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Highspots:A Dragons Tale: The Tatsumi Fujinami Story Disc Fourの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約1時間50分です。

@IWGP、WCW王座戦:リック・フレアー(WCW ch)vs.藤波辰巳(IWGP ch)(3/21/91)
 藤波は結構勢い重視の試合運びをしているが
 フレアーは日本ということでへたれず主導権に執着する。
 かと思えば藤波が目指すべき方向性を放棄し、
 フレアーは自ら倒れこむようなダウンや命乞いを見せ始める。
 試合が悪いとはいわないがまったく一致しない内容で
 最後はレフェリー気絶を絡めてごちゃごちゃした演出。
 平均レベルです。 

A藤波辰巳、越中詩郎、木村健吾vs.武藤敬司、橋本真也、蝶野正洋(7/29/88)
 武藤の猛烈な攻撃性の見せ方は素晴らしいですね。
 三銃士は若さを武器に勢いで押し、ベテランはリアルなコントロール術でいなす。
 非常にはまった形でハイ・テンポな攻防です。
 橋本が控えとして火花を散らす良い働きを見せていましたね。
 最後藤波が反則を取られるエンディングなものの
 ストーリーの成功に伴いクオリティも高くなる、
 非常に良い状態にある事を感じさせた内容。
 中々良い試合でした。

B藤波辰巳、長州力vs.佐々木健介、馳浩(4/30/91)
 藤波、長州は動きが硬いがそれは強さの表現にもなる。
 馳が上手く調節しながら対処します。
 健介は長州と被っていますね。
 しかも先輩相手だと消極的で使えない補佐役です。
 明らかに足を引っ張っていたもののその限界の中で他が素晴らしかったので許しましょう。
 藤波の冷静ながらも硬い打撃から長州の爆発的攻めという流れは熱かったし、
 馳X長州もシングルで見たいと思わせる絡みでしたからね。
 中々良い試合。

CG1リーグ戦:藤波辰巳vs.川田利明(8/6/05)
 川田がビッグ・ブーツで吹き飛ばせば
 藤波はエプロンでのドラゴン・スクリュー、エプロンからのニー・ドロップで応える。
 お互い自分のベテラン・スターとしての価値を知っていますね。
 ただ藤波が下り坂に入っている事は否めません。
 川田の容赦ない蹴りに耐えながらドラスクの蓄積性で
 渡り合う攻防を実現させる事が出来ていましたが、
 流石に終盤になるとギアをかける手段がなく
 リアルな体力勝負に焦点が集まり押し切られる形に。
 まあまあ良い試合。

D藤波辰巳、三沢光晴vs.蝶野正洋、獣神サンダー・ライガー(5/14/05)
 ライガーが藤波のJr時代の活躍を復活させるためにお膳立てしています。
 しかしそれが見え見えで鼻につきますね。
 三沢のエルボーに対する受けも蝶野とほとんど変わらず満足いくものではありません。
 藤波、三沢はサービス・レベルの連携技で満足してくれ、と懇願する。
 あぁ政治的に難しいんですね、と思ってしまう魅力に欠ける内容。
 悪くない試合。

DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:8/12/11)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@IWGP、WCW王座戦:リック・フレアー(WCW ch)vs.藤波辰巳(IWGP ch)(新チャンピオン!)(3/21/91)
A藤波辰巳、越中詩郎、木村健吾vs.武藤敬司、橋本真也、蝶野正洋(DQ)(7/29/88)
B藤波辰巳、長州力vs.佐々木健介、馳浩(4/30/91)
CG1リーグ戦:藤波辰巳vs.川田利明(8/6/05)
D藤波辰巳、三沢光晴vs.蝶野正洋、獣神サンダー・ライガー(5/14/05)