Highspots:Jushin"Thunder"Liger TV Special Disc Sixの分析
名勝負 | スーパーJ カップ準決勝:獣神サンダー・ライガーvs.グレート・サスケ(4/14/94) |
好勝負 | 獣神サンダー・ライガーvs.橋本真也(2/24/94) |
Highspots製。
@異種格闘技戦:獣神サンダー・ライガーvs.青柳政司(6/12/92)
両者格闘技経験があるのでそれなりの攻防を見せながら進み3Rになると、
ライガーがマスクを自ら脱ぎ
一方的に攻めつけて流血させそのまま終わり。
プロモとしてはまあまあですが
マスクを脱いでまでする事ではないですよ。
A獣神サンダー・ライガーvs.橋本真也(2/24/94)
新日にしては珍しいジュニア級王者vs.ヘビー級王者という試み。
橋本がそんなに器用で無い事もあってか
一般的な体格差をスケール・アップする手法を取らず
その現前たる体格差に対しライガーがヘビー級的な戦い方で
真っ向から立ち向かっていくという内容に。
流石に無理があるので両者の魅力が完全に出た訳ではないし退屈な部分もあるのですけれども
ライガーが特別マスク、上半身裸で出てきた入場シーンから
次に何が起こるか分からない、という特別な雰囲気が漂っており
それに加え途中からはライガーが勝ってしまうのでは、というハラハラドキドキ感が
終始リングから目を離させません。
狙いが見事に成功したといえるでしょう。
素晴らしい試合でぎりぎり好勝負。
BスーパーJカップ1回戦:獣神サンダー・ライガーvs.ハヤブサ (4/14/94)
これでハヤブサが名を上げたらしい一戦。
確かに身体能力の高さを見せつけインディーだからとあなどっていた者 に軽く衝撃を与えたでしょうし
スーパースターになると予感させる、ちょっとした色香も放っています。
しかしながらまだまだ新人に過ぎず
最後の飛翔でミスするし終盤、大技→カバーの繰り返しと単調で
ライガーのキャリーをしても総じて平均レベルです。
CスーパーJカップ2回戦:獣神サンダー・ライガーvs.リッキー・フジ(4/14/94)
フジは投げの受けにしてもハイ・フライングにしてもしょぼすぎますね。
試合構築もできないので途中からライガーが技を出し続けてたし・・・。
ハヤブサと入れ替えたら良かったのに。
悪い試合です。
DスーパーJ カップ準決勝:獣神サンダー・ライガーvs.グレート・サスケ(4/14/94)
試合自体は好勝負レベルながら
これを名勝負に押し上げているのはサムシングに満ち溢れているから。
まずライガーがメジャーの強さを見せ付けるように
えぐいサブミッションを決めていきウィール・キックを決めてKO。
これで舞台はセットされました。
トップ・レスラーであるライガーの腕攻め、大技に対し無名のサスケが必死に耐えていき
自虐的飛びを見せる、という破滅的美しさ(ジェフに通じる)と、
見るものに勇気を与える根性ファイト(こちらは力道山か)で観客を魅了しました。
最後にサスケがミスをしてしまいましたけれども、
やり直さずに別の形に持っていったのは流石ですし
これはこれで素晴らしいフィニッシュですね。
ぎりぎり名勝負。
黄金時代の幕開けを代表する一戦です。
総評
ライガーもそれを取り巻く時代も新たなステージに入ってきているのを感じさせる内容です。
DVD Rating:★★★★☆
(執筆日:11/1/08)
注目試合の詳細
A獣神サンダー・ライガーvs.橋本真也(2/24/94)ライガーは特別マスク、上半身裸で挑んでいる。
橋本がヘッド・ロックで締め上げる。
ライガーが橋本をロープに振る。
ショルダー・タックルをかわす。
力比べへ。
橋本が押し倒す。
ライガーが盛り返そうとする。
橋本は脅威に感じたか押し倒すと離れる。
蹴りで牽制し合う。
橋本が不意を突いて蹴りを叩き込みボディ・スラム。
ライガーが不意をついてドロップ・トー・ホールドからレッグ・ロック。
リスト・ロック。
橋本はアーム・ブリーカーに返しハンマー・ロック。
胸に蹴りを叩き込んでいく。
ライガーは耐えると掌底。
はたきまくりウィール・キック。
橋本がゆらいでコーナーにつかまる。
仕切り直し。
ライガーが不意を突いて蹴りつけるとウィール・キック。
ロープに振ろうとする。
橋本は振り返すとドロップ・キック。
場外に置いたライガーがカウント15で戻ってくる。
橋本がライガーに襲い掛かる。
ロープに振りガット・バスター。
エルボー・ドロップでカバー。カウント2。
ハンマー・ロックで締め上げる。
離すと腕に蹴りを叩き込んでいく。
胸に蹴りを叩き込みアーム・ブリーカー。
胸に蹴りを叩き込んで倒すと腕に蹴り。
ロープに振る。
ライガーは股下を通り抜けると低空ドロップ・キック。
もう1発。
レッグ・ロックに捕らえる。
橋本が慌ててロープを掴む。
ライガーがロメロ・スペシャルを狙う。
持ち上がりかけるも決まらず橋本がロープを掴む。
ライガーがレッグ・ロック。
橋本が打撃を叩き込んで逃れようとする。
ライガーは掌底で打ち返す。
橋本がフロント・ヘッド・ロックに捕らえる。
レッグ・ロックが外されるやアーム・バーに移行する。
ライガーはすり抜けるとレッグ・ロック。
橋本がアーム・バーに切り返そうとする。
ライガーのロックを外す。
ライガーは脚を挟む。
橋本は諦め脚を叩きつけるとベリー・トゥー・ベリー。
バック・ブリーカーで締め上げる。
ライガーは不意をついて掌底を叩き込むとパワー・ボムを狙う。
しかし持ち上がらない。
ロープに走る。
橋本がカウンターでスーパー・キック。
ライガーを投げる。
起こすとニール・キックへ。
ライガーが避けロープに走る。
橋本は蹴りを入れて止めるとニール・キック。
カバーするもカウント2。
ブレーン・バスターを狙う。
ライガーがドロップ・トー・ホールドに切り返しレッグ・ロック。
橋本がロープを掴む。
ライガーが脚にミサイル・キック。
4の字を決める。
橋本がロープを掴む。
ライガーがなんとライガー・ボムを決める。カウント2。
橋本をコーナー上にのせると雪崩式DDT。
カバーしに行くがカウントは2。
コーナーに振りウィール・キック。
コーナー上にのせると雪崩式ハリケーン・ラナ。
カバーするもこれまたカウント2。
ジャーマン。カウント2。
背中にミサイル・キックを決めるとロープに走る。
橋本がカウンターで逆一本。
胸に蹴りを叩き込んでいく。
ライガーはガードすると掌底。
橋本は耐えると水面蹴りを決める。
背中にハイ・キック。
起こすとブレーン・バスター。
カバーし1,2,3!
