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Highspots:The Best of Jumbo Tsuruta Disc Fourの分析


名勝負 なし
好勝負 インターナショナル王座戦:ブルーザー・ブロディ(ch)vs.ジャンボ鶴田(4/19/88)

インターナショナル、PWF、ユナイテッド・ナショナル王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.天龍源一郎(10/11/89)

Highspots製。

@ジャンボ鶴田vs.カート・ヘニング(12/4/85)
 良いレスリングだし、カートのセンスにより試合が広がってもいる。
 しかし鶴田との格の違いから
 受けで流れを無効にしている部分もあるし時間も短め。
 まあまあ良い試合。

AAWA、インターナショナル王座戦:ジャンボ鶴田(Int ch)vs.スタン・ハンセン(AWA ch)(4/19/86)
 鶴田が押しすぎてハンセンの魅力殺しているし、
 全然空間的に形になっていません。
 ハンセンの腕攻めも、ハンセンの荒いやり方でするとなると
 鶴田とのリズムが肝心だけどそれも駄目。
 技も空打ちだし、最後はダブル・タイトル戦という事で両リン。
 全編に渡って救いようがありません。
 予想を遥かに下回った、ひどい試合。

Bインターナショナル王座戦:ブルーザー・ブロディ(ch)vs.ジャンボ鶴田(4/19/88)
 執拗なヘッド・ロック、という
 空間レスリングの王道を行っていても尚ブロディはスケールがでかい。
 鶴田も絶頂期に入ったと確信させる試合運び。
 腕攻めの一極攻めは当然として
 チン・ロックへの落とし、に関しても戦術として理が通っている。
 こちらも構築論の手法と表現物の戦いが一致していてクオリティが高くならない訳がありません。
 終盤もしっかりしたニア・フォールの応酬で数え歌と呼ぶに値する。
 ぎりぎり好勝負。

Cインターナショナル、PWF、ユナイテッド・ナショナル王座戦:ジャンボ鶴田(Int ch)vs.スタン・ハンセン(PWF & UN ch)(4/18/89)
 鶴田のサブミッションでハンセンが黙りすぎで、
 押さえ込んでいる力の強大さを感じさせません。
 ハード・ヒッティングも細かい一進一退のリズムを重くしている。
 両リンの記憶を呼び起こす手法もありだがやりすぎで、
 終盤も中々結実せず放散している。
 まあ試合展開が早いのと受けの歩き、
 ついでに不透明決着でない事によりFよりましではあります。
 悪くない試合。

Dインターナショナル、PWF、ユナイテッド・ナショナル王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.天龍源一郎(10/11/89)
 得意技をかわし合ったりと意識をバチバチに散らし
 お互いの力をぶつかり合います。
 鶴田の部位狙いのある攻め、天龍の執拗なヘッド・ロック、
 共にレスラーとしての完成度の高さを感じますね。
 椅子やテーブルも出てくるし、特別な技も使用して
 かなりの雰囲気、他のカードと違う鶴田vs.天龍というオリジナル性まで生み出しています。
 ただリアルタイムで見てないと凶器に対する反則の甘さ、
 試合中のストーリー・テリングで省かれた終盤の鶴田が壁になる攻防はややしっくり来ないですね。
 文句なしに好勝負。

E三冠王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.バリー・ウィンダム(3/6/90)
 沈黙で強さを見せるタフ・マン対決。
 心地よい重苦しいを持っていますね。
 ちょっと鶴田は黙りすぎですが。
 Eと同じく、鶴田のリアクション、
 ウィンダムがスポット参戦という事で小さくしてしまってますが
 大いに可能性のあった見所のある試合。
 中々良い試合。

総評
 年代、相手、バリエーションが富んでいるにも関わらずクオリティが高く中々の個人物です。
 しかしそれが故に2試合収録されている同一カードが
 まさかの外れカード、ハンセン戦のみというのは不満ですね。
 また88年以降の試合ももっと見たい所。
DVD Rating:★★★☆☆
 (執筆日:12/5/09)

注目試合の詳細

Bインターナショナル王座戦:ブルーザー・ブロディ(ch)vs.ジャンボ鶴田(4/19/88)

