Highspots:Jushin"Thunder"Liger TV Special Disc Fourの分析
名勝負 | TOTSJ 決勝:獣神サンダー・ライガーvs.エル・サムライ(4/30/92) |
好勝負 | なし |
Highspots製。
@ジュニア級王座戦:保永昇男(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(2/8/92)
Bではまだまだだった保永ですが成長していますね。
ヒールとしての完成度が上がり余裕を持って試合に臨めている結果
ライガーとの攻防もより良い物に変貌。
相変わらず無意味に死闘感が強めなのが難ですけれども
中々良い試合です。
ATOTSJ 決勝:獣神サンダー・ライガーvs.エル・サムライ(4/30/92)
今までジュニア級はハイ・フライングを見せ場とするが故に
自ずとスポーツマン・シップ色の強い特色となっていました。
そのため試合において優位に立つためのヒール・プレイはあっても
憎しみ、怒りを持って相手を痛めつけるためのそれは存在しませんでし た。
それを導入したのがこの試合。
両者がマスクを引き裂く程(サムライは完全に素顔に)
ベビー対ヒールの構図が極限に達し、
お互いの感情が渦巻いたために
途中から膨大なエネルギー量を持った空間は
死闘にならねばならない運命を帯び始めます。
これにより新日ジュニアの方向、派手な打ち合いの限界領域が大幅に引き上げられ
リミッターを解除しての全力の打ち合いの結果、20分ものロング・マッチになったんですね。
初っ端から一方的な攻めに持って行かなくても
同じものをできたはず、という点が唯一惜しまれますが
他は文句のつけようがなく文句なしに名勝負です。
これはジュニア級のTOP5に入る名勝負でした。
Bジュニア級&WCWライト級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.ペガサス・キッド(2/10/92)
ディスク3の試合と同じ入り方 をしましたが途中からまったく別物になり
より攻防を多くしようという狙いが見えます。
しかしその意図が外れ全体的に技が十分に効果を発揮していませんね。
また前回のような唸らされるような攻防も無し。
それでも攻防含めクオリティは高レベルで安定しているので
中々良い試合ではあります。
C獣神サンダー・ライガー、金本浩二vs.ウルティモ・ドラゴン、折原昌夫 (12/11/92)
この時期のウルティモは初見でしたが
とんでもなく素早くキレがありますね。
注目のライガーとウルティモの絡みですが
ちゃんと手を合わせたのは最初だけで焦らされる結果に。
それでも両チームが今でも通用するような
連携技を見せて場外も使った派手な鬩ぎ合いを見せたためにかなり見応えがありました。
好勝負に届かずも中々良い試合です。
総評
この頃にはスタイルが完成されて
正真正銘のトップ・レスラーになっており
またライバルも現れ始め充実してきています。
DVD Rating:★★★★☆
(執筆日:11/1/08)
注目試合の詳細
ATOTSJ 決勝:獣神サンダー・ライガーvs.エル・サムライ(4/30/92)サムライがロープに押し込み張り手。
突っ込んできたライガーにドロップ・トー・ホールド。
マスクを引き裂こうとする。
場外に落とすと瓶を叩きつけていく。
マット上にツームストン。
リングに戻りアピール。
何とか戻ってきたライガーにツームストン。
マスクを剥ごうとする。
頭部を踏みまくる。
ロープやターン・バックルを使い攻撃。
ライガーを痛めつけていく。
殴りつけていく。
ライガーが掌底でお返し。
ダウンしたサムライを殴りつける。
レフェリーの制止を振り切ると場外へのブレーン・バスター。
マットを剥ぐとコンクリート上にパワー・ボム。
リングに戻すと殴りつける。
ウィール・キックを決めるとサムライのマスクを完全に引き裂く。
場外に出すとボディ・スラム。
更にスワントーン・ボム。
リングに戻る。
何とか戻ってきたサムライにパワー・ボム。
ミサイル・キックを決める。
ダイビング・ニー・ドロップ。
ロープに振るとスリーパー。
マットに叩きつける。
抵抗するサムライにジャーマンを決める。
コーナーに振るとウィール・キック。
掌底を連打する。
起き上がった所にウィール・キック。
そしてムーンサルト。
リングに戻る。
戻ってきたサムライにハンマー・ロック。
サムライの脚がロープにかかる。
アーム・バーに捕らえる。
サムライの脚がロープにかかる。
ロープに振りクローズラインへ。
サムライは避けるとフライング・フォア・アームズ。
ボディ・スラムからミサイル・キック。
ランニング・フォア・アームズで落とすとトペ・コンヒーロで追撃する。
ライガーが何とか戻る。
サムライはネック・ブリーカーを決める。
続けてリバースDDT。
カバーするもカウント1。
ロシアン・レッグ・スイープからアーム・ロック。
ライガーが何とかロックを外す。
サムライはライガーをロープに振るとスリーパーに捕らえる。
ライガーがぐったりした所で離すとスーパープレックスを狙う。
ライガーは耐え掌底で落とすとダイビング・ボディ・プレス。カウント2。
ツームストンからスワントーン・ボムへ。
避けられるも前転して着地しドロップ・キック。
しかしこれも避けられる。
サムライがハリケーン・ラナを狙う。
ライガーがパワー・ボムに切り返す。カウント2。
セカンド・ロープから雪崩式エレクトリック・チェアーを決めるもカウント2。
ロープに振る。
サムライが前転からのハリケーン・ラナ。カウント2。
ライガーが掌底を狙う。
サムライは防ぐとジャーマン。カウント2。
ダイビング・クロス・ボディへ。
ライガーは避けると同時にリングに叩きつけるとセカンド・ロープから雪崩式DDT。
続けて雪崩式バック・ドロップ。
更に雪崩式ハリケーン・ラナで1,2,3!
