Highspots:Best of Genichiro Tenryu Revolution Disc Oneの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | UN王座戦:天龍源一郎vs.リッキー・スティムボート(全日本プロレス 2/23/84) |
Highspots製。
@天龍源一郎、馬場正平vs.マリオ・ミラノ、メヒコ・グランデ(全日本プロレス 6/11/77)
天龍の技の練習風景しかありません。
マリオは意外にしっかりしていて
サンドバックになるより厳しさで新人をしごける選手に見えたけど・・・。
控えが控えを押さえて押さえている隙にフィニッシュという
この時代には珍しい形でフィニッシュしてましたね。
悪い試合。
Aランバージャック・マッチ:天龍源一郎vs.上田馬之介(全日本プロレス 3/1/83)
ランバージャックの見せ方について統一見解がない上に
天龍は勢いだけでバラバラな行動、
上田も煽れないつまらないヒール・ムーブばかり。
ひどい試合。
BUN王座戦:天龍源一郎vs.リッキー・スティムボート(全日本プロレス 2/23/84)
スティムボートの動きのキレが目を引きますね。
制動圏を作って見事なクラシカルなレスリングを見せます。
余りに素晴らしいので天龍が見劣りしてしまうかと思いきや
相手への集中力を研ぎ澄ませていく事で
このスティムボートと密度の濃いグラウンドの攻防が出来るまでのステージにまで試合中にステップ・アップする。
グラウンド後、徐々に激しさを増す内容ながら
所々で上手いベビーフェイス対決の形を刻むので
観客もしっかりついていきます。
フィニッシュもぴったりですね。
デビット追悼の思惑も満たした素晴らしい試合です。
文句なしに好勝負。
C天龍源一郎、ジャンボ鶴田vs.ブリッティッシュ・ブルドッグ(全日本プロレス 12/7/85)
(最初にカットあり)
ハード・ワーカー同士の対決らしく
激しくぶつかるので面白いけれど特に印象に残るシーンはなし。
最後のパートナーが担いだ背を渡ってのダイビング・ヘッド・バッドなんて未来的な技だけかな。
時間が来たところでブック通りのダブル・リングアウト。
まあまあ良い試合。
D天龍源一郎vs.オレイ・アンダーソン(全日本プロレス 4/5/86)
やっている事は良いのだけど
オレイが腕攻め、天龍が反撃してフィニッシュだけなんて短すぎる。
勿体無いなぁ。
平均レベル。
E天龍源一郎vs.阿修羅原(全日本プロレス 4/12/86)
原が粗くて適当です。
タイプ的には似ている天龍が強引に形をつけて
エネルギッシュな部分を売りに出来るようお膳立てしています。
平均レベル。
FUN王座戦:天龍源一郎vs.テッド・デビアス(全日本プロレス 4/26/86)
(最初にカットあり)
デビアスがアメプロ的間を取りながら重みを維持しており良い試合になるかと思ったんですが
デビアスが腕攻めを長引かせて
間延びさせると共に終盤の脚攻めに違和感を感じさせれば、
天龍も延髄、パワー・ボムを中盤で使い切って終盤は技不足。
時間配分、構築を間違えた内容でしたね。
平均レベル。
G世界最強タッグ・リーグ戦:天龍源一郎、ジャンボ鶴田vs.スタン・ハンセン、テッド・デビアス(全日本プロレス 12/12/86)
他の3人もハンセンのように動くので
驚くべきアップ・テンポで主導権を握り合い、
インパクトのあるシーンを次々と生み出して行きます。
しかし両者勝てば優勝なのに
自らそれを手放すダブル・リングアウトという結末を
特別の理由付けも行う事なくやってしまう。
まあメインでない事でピンフォールという結末が無い事は予想できたのだろうけれども台無しな筋書きです。
中々良い試合。
H優勝決定戦 :天龍源一郎、ジャンボ鶴田vs.スタン・ハンセン、テッド・デビアス(全日本プロレス 12/12/86)
前の試合でメインのファンクスvs.長州、谷津の勝った方が優勝という状況になるも
これがまた両リンで優勝決定戦はこの再戦に。
初っ端のラリアート炸裂により天龍が孤立する展開。
面白いけどお互いが引き合う前の試合程ではないですね。
タッチ成功後はすぐに終盤で
その短さはハンセン、デビアスの強さを軽くする上、
決着こそつくもののこの日3度目のリングアウトです。
普通にメイン・イベントでじっくりやらせるべきでした。
平均より少し上。
DVD Rating:★★☆☆☆
(執筆日:2/1/10)
注目試合の詳細
BUN王座戦:天龍源一郎vs.リッキー・スティムボート(2/23/84)天龍はロープに押し込むもクリーンに離れる。
ヘッド・ロック。
スティムボートはロープに振ると垂直に走る。
天龍が中央に止まりチョップ。
延髄切りへ。
スティムボートがガードする。
仕切り直し。
力比べへ。
スティムボートが押し込む。
天龍は体勢を立て直すとロープに押し込み反動でモンキー・フリップ。
スティムボートは食らいながらも腕のロックを外さない。
ハンマー・ロックの体勢へ。