  組む。
  両者ひざを突く。
  ブロディがコーナーに押し込む。
  鶴田が振り払って離れさせる。
  組むと鶴田が腕を取る。
  ブロディが腕を取る。
  鶴田がロープを掴む。
  ブロディがヘッド・ロック。
  グラウンドに倒す。
  鶴田が両肩をつける。
  ブロディがカウント2で返し戻す。
  鶴田は起き上がるとロープに振ろうとする。
  ブロディはひざをつき外さない。
  鶴田が再びロープに振ろうとする。
  ブロディはひざをつき外さない。
  鶴田が起き上がりロープに振る。
  ブロディがショルダー・タックル。
  ブロディが腕を取る。    
  脚をかけて倒す。
  鶴田は起き上がるとロープに振る。
  ブロディがショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  鶴田がカウンターでヒップ・トス。
  組むと鶴田が腕を取り腕折。
  何度も決め腕を取る。
  倒してアーム・バー。
  起き上がろうとしたブロディを倒す。
  ブロディは体を起こすとロープに逃げる。
  場外に出ると鶴田を引きずり出し柵に振ってぶつける。    
  蹴り飛ばし柵に叩きつける。
  リングに戻す。
  ロープに振りビッグ・ブーツ。
  鶴田がたまらず場外に転がり落ちる。
  ブロディは場外に出るとボディ・スラム。
  鶴田をリングに戻すとロープに振る。
  ショルダー・スルーを狙う。
  鶴田は蹴り上げるとガット・レンチ・スープレックス。
  カバーするもカウント1。
  チン・ロック。
  ボディ・シザースも決める。
  ブロディは体勢を変え起き上がると前に投げようとする。
  鶴田が防ぐ。
  コーナーに逃げたブロディの胸に張り手。
  コーナーに振り突進。
  ブロディがカウンターで蹴りを狙う。
  鶴田はかわすもバランスを崩す。
  ブロディがすかさずドロップ・キック。
  カバーするもカウント2。
  ブレーン・バスターを決める。
  カバーするもカウント2。
  フロント・ヘッド・ロック。
  鶴田は起き上がるとロープに押し込む。
  ブロディに張り手。
  ロープに振りハイ・ニー。
  カバーするもカウント2。
  ロープに振ろうとする。
  ブロディは振り返すとビッグ・ブーツへ。
  鶴田はかわすとラリアット。
  カバーするもカウント2。
  パイル・ドライバー。
  カバーするもブロディの脚がロープにかかる。
  鶴田がブロディの胸に張り手を叩きつける。
  起き上がったブロディの背中を殴りつける。
  胸にチョップ。
  ブロディが打ち返す。
  蹴りつける。
  ボディ・スラム。
  カバーするもカウント2。
  蹴り飛ばす。
  構えを取ってゆらいだ鶴田にショルダー・タックル。
  鶴田は場外に転落する。
  エプロンに上がってきた鶴田を捕まえリング内へのブレーン・バスター。
  レッグ・ドロップ。
  カバーするもカウントは2。
  鶴田を起こすと殴りつける。
  ロープに振りハイ・ニーへ。
  ブロディは避けるとラリアット。
  ボディ・スラム。
  ニー・ドロップを決めカバー。カウントは2。  
  溜めてのパイル・ドライバー。
  カバーするもカウントは2。
  ボディ・スラム。
  ニー・ドロップへ。
  鶴田は転がって避けるも場外に落ちる。
  ブロディも場外に転がり落ちる。
  鶴田がブロディにチョップ。
  柵に振ろうとする。
  ブロディが振り返し鶴田を柵にぶつける。
  抱えると鉄柱にぶつける。
  リングに戻す。
  コーナーに上る。
  鶴田が起き上がりブロディを捕まえる。
  殴りつけるとスーパープレックス。
  起き上がったブロディにバック・ドロップ。
  カバーし1,2,3!
  鶴田が新チャンピオンに!