ライガーの優勝!
Bジュニア級&WCWライト級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.ペガサス・キッド (2/10/92)
キッドが組むやアーム・ドラッグ。
ライガーもやり返す。
素早い腕の取り合いからキッドがリバース・スープレックス。
仕切り直し。
力比べへ。
キッドは押し込んで倒すとリスト・ロック。
ライガーは取り返すとグラウンド・ヘッド・シザースを決める。
キッドは逃れると弓矢固め。
仕切り直し。
4つに組むとライガーが脇の下に頭を入れスープレックス。
カバーするもカウント1。
チン・ロックへ。
キッドがアーム・ロックに返す。
ライガーが倒立してヘッド・シザース。
ライガーがヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックルを決める。
ロープ・ワークからバック・ブリーカーを狙う。
キッドは着地するとロープに走る。
ライガーの股下を通り抜ける。
両脚をとられるもボディ・シザースに切り返す。
クローズラインで落とすとミサイル・キック。
柵に振ってぶつける。
リングに戻りアピール。
戻ってきたライガーにバック・ドロップ。
カバーするもカウント2。
グラウンド・ヘッド・シザース。
ライガーはすり抜けるとロメロ・スペシャルを狙う。
腹の痛みから途中で離してしまう。
キッドはライガーをロープに振りキッチン・シンク。
ロープの上に投げ落とす。
エプロンに出たライガーがショルダー・ブロック。
ロープに走るとウィール・キックを決める。
続けて場外へのブレーン・バスター。
リングに戻る。
戻ってきたキッドに張り手連発。
グラウンド・ヘッド・シザース。
キッドは起き上がり肩車するとエレクトリック・チェアー。
ライガーを殴りつけジャーマン。カウント2。
ベリー・トゥー・ベリーを決めカバー。カウント2。
グラウンド・ヘッド・シザース。
ライガーは反転させすり抜けるとロメロ・スペシャル。
ヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックルを決める。
ロープに走る。
ショルダー・スルーを食らうも着地しモンキー・フリップへ。
キッドは着地するとクローズライン。
ガット・バスターを決める。
ボディ・スラムからダイビング・ボディ・プレス。カウント2。
もう1発狙う。
ライガーが両膝を立てて防ぐ。
ライガーがボディ・スラムへ。
キッドは後ろに回るとロール・アップへ。
ライガーはロープを掴んで防ぐと突進してきたキッドに場外へのショルダー・スルー。
スライディング・キックからアサイ・ムーンサルトを決める。
リングに戻る。
キッドがエプロンに上がる。
向かってきたライガーにフォア・アームズを叩き込むとコーナーに跳び乗る。
ライガーが捕らえ雪崩式バック・ドロップへ。
キッドがクロス・ボディに切り返す。カウント2。
ボディ・スラムからダイビング・レッグ・ドロップ。
カバーするもカウント2。
ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
ライガーがそれを利用してライガー・ボム。カウントは2。
ツームストンを狙う。
キッドが体勢を入れ替えツームストン。
続けてダイビング・ヘッド・バッド。
カバーするもカウント2。
ボディ・スラムを狙う。
ライガーは後ろに着地するとボディ・シザースで丸め込み。
ブリッジして1,2,3!
ライガーの防衛!
納得のいかないキッドはライガーを攻撃してから去っていく。
試合結果
@ジュニア級王座戦:保永昇男(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(2/8/92)ATOTSJ 決勝:獣神サンダー・ライガー(優勝!)vs.エル・サムライ(4/30/92)
Bジュニア級&WCWライト級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs. ペガサス・キッド(2/10/92)
C獣神サンダー・ライガー、金本浩二vs.ウルティモ・ドラゴン、折原昌夫(12/11/92)