Highspots:Best of Bruiser Brody Disc Fiveの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
Highspots製。
約1時間50分です。
@RWTL戦:ブルーザー・ブロディ、ジミー・スヌーカvs.スタン・ハンセン、テリー・ゴディ(11/22/87)
ハンセンとブロディの初対決。
最初にハンセン、ブロディが予想を突かぬ行動で避けあいを見せたので相当期待は高まりましたね。
ゴディ、スヌーカも見得を切っています。
しかし大味気味ですし、スヌーカは孤立すると文字通り動きが止まります。
最後にブロディXハンセンが再び実現しますが必殺技も出さぬまま両リンというエンド。
決着つける必要はありませんがもう少しサービスして欲しかった。
平均より少し上。
Aブルーザー・ブロディ、ジミー・スヌーカvs.天龍源一郎、阿修羅原(12/4/87)
間、ロープ・ワークと技スポットとのコネクションが上手くいっていますね。
スヌーカ、ブロディの役割分担、龍原砲の集中力も良かった。
しかし最後、スヌーカがフォールされた所でブロディが椅子を使ってカット、
スヌーカは意味無く場外に避難して両リンというエンディングは馬鹿げています。
まあまあ良い試合。
Bブルーザー・ブロディ、ババ・ロジャースvs.ジャンボ鶴田、ジョン・テンタ(3/9/88)
大柄な選手が技を打って流れを変えれば盛り上がる。
それ以上でもそれ以下でもない内容。
最後は安直な両リンです。
ババ、テンタは明らかにブロディ、鶴田より格下ですし、そうする必要は感じなかったけど・・・。
悪くない試合
Cインターナショナル王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.ブルーザー・ブロディ(3/27/88)
会場をどよめかせる焦らしや、ハードな場外スポット、
試合後ブロディが涙を流すシーンと名勝負っぽい絵が幾つか見られます。
そして数年前、実際そう錯覚したのですが今こうして見返してみると実体はそんなに凄くない。
まずレスリングですが、かけている側がでかいという以上に力の源泉がありません。
ヘッド・ロック中心の進め方はリズムがありません。
中盤以降はブロディがテンプレートなプロレスを学んで小さくなっており、
大技をハイ・スポット化せずに連発して軽くしている。
鶴田もその悪い流れにのっています。
またフィニッシュも良く考えれば只必殺技のニー・ドロップでいつも通り締めただけです。
ワン・オブ・ゼムの良い試合にしか過ぎなかった・・・。
平均的な良試合。
DPWF、UN、インターナショナル王座戦:天龍源一郎(PWF/UN ch)vs.ブルーザー・ブロディ(Int ch)(4/15/88)
Cと同じくブロディが不調。
明らかに新日の経験が仇になっていますね。
確立されていた全日スタイルを思い出すのではなく、
新日スタイルから全日に適応しようとするから、
やるべきではないスローな基本レスリングが出てくるし、
鏡を見ろよ、と言いたくなるようなジャックナイフ固め、ボストン・クラブを平気で打つ。
更に天龍が中盤で脚攻めを行うんですね。
こうなると怪物だから多少無視できる、という全日の理より
一介のスポーツ・マンとして真面目に痛がる、という新日の理を優先させて混迷の度合いを増します。
最後はわざとサイコロジーを合わせにいった形ですし、
天龍の場外パワー・ボムは崩れすぎだし、全然感心する事のなかった30分マッチです。
平均レベル。
Eインターナショナル王座戦:ブルーザー・ブロディ(ch)vs.谷津嘉章(6/10/88)
谷津に対して力関係で上回っている物を描けず、微妙な優位状態が続きます。
そのくせリアリティーにかける椅子を使った演劇シーンがある。
谷津の攻めも吹っ切れない所があり良い所は一切ありません。
悪い試合。
総評
まさかの一番面白くないディスクでした。
全体としてですが、ブロディはシングルでは可能性を狭めている、というマイナスな再発見をした結果に。
他の個人物と比べると期待値を下回った印象です。
良くて星3つかな。
DVD Rating:☆☆☆☆☆
(執筆日:8/11/10)
注目試合の詳細
@ブルーザー・ブロディ、ジミー・スヌーカvs.スタン・ハンセン、テリー・ゴディ(12/2/87)スヌーカとハンセンがリングに出る。
ハンセンはブロディを要求。
ブロディが出てくる。
両者同時に違うロープに走る。
ブロディが伏せながら意表をついて場外に転がり出る。