Dインターナショナル、PWF、ユナイテッド・ナショナル王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.天龍源一郎(10/11/89)
  ゴングが鳴るなり走って組む。
  離れてまた組む。
  天龍がロープに押し込む。
  体勢を入れ替え合い天龍が鶴田をコーナーに押し込む。
  鶴田が天龍の胸を突く。
  ナックル・ロック。
  鶴田がロープに押し込みニー。
  ロープに振りハイ・ニーを狙う。
  天龍がかわす。
  組むと天龍がロープに押し込みチョップ。
  ロープに振ろうとする。
  鶴田が振り返しハイ・ニーへ。
  天龍がガードしチョップ。
  仕切りなおし。
  組むと鶴田がヘッド・ロック。
  天龍がロープに振りバック・エルボー。
  延髄切りへ。
  鶴田がガード。
  仕切りなおし。
  鶴田がヘッド・ロック。
  クラバートを決め倒す。
  天龍は起き上がるとコーナーへ。
  鶴田が離れずバック・エルボー。
  天龍が蹴り。
  仕切りなおし。
  天龍がヘッド・ロック。
  グラウンドに倒す。
  鶴田は起き上がるとロープに降ろうとする。
  天龍が体勢を落とし外さない。
  鶴田がニー・クラッシャー。
  天龍は耐えて放さない。
  鶴田は起き上がるとアーム・ロックに返しマットに叩きつける。
  アーム・ロック。
  アーム・バー。
  天龍は起き上がるとロープに逃げる。
  組むと天龍が鶴田をロープに押し込む。
  チョップ。
  鶴田が崩れる。
  鶴田はレフェリーを押し飛ばすと天龍に張り手を連発。
  ロープに振るとドロップ・キック。
  スライディング・キックで落とす。
  場外に出ると柵に負ってぶつける。
  椅子を背中に叩きつける。
  もう1発。
  リングに戻すと蹴り飛ばす。
  ロープに振りビッグ・ブーツ。
  カバーするもカウント2。
  倒れた天龍にエルボーを叩き込んでいく。
  マウントでエルボーを叩き込んでいく。
  天龍が倒れた状態から蹴りつける。
  鶴田は受け止めるとレッグ・ロック。
  天龍がロープに逃れる。
  鶴田がバタフライ・スープレックスを逃れる。
  耐える天龍を投げカバー。カウント2。
  ターン・バックルにぶつける。
  コーナーに振り突進。
  天龍がカウンターでニー。
  背中を蹴りつける。
  延髄切り。
  カバーするもカウント2。
  背中を蹴りつける。
  ロープに走りビッグ・ブーツ。
  チョップを叩き込んでいく。
  パワー・ボム。
  鶴田はカウント2で返すと場外に転がり出る。
  天龍は場外に出ると鶴田を柵にぶつける。
  リングに戻る。
  鶴田もリングに戻る。
  天龍が鶴田の腹にエルボー。
  エルボー。
  ニーを叩き込んでいく。
  鶴田が場外に転落する。
  天龍はエプロンに出ると鶴田の頭部を蹴り飛ばす。
  鶴田がリングに戻る。
  天龍がチョップ。
  腹にパンチ。
  ニー。
  崩れた鶴田を蹴りつける。
  カバーするもカウント2。
  コーナーにのぼる。
  ダイビング・クロス・ボディへ。
  鶴田が体勢を入れ替える。カウント2。
  天龍がロープに走る。
  鶴田がカウンターでビッグ・ブーツ。
  バック・ドロップに続けカバーするもカウントは2。
  ロープに振るとテーズ・プレス。カウントは2。
  天龍を起こすとパワー・ボムを狙う。
  天龍がリバース・スープレックスに切り返す。
  ロープに走る。
  鶴田が担ごうとする。
  耐えた天龍を殴りつける。
  天龍をロープに振るとラリアット。
  カバーするもカウントは2。
  天龍を起こすとロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  天龍が蹴り上げロープに走る。
  鶴田がカウンターでビッグ・ブーツ。
  もう1発決めカバー。カウント2。
  頭部を踏みつける。
  ロープに振り抱える。
  天龍が丸め込みに切り返す。カウント2。
  天龍が延髄切り。
  ビッグ・ブーツ。
  バック・ドロップを決めカバー。カウント2。
  殴りつけパワー・ボムを狙う。
  鶴田がリバース・スープレックスに切り返す。
  踏みつける。
  ダイビング・ニー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  コーナー上へ。
  天龍が殴りつけると鶴田は場外に転落。
  天龍は場外に出るとテーブルをもって突進し叩きつける。
  両者リングに戻る。
  鶴田の頭部を蹴り飛ばしていく。
  パワー・ボムを狙う。
  鶴田がリバース・スープレックスに返そうとする。
  天龍がサンセット・フリップに切り返してから体を起こしパワー・ボムを狙う。
  鶴田が耐える。
  持ち上げられるも天龍を蹴りつけて逃れる。
  天龍がロープに走る。
  鶴田がカウンターでビッグ・ブーツ。
  チョップ。
  バック・ドロップを狙う。
  天龍がクロス・ボディに切り返す。カウント2。
  鶴田がラリアット。
  ロープに振りラリアット。
  バック・ドロップを決めカバー。
  天龍の脚がロープにかかる。
  パワー・ボムを狙う。
  天龍がじたばたして逃れる。
  鶴田に張り手。
  パワー・ボムを狙う。
  鶴田がハリケーン・ラナに切り返し1,2,3!
  鶴田の防衛!

試合結果

@ジャンボ鶴田vs.カート・ヘニング(12/4/85)
AAWA、インターナショナル王座戦:ジャンボ鶴田(Int ch)vs.スタン・ハンセン(AWA ch)(両者リングアウト)(4/19/86)
Bインターナショナル王座戦:ブルーザー・ブロディ(ch)vs.ジャンボ鶴田(新チャンピオン!)(4/19/88)
Cインターナショナル、PWF、ユナイテッド・ナショナル王座戦:ジャンボ鶴田(Int ch)(新チャンピオン!)vs.スタン・ハンセン(PWF & UN ch)(4/18/89)
Dインターナショナル、PWF、ユナイテッド・ナショナル王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.天龍源一郎(10/11/89)
E三冠王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.バリー・ウィンダム(3/6/90)