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Highspots:Jushin"Thunder"Liger TV Special Disc Eightの分析


名勝負 ブリティッシュJr王座戦:ディック東郷(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(6/17/96)

Jクラウン王座戦:ウルティモ・ドラゴン(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(1/4/97)
好勝負 なし

Highspots製。

@TOTSJ 決勝:獣神サンダー・ライガーvs.ブラック・タイガー(6/12/96)
 ちょっと相性が 悪いのかな。
 中盤まで本来両者が高めあって出てくるはずのムーブを
 単発で出して積み重ねているんですね。
 一応丁寧には行われているのですが
 この2人ならより面白く調理できるはずなのに、と惜しまれます。
 しかし終盤の派手な撃ち合いは素晴らしく
 決勝としての体裁は保ちました。
 好勝負に届かずも中々良い試合です。

AブリティッシュJr王座戦:ディック東郷(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(6/17/96)
  佐野が方向性を変えずに新日に留まり
 ライガーと試合を変えていけばこんな物になっただろうな、と思わせる過激な一戦。
 序盤の腹攻めへの導入でダイビング・ダブル・ストンプなんて
 10年先取りの技を使うとその後も場外ダウン相手へのヒーロなど迫力ある大技が出てきます。
 同時に一極攻めも上手く絡めているので過剰にはなっていません。
 欠点としては東郷の手数不足(ライガーに比べ)と
 不十分なヒール表現が目につきますけれども
 ライガーの立ち向かってくるなら全力で叩きのめすという
 立ち位置の表現が素晴らしくそれを補って余りありますね。
 ぎりぎり名勝負。

HighspotsのHPには
8冠統一トーナメント1回戦、ブリティッシュJr&WARジュニア級王座戦:獣神サンダー・ライガー(Bri ch)vs.ウルティモ・ドラゴン(WAR ch)(8/5/96)
のカードが記載されているのですが、
映像はは次の試合の最後7分間。
テロップも入っているしネタ元の凡ミスという事か?

BJクラウン王座戦:ウルティモ・ドラゴン(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(1/4/97)
 初っ端にハイ・スピードで6連鎖の攻防を見せ
 観客の心を鷲掴みにしました。
 そこからお互い一極攻め。
 今回の唯一の欠点はここで
 ウルティモはもう少し痛がるべきで
 ライガーは逆に痛がりすぎでしたね。
 それでもジュニア級ならではのグラウンドの攻防で良質には変わりありません。
 そして定番の大技の打ち合いにいくのですが凄かった。
 他のトップ・ジュニアと同じハイ・フライング・レベルを維持しながら
 目まぐるしい攻防を両立させているんですからね。
 もうヒート・アップする一方で
 クイック以外では決着のつきようのない高みに達しましたが
 それを見越していたかのように最後は新技を用意していて・・・。
 これは文句なしに名勝負ですね。
 大満足です。

CJクラウン王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.茂木正淑(3/20/97)
 他の一流レスラー相手の試合と比べると
 各シーンが一方的な力によって構成されているのは否めないものの
 茂木が定番の要素を幅広く取り入れ
 ライガーの魅力を余すところなく発揮させた
 頑張りは大きく評価できますね。
 好勝負に少し届かず。 

総評
 95年〜97年の比重が軽く
 サスケとの再戦など収録して欲しいカードが残りましたけれども
 Highspotsが編集している訳ではないですし
 大ボリューム過ぎるので文句は言えませんね。
 お勧めの一品で全体としては勿論5つ星。
DVD Rating:★★★★★
 (執筆日:11/1/08)