リングに戻る。
組むとブロディがヘッド・ロック。
ロープに振られドロップ・キックへ。
ハンセンがかわす。
組むとハンセンがヘッド・ロック。
ブロディがロープに振りビッグ・ブーツへ。
ハンセンがかわしラリアットへ。
ブロディがかわし両者同時にショルダー・タックル。
倒れて場外に転がり出る。
スヌーカがブロディにタッチし入る。
組むとハンセンがロープに押し込みエルボーを打ち下ろそうとするもかわさえる。
ハンセンがゴディにタッチ。
ゴディがロープに走る。
スヌーカが横のロープに走り伏せる。
ゴディがロープを掴んで止まる。
ゴディがヘッド・ロック。
ロープに振られたのでクロス・ボディ。カウント2。
組むとゴディがロープに押し込みショルダー・ブロック。
殴りつけロープに振る。
ショルダー・スルーを狙う。
スヌーカがサンセット・フリップ。カウント2。
ハンセンが入りスヌーカを羽交い絞め。
ゴディが殴りつける。
ブロディが入りゴディに殴りかかる。
4人で乱戦。
ブロディがゴディの顔を引っかき下がる。
ハンセンもスヌーカを打撃を叩き込み下がる。
ゴディがスヌーカにブレーン・バスターを狙う。
スヌーカは後ろに逃れるとオコーナー・ロールを狙う。
防がれるもドロップ・キック。
組むとスヌーカが自陣に連れて行きタッチ。
ブロディがロープに走りビッグ・ブーツ。
ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
ゴディが蹴り上げボディ・スラム。
エルボー・ドロップ。
アーム・ロック。
ハンセンが入りマウント・パンチ。
スヌーカが入りハンセンに襲い掛かる。
エルボーを打ち下ろす。
ゴディがブロディの腕を掴みタッチ。
ハンセンはロープに走ると腹にパンチ。
ロープに振りバック・エルボー。
カバー。カウント2。
ボディ・スラム。
エルボー・ドロップへ。
ブロディはかわすと蹴り。
ターン・バックルにぶつけフロント・ヘッド・ロック。
タッチ。
スヌーカがロープに走り背中を殴りつける。
スナップ・メアからチン・ロック。
起き上がられるも自陣に連れて行きタッチ。
ブロディとハンセンがチョップと張り手の打ち合い。
ハンセンがサミング。
タッチしロープに振ると2人でバック・エルボー。
ゴディがコーナーに振るも1回踏みとどまる。
突進するもブロディが対応しカウンターで蹴り。
カバー。カウント1。
ナックル・ロック。
ゴディが押し込むもスヌーカがブロディにタッチ。
コーナー上から飛び殴りつける。
スナップ・メア。
ロープに走りフィスト・ドロップ。
チン・ロック。
フロント・ヘッド・ロック。
ゴディがコーナーに押し込みショルダー・ブロック。
ロープに振り蹴り。
パイル・ドライバーを狙う。
ブロディが入りロープに走ると蹴り飛ばして落とす。
スヌーカが場外に下りエプロンに叩きつける。
リングに戻すとロープに振りショルダー・スルーを狙う。
ゴディがパイル・ドライバーに切り返す。
カバーするもブロディがカット。
ハンセンがブロディを殴り落とす。
2人でスヌーカをロープに振りショルダー・スルー。
2人でショルダー・タックル。
ゴディがカバーするもブロディがロープ越しにカット。
タッチし押さえつける。
ハンセンがエルボーを叩き込む。
バック・ブリーカー。
カバー。カウント2。
胸を殴りつける。
ニーを突き上げる。
タッチし羽交い絞め。
ゴディが殴りつけヘッド・ロック。
タッチ。
ハンセンがロープに振り腹にバック・エルボー。
チン・ロック。
ショルダー・ロック。
ゴディの出したニーにぶつけタッチ。
ゴディがヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
ロープに走る。
スヌーカがリープ・フロッグからチョップで倒す。
ロープに走りボディ・プレスへ。
ゴディがかわしエルボー・ドロップへ。
スヌーカはかわすとコーナーに振ろうとする。
ゴディが振り返しクローズライン。
カバー。カウント2。
タッチしたハンセンが殴りつける。
ロープに振りドロップ・キック。
カバー。カウント2。
ロープに振ろうとする。
スヌーカは振り返すとロープに走りクロス・ボディ。
ヘッド・バッド。
ブロディにタッチ。
ブロディがハンセンにボディ・スラム。
入ってきたゴディにボディ・スラム。
ハンセンをロープに振りビッグ・ブーツ。
カバー。カウント2。
バック・ドロップを狙う。
ハンセンが体勢を入れ替えバック・ドロップ。
カバー。カウント2。