天龍は起き上がるとロープに振る。
スティムボートがショルダー・タックル。
続けてクロス・ボディ。カウント2。
アーム・ドラッグで腕を取る。
天龍は起き上がるとロープに振りチョップへ。
避けられるも膝蹴りを決める。
エルボー・ドロップへ。
スティムボートは避けるとアーム・ドラッグで腕を取る。
天龍は起き上がると脚を取りスピニング・トー・ホールド。
スティムボートは蹴り飛ばすとアーム・ドラッグで腕を取る。
天龍はロープに脚をかける。
仕切り直し。
天龍がヘッド・ロック。
離すとチョップを入れる。
ニー・ドロップからカバー。カウント1。
フロント・ヘッド・ロック。
離すとバック・ドロップを決めカバー。カウント2。
フロント・ヘッド・ロック。
スティムボートは起き上がると天龍を持ち上げコーナーに乗せる。
クリーンに離れるも天龍がセカンド・ロープから飛びフォア・アームズ。
ターン・バックルにぶつけアイリッシュ・ウィップ。
スティムボートはエプロンに転落。
天龍がショルダー・ブロックを決めていく。
スナップ・メアで投げ入れるとパイル・ドライバー。
カバーするもカウント2。
グラウンド・ヘッド・ロック。
スティムボートは起き上がるとロープに振る。
天龍がショルダー・タックル。
ロープに走る。
スティムボートがショルダー・スルーを決める。
アーム・ドラッグで腕を取る。
天龍がグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
スティムボートは倒立で逃れるとヘッド・ロックへ。
天龍がすぐにグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
スティムボートは倒立と同時にジャックナイフ固め。
天龍はカウント2で返して体勢を戻す。
スティムボートがレッグ・ロックに返す。
4の字に捕らえる。
天龍が反転させる。
ロープ・ブレイクになるも両者離さず場外に転落。
両者カウント9でリングに戻る。
天龍がヘッド・ロック。
スティムボートがバック・ドロップに返す。
スティムボートがチョップ。
2発。
3発目を放つ。
天龍は避けるとチョップでダウンさせる。
ターン・バックルにぶつけようとする。
スティムボートは脚をかけて防ぐと逆にぶつけようとする。
防がれブルドッグに狙いを変える。
天龍は押し飛ばしてスティムボートをターン・バックルにぶつける。
スティムボートがチョップ。
天龍も打ち返しチョップの打ち合い。
スティムボートが打ち勝ちネック・ブリーカー。
カバーするもカウント2。
ネック・ブリーカーからジャックナイフ固め。カウント2。
天龍はロープに振るとショルダー・スルーを狙う。
スティムボートがサンセット・フリップへ。
天龍が腰を落として潰す。
スティムボートはカウント2で返すと同時にボストン・クラブ。
天龍が体を起こしカバーの体勢。カウント2。
スティムボートがサンセット・フリップに返す。カウント2。
スティムボートがヘッド・ロック。
天龍がロープに振りショルダー・タックルへ。
スティムボートもショルダー・タックルを狙い相打ち。
両者ダウン。
天龍がチョップ。
ガット・レンチ・スープレックスからカバー。カウント2。
ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
スティムボートがインサイド・クレイドルに捕らえる。カウント2。
スティムボートがロープに振りショルダー・スルーを狙う。
天龍は飛び越えると着地するなり延髄切り。
カバーするもスティムボートの脚がロープにかかる。
天龍がブレーン・バスターを決める。
ダイビング・バック・エルボーへ。
スティムボートは避けて自爆させるとダイビング・クロス・ボディ。カウントは2。
ロープに振りヒップ・トスへ。
天龍がグラウンド・コブラに返し1,2,3!
天龍の防衛!
試合結果
@天龍源一郎、馬場正平vs.マリオ・ミラノ、メヒコ・グランデ(全日本プロレス 6/11/77)Aランバージャック・マッチ:天龍源一郎vs.上田馬之介(DQ)(全日本プロレス 3/1/83)
BUN王座戦:天龍源一郎(新チャンピオン!)vs.リッキー・スティムボート(全日本プロレス 2/23/84)
C天龍源一郎、ジャンボ鶴田vs.ブリッティッシュ・ブルドッグ(ダブル・リングアウト)(全日本プロレス 12/7/85)
D天龍源一郎vs.オレイ・アンダーソン(全日本プロレス 4/5/86)
E天龍源一郎vs.阿修羅原(全日本プロレス 4/12/86)
FUN王座戦:天龍源一郎(新チャンピオン!)vs.テッド・デビアス(全日本プロレス 4/26/86)
G世界最強タッグ・リーグ戦:天龍源一郎、ジャンボ鶴田vs.スタン・ハンセン、テッド・デビアス(ダブル・リングアウト)(全日本プロレス 12/12/86)
H優勝決定戦 :天龍源一郎、ジャンボ鶴田(優勝!)vs.スタン・ハンセン、テッド・デビアス(リングアウト)(全日本プロレス 12/12/86)