注目試合の詳細

@TOTSJ 決勝:獣神サンダー・ライガーvs.ブラック・タイガー(6/12/96)
  ライガーが握手を求めるもタイガーは応じない。
  ポジションの取り合い。
  レスリングの攻防。
  腕をとられたライガーが素早い動きから逃れ脚を払いカバー。カウント1。
  仕切り直し。
  グラウンドの攻防。
  ライガーはロープを掴むと場外で間をおく。
  力比べへ。
  タイガーは腹に足を当てると跳び上がりハリケーン・ラナ。
  ライガーが場外に出て間をおく。
  リングに戻る。
  タイガーが不意を突いて低空ドロップ・キックを決める。
  脚攻めを開始する。
  4の字を決める。
  ライガーが反転させる。
  タイガーがロープを掴む。
  ライガーはタイガーの脚をリングに叩きつけるとロメロ・スペシャル。
  鎌固めに移行。
  離すとキャメル・クラッチを決める。
  ロープに振りバック・ブリーカー。
  カバーするもカウント1。
  腰を攻める。
  アーム・バーを狙う。
  タイガーは反転しての逃れるとロープに振りレッグ・ラリアット。
  パワー・ボムを決めるとヒーロ。
  レッグ・ロック。
  ライガーがロープを掴む。
  ライガーがグラウンド・ヘッド・シザースを決める。
  ハンマー・ロックに移行する。
  タイガーがロープを掴む。
  ライガーはタイガーをコーナーに振るとウィール・キック。
  コーナーに振ろうとする。
  タイガーが振り返し突進。
  ライガーが場外へのショルダー・スルーに返す。
  タイガーはエプロンに着地すると掌底を避けるとショルダー・ブロック。
  コーナー上へ。
  ライガーは掌底で叩き落すとダイビング・ボディ・アタック。
  リングに戻る。
  戻ってきたタイガーにパワー・ボム。カウント2。
  ブレーン・バスターでカバー。カウント2。
  パワー・ボムを狙う。
  後ろに着地したタイガーに突進。
  タイガーはかわしすと同時にロープを下げて落とすとブランチャへ。
  ライガーは避けるとロープに振ろうとする。
  タイガーが振り返しライガーを柵にぶつける。
  コンクリート上にボディ・スラムを決めるとダイビング・ボディ・アタック。
  リングに戻すとコーナー上へ。
  ライガーが捕らえようとする。
  タイガーが落としダイビング・ボディ・プレスへ。
  ライガーは両膝を立てて迎え撃つとラ・マヒストラル。カウント2。
  フィッシャーマンズ・スープレックスを決めカバー。カウントは2。
  ロープに振りヒップ・トスを狙う。
  タイガーがボディ・シザースで丸め込み。
  ライガーはカウント2で返すと掌底を叩き込む。
  カバーするもカウント2。
  投げっぱなしジャーマン。
  続けてライガー・ボム。カウントは2。
  トルネードDDTへ。
  ブラックは潰すとニーをいれブレーン・バスター。
  続けてBTボム。カウントは2。
  スーパープレックスへ。
  ライガーがクロス・ボディに切り返す。カウントは2。
  ライガーが腕にダイビング・ダブル・ニー。
  続けてアーム・バーを決める。
  タイガーがロープに脚をかける。
  タイガーをコーナー上に載せる。
  タイガーはライガーを蹴り飛ばすとコーナーを降りる。
  突進してきたライガーを担ぎ上げるとコーナー上にのせスーパープレックス。
  カバーし1,2,3!
  タイガーの優勝!