エルボー・ドロップへ。
ブロディがかわして場外に転がり出る。
ハンセンも追って場外へ。
ゴディがブロディを羽交い絞め。
ハンセンが殴りつける。
鉄柱にぶつけようとする。
ブロディが逆にぶつける。
スヌーカがゴディに襲いかかり鉄柱にぶつける。
ブロディがパイル・ドライバーを狙う。
ハンセンがリバース・スープレックスに切り返す。
ゴディがリングからハンセンをリングに引き入れようとする。
スヌーカが場外から脚を掴んで入らせない。
ブロディもハンセンの脚を掴む。
ロープ際で4人がもつれる。
Cインターナショナル王座戦:ジャンボ鶴田(ch)対ブルーザー・ブロディ(3/27/88)
ブロディが軽快な動きで腕を取る。
鶴田が動じず、すぐに取り返す。
カバーにいったり同時にクロス・フェイスを狙って牽制。
ブロディがロープ・ブレイクで逃れる。
鶴田がヘッド・ロック。
ロープに振られた鶴田がショルダー・タックル。
ブロディは倒れない。
鶴田はロープに走る。
ブロディの迎撃を避けるとヘッド・ロック。
ブロディはコーナーに押し込むと強烈なチョップ。
両者睨み合う。
ブロディが腕を取る。
鶴田は逃れるとバック・ドロップを狙う。
ブロディが体勢を低くして防いできたのを見て丸め込みへ。
しかしロープに脚がかかり無効。
離れる。
鶴田がヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
再びロープに走る。
ブロディはリープ・フロッグでかわすとドロップ・キック。
アバランシュ・ホールドを決めるもカウント2。
フロント・ヘッド・ロック。
鶴田はロープに押し込むとアッパーカート。
連続で打ち込んでブロディをダウンさせるとチン・ロック。
ブロディはロープに振ってショルダー・スルーを狙う。
鶴田が蹴り上げバック・スライド。
カウント1で返されるやフロント・ヘッド・ロック。
ブロディはロープ・ブレイクで逃れるとチョップを浴びせコーナーに振る。
振り返されるも突進してきた鶴田にカウンターでビッグ・ブーツ。
10分経過。
レッグ・ドロップからカバーするもカウント2。
ブレーン・バスターからカバー。カウント2。
フロント・ヘッド・ロックへ。
鶴田はブロディをロープに振るとハイ・ニー。
場外に落とすと鉄柱にぶつけリングに戻る。
エプロンにあがってきたブロディを首投げで無理矢理戻すと延髄切り。
ブロディ倒れない。
延髄切り。
倒れない。
3発目でようやく沈む。
カバーするもカウント2。
ネック・ブリーカー・ドロップからカバーするもカウント2。
ブロディは鶴田を落とすと抱えて腰から鉄柱にぶつける、
マットを剥がし、そこでパイル・ドライバーを狙う。
鶴田がリバース・スープレックスに返しリングに戻る。
ブロディも前のようにはいかんとエプロンに登ってくる。
そこに鶴田がハイ・ニー。
更にマットを剥がしてパイル・ドライバー。
カウントアウトも狙えたがブロディをリングに戻す。
ブレーン・バスターからカバー。カウント2。
15分経過。
バタフライ・スープレックスもカウント3を奪えず。
ジャンボ・ラリアットへ。
ブロディは避けるとクロス・ボディ。カウント2。
ダメージは大きく鶴田が先に起きあがる。
鶴田がパイル・ドライバーを決めカバーするもカウント2。
ならばとダイビング・ニー。
そして伝家の宝刀、バック・ドロップ!
カバーし1,2,ブロディの脚がロープにかかる!
ロープに走る。
ブロディはカウンターでスタンガンに切り返すと
キングコング・ニー・ドロップ!
カバーし1,2,3!
ブロディが新インターナショナル・チャンピオンに!
試合結果
@ブルーザー・ブロディ、ジミー・スヌーカvs.スタン・ハンセン、テリー・ゴディ(両者リングアウト)(11/22/87)Aブルーザー・ブロディ、ジミー・スヌーカvs.天龍源一郎、阿修羅原(両者リングアウト)(12/4/87)
Bブルーザー・ブロディ、ババ・ロジャースvs.ジャンボ鶴田、ジョン・テンタ(両者リングアウト)(3/9/88)
Cインターナショナル王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.ブルーザー・ブロディ(新チャンピオン!)(3/27/88)
DPWF、UN、インターナショナル王座戦:天龍源一郎(PWF/UN ch)vs.ブルーザー・ブロディ(Int ch)(両者リングアウト)(4/15/88)
Eインターナショナル王座戦:ブルーザー・ブロディ(ch)vs.谷津嘉章(リングアウト)(6/10/88)