橋本の勝利!
橋本はライガーを認め腕を上げる。
BスーパーJカップ1回戦:獣神サンダー・ライガーvs.ハヤブサ(4/14/94)
ハヤブサが急襲。
ソバットで落とすとトペ・コンヒーロ。
リングに戻すとミサイル・キック。
攻めていく。
ライガーはニー・ドロップを避け自爆させると低空ドロップ・キックから4の字。
ハヤブサがロープを掴む。
ライガーがハヤブサに掌底を連発。
パワー・ボムを決めるもカウント2。
脚を中心に攻める。
バック・ドロップにウィール・キック。
敢えてカバーにいかない。
スーパープレックスも決めカバー。カウント2。
蹴りにチョップを叩き込む。
ハヤブサはラリアットを避けるとソバットからドロップ・キック。
這ってカバーに行くがカウント2。
攻め立てムーンサルトも決めるがカウント2。
ライガーの後頭部へのダイビング・スピン・キック。
カバーするもカウント2。
シューティングスター・プレスを放つも照準を誤り自爆。
ライガーがライガー・ボムを決めるもカウントは2。
ハヤブサをコーナーに乗せる。
ハヤブサがヘッド・バッドでライガーを落とし飛びかかる。
ライガーはパワー・ボムに切り返すとフィッシャーマンズ・バスターで1,2,3!
DスーパーJカップ準決勝:獣神サンダー・ライガーvs.グレート・サスケ(4/14/94)
軽くレスリング。
グラウンド・サブミッションのかけ合い。
ライガーがサーフボード・ストレッチからロメロ・スペシャルへ。
鎌固めに移行する。
ロープに振りバック・ブリーカー。
カバーするもカウント2。
キャメル・クラッチ。
ウィール・キックを決める。
レフェリーがサスケの状態を確かめている。
サスケが何とか体を起こす。
ライガーがサスケを殴りつける。
再びレフェリー・チェック。
ライガーが何とか起き上がる。
ライガーがツームストンからチキン・ウィング・フェイス・ロック。
サスケが何とか逃れるも腕を痛めた様子。
ライガーがアーム・ブリーカー。
もう1発。
ハンマー・ロックに捕らえる。
不意を突いてアーム・バーに移行する。
離すとサスケの腕を踏みつける。
アーム・ロック・バック・ドロップ。
ミサイル・キックへ。
ライガーがドロップ・キックで打ち落とす。
場外に出たライガーにブランチャをフェイクにしてアサイ・ムーンサルト。
自身もテーブルに腰を打ち付ける。
サスケがリングに戻る。
ライガーもエプロンに上がってくる。
サスケがリング内へのブレーン・バスターを狙う。
逆にライガーが持ち上げようとする。
サスケは防ぐとライガーをターン・バックルにぶつけて落とす。
そしてコーナー上からトペ・アトミコ。
リングに戻る。
リングに戻ってきたライガーにニーを落としていく。
ロープに振りニール・キック。
カバーするもカウント2。
パイル・ドライバーを決める。
続けてパワー・ボム。カウント2。
ツームストンを決めるとスワントーン・ボムへ。
避けられるも前転して着地してロープに走りクローズラインへ。
ライガーは避けると掌底を叩き込む。
カバーするもカウント2。
ライガー・ボムを決めるもカウント2。
コーナー上に載せると雪崩式ハリケーン・ラナ。
カバーへ。
サスケがカウント2で返すと同時に丸め込み。カウントは2。
投げっぱなしジャーマン。
カバーするもカウント2。
フィッシャーマンズ・スープレックスもカウント2。
場外へのブレーン・バスターを決めるとダイビング・ボディ・アタックで追撃する。
サスケが何とかエプロンに上がってくる。
ライガーがウィール・キックを決める。
サスケは素早く起き上がりスプリングボード式の技を狙うも外して転落。
ライガーは安心してフィ ニッシュをアピール。
サスケが不意を突いてのハリケーン・ラナで1,2,3!
サスケの勝利!
試合結果
@異種格闘技戦:獣神サンダー・ライガーvs.青柳政司(4R TKO)(6/12/92)A獣神サンダー・ライガーvs.橋本真也(2/24/94)
BスーパーJカップ1回戦:獣神サンダー・ライガーvs.ハヤブサ (4/14/94)
Cスー パーJカップ2回戦:獣神サンダー・ライガーvs.リッキー・フ ジ(4/14/94)
DスーパーJカップ準決勝:獣神サンダー・ ライガーvs.グレート・サスケ(4/14/94)