AブリティッシュJr王座戦:ディック東郷(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(6/17/96)
  東郷はライガーへの歓声に苛立っている。
  ロープに押し込むとニーを入れてから離れる。
  レスリングの攻防。
  リスト・ロックを決めた東郷はもう片方の腕にアーム・ドラッグ。
  ロープに走ったライガーにハリケーン・ラナを決め落とす。
  トペ・スイシーダで追撃する。
  マットを剥ぐとそこにDDT。
  リングに戻すとロープに振りキッチン・シンク。
  ボディ・スラムにダイビング・ダブル・ストンプを決める。
  腹を攻めていく。
  コーナーに振ろうとする。
  ライガーは振り返すとモンキー・フリップ。
  更にウィール・キック。
  東郷が先に起き上がりロープに走る。
  クローズラインへ。
  ライガーは避けるとが避け投げっぱなしジャーマン。
  パワー・ボムを決める。カウント2。
  アーム・ブリーカーを決めて行きハンマー・ロック。
  東郷が慌ててロープに脚をかける。
  ライガーが腕にダイビング・ストンプ。
  東郷は場外に出て痛がっている。
  リングに戻った東郷に再び腕攻め。
  東郷をコーナーに固定するとウィール・キック。
  そしてアーム・バー。
  東郷が必死になってロープに逃げる。
  ライガーは掌底で東郷をダウンさせると腕を取ろうとする。
  東郷も取られまいと抵抗。
  ライガーは諦めコーナーに振ろうとする。
  東郷は振り返すと突進。
  ライガーがカウンターで場外へのショルダー・スルーへ。
  東郷がエプロンに着地しショルダー・ブロック。
  コーナー上へ。
  ライガーは掌底で叩き落すとダイビング・ボディ・アタックで追撃する。
  リングに戻りアピール。
  戻ってきた東郷にブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  ハンマー・ロックに捕らえる。
  ジャーマンを狙う。
  東郷がバックを取る。
  ライガーはバックを取り返すとロール・アップへ。
  東郷はロープを掴んで防ぐと向かってきたライガーに場外へのショルダー・スルー。
  ロープ越しの蹴りで倒すと場外へのヒーロ。
  エプロンから飛びついてハリケーン・ラナを狙う。
  ライガーがパワー・ボムに切り返す。
  ライガーがリングに戻りまだまだだな、とアピール。
  戻ってこないので場外に降りるとパワー・ボム。
  リングに戻ると余裕のアピール。
  再び降りるとリングに戻しダイビング・ニー・ドロップ。
  ハンマー・ロックに捕らえる。
  東郷が近くにあったロープに脚をかける。
  ジャーマンを狙う。
  東郷は腰を落として耐えるとロー・ブローを決める。
  パワー・ボムを決めるとコーナー上へ。
  そしてダイビング・セントーン。
  カバーせずに再びコーナー上へ。
  もう1発。
  カバーするもカウントは2。
  3発目を狙う。
  ライガーは避けて自爆させるとコーナー上へ。
  腕にミサイル・キックを決めるとアーム・バー。
  東郷が近くのロープに脚をかける。
  ライガーが東郷をコーナー上にのせる。
  東郷はヘッド・バッドで落とすとトルネードDDTを狙う。
  ライガーは投げ飛ばして防ぐとアピールして掌底へ。
  東郷がドロップ・トー・ホールドを決めラ・マヒストラル。カウント2。
  ライガーは東郷に蹴りを入れるとフィッシャーマンズ・スープレックス。
  カバーするもカウントは2。
  コーナー上にのせるとトップ・ロープからのスーパープレックス。
  起こすと掌底を決めカバー。
  1,2,3!でライガーが新チャンピオンに!


