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Highspots:Pegasus Kid Chris Benoit The Final Ride Disc Twoの分析


名勝負 WCW クルーザー級王座戦:ペガサス・キッドvs.大谷晋二郎(3/20/96)
好勝負 なし

Highspots製。
2枚組み約2時間55分です。

@WCW クルーザー級王座戦:ペガサス・キッドvs.大谷晋二郎(3/20/96)
 最初のグラウンドは予想に反して
 攻防が少ないスローなものでしたが
 非常に力の入った密度の高いもので
 緊迫感ある空気を作り出しました。
 