。
石川が長州に延髄切り。
天龍が入ってきて2人で長州に延髄切り+ジャンピング・キックで挟み撃ち。
石川が長州をロープに振りラリアット。
カバーするもカウント2。
構えて突進。
長州はガードするとロープに走りラリアット。
カバーするも天龍が入ってきて頭部に蹴り。
長州がロープに走る。
石川ではなく控えの天龍にラリアット。
石川の後頭部にラリアット。
木戸にタッチ。
天龍が自陣に崩れた木戸にタッチして入り突進。
木戸は受け流して脇固め。
石川が入ってきて蹴りつける。
ブレーン・バスターを狙う。
木戸が不意をついて脇固め。
天龍がエルボー・ドロップ。
木戸にボディ・スラム。
ダイビング・バック・エルボーへ。
木戸は避けて自爆させると脇固め。
石川が入ってきて蹴り。
リングに入ろうとした長州にラリアットを決めると場外へ。
木戸が天龍に脇固めを狙う。
天龍が体勢を変えパワー・ボム。
長州が石川を振り切ってリングに入りカット。
天龍が木戸にガット・レンチを狙う。
木戸が木戸クラッチに切り返す。カウント2。
天龍が木戸にチョップ。
延髄切りへ。
木戸はガードするとアキレス腱固め。
石川がレッグ・ドロップでカット。
リングに入ってきた長州にドロップ・キックを狙う。
長州は避けるとシャープ・シューターに捕らえる。
天龍が木戸に延髄切り。
パワー・ボムに続ける。
長州が解いてカットにいくが間に合わず1,2,3!
長州が天龍に襲い掛かる。
石川が長州に襲い掛かる。
他のレスラーが現われ引き離す。
試合結果
@天龍源一郎、阿修羅原vs.石川敬士、サムソン冬木(SWS 1/6/92)A天龍源一郎、石川敬士vs.長州力、木戸修(WAR 3/3/93)→詳細
B天龍源一郎、北原光騎vs.獣神サンダー・ライガー、藤波巽(新日本プロレス 8/3/93)
C天龍源一郎vs.アントニオ猪木(新日本プロレス 1/4/94)
D天龍源一郎、北原光騎vs.エル・サムライ、武藤敬司(WAR 1/5/94)
E天龍源一郎vs.阿修羅原(WAR 10/3/94)
F天龍源一郎vs.北尾光司(WAR 7/7/95)
G天龍源一郎vs.藤波巽(新日本プロレス 4/29/96)