BJクラウン王座戦:ウルティモ・ドラゴン(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(1/4/97)
  ウルティモはコーナーに押し込むもクリーンに離れる。
  ライガーはロープに押し込むとニーをいれロープにフル。
  素早いロープ・ワークからライガーがショルダー・スルーを狙う。
  着地したウルティモがニール・キックへ。
  ライガーは避けるとクローズラインへ。
  ウルティモは避けると脚を取ろうとする。
  ライガーが延髄切りを狙う。
  ウルティモは避けるとラ・マヒストラルを狙う。
  逃げられるもドロップ・トー・ホールドからラ・マヒストラルを決める。
  ライガーはカウント2で返すと場外へ。
  ウルティモが619フェイク・ダイブを見せる。
  ウルティモがリングに戻ってきたライガーに襲い掛かる。
  ロープに振ろうとする。
  ライガーは振り返すとバック・ブリーカー。
  抵抗を退けロメロ・スペシャルを決める。
  鎌固めに移行する。
  パワー・ボム。
  サブミッションで腰と腕を攻める。
  ウルティモがレッグ・ロックに返す。
  ライガーをロープに振るとドロップ・キック。
  カバーするもロープにライガーの脚がかかる。
  レッグ・ロック。
  ライガーがアーム・バーに切り返そうとする。
  ウルティモはロックして耐えると後転で逃れレッグ・ロック。
  腰を振るとインディアン・デス・ロックを決める。
  ロープに振るとショルダー・スルーを狙う。
  ライガーがサンセット・フリップに切り返す。
  ウルティモがカウント2で返しインサイド・クレイドル。
  ライガーは脚を外すとカバーに持っていく。カウント2。
  脚の痛みからウルティモの方が先に起き上がる。
  ウルティモがレッグ・ロック。
  ライガーもレッグ・ロックを決めて逃れようとする。
  レフェリーの判断により両者ロックを外して離れる。
  ライガーが不意をついて蹴りかかる。
  チョップを放つ。
  張り手を打ち返してきたウルティモに掌底。
  コーナーに振りウィール・キックを決める。
  コーナーに振ろうとする。
  ウルティモは振り返すとモンキー・フリップ。
  ドロップ・キックでコーナーに叩き込むともう1発狙う。
  ライガーは受け止めてウルティモをコーナーにのせる。
  掌底へ。
  ウルティモは蹴り払うと背中越しにヘッド・シザース。
  ラ・ケプラーダを決める。カウント2。
  側転からのバック・エルボーへ。
  ライガーは受け止めると投げっぱなしジャーマン。
  カバーするもカウント2。
  ロープに振りドロップ・キックへ。
  ウルティモはロープを掴んで自爆させるとロープに走る。
  ライガーがカウンターでウィール・キック。
  場外に落ちた所をダイビング・ボディ・アタックで追撃する。
  リングに戻ったウルティモにフィッシャーマンズ・スープレックス。
  カバーするもカウント2。
  ブレーン・バスターを狙う。
  ウルティモはアーム・バー・テイク・ダウンで倒すとラ・マヒストラル。カウントは2。
  クローズラインへ。
  ウルティモは避けるとロープに走る。
  ライガーがショルダー・スルーを狙う。
  ウルティモが背後に着地。
  ロープ・ワークから同時にクローズラインを狙い相打ちとなる。
  両者ダウン。
  ウルティモがクローズラインへ。
  ライガーは避けると掌底を叩き込む。
  カバーするもカウント2。
  コーナーに乗せると雪崩式ハリケーン・ラナへ。
  ウルティモはロープを掴んで自爆させると飛びつきヘッド・シザース。
  場外へのハリケーン・ラナで落とすと
  フェイク・ダイブのラ・ケプラーダからトペ・スイシーダ。
  更にコーナー上からトペ・アトミコを決める。
  リングに戻すとフォール・アウェイ・スラムからムーンサルト。
  続けてタイガー・スープレックスへ。
  ライガーは慌ててロープに脚をかけにいく。
  ウルティモはライガーを引き離すとタイガー・スープレックス。
  しかしカウントは2。
  ツームストンを狙う。
  ライガーが体勢を入れ替えツームストン。
  コーナー上へ。
  ウルティモが捕らえ雪崩式の技を狙う。
  ライガーが抵抗。
  ウルティモはコーナー上のライガーに肩車される状態にいくと
  そこから雪崩式ハリケーン・ラナを決める。
  カバーするもカウントは2。
  ランニング・パワー・ボムを決めるもカウント2。
  ラ・ケプラーダへ。
  ライガーは避けて自爆させるとラ・マヒストラル。カウント2。
  コーナーのウルティモに突進。
  ウルティモは蹴りを入れるとランニング・パワー・ボムへ。
  ライガーがハリケーン・ラナに切り返す。
  ブレーン・バスターからパイル・ドライバーに移行する新技で1,2,3!
  ライガーが新チャンピオンに!

試合結果

@TOTSJ 決勝:獣神サンダー・ライガーvs.ブラック・タイガー(優勝!)(6/12/96)
AブリティッシュJr王座戦:ディック東郷(ch)vs.獣神サンダー・ライガー (新チャンピオン!)(6/17/96)
BJクラウン王座戦:ウルティモ・ドラゴン(ch)vs.獣神サンダー・ライガー (新チャンピオン!)(1/4/97)
CJクラウン王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.茂木正淑(3/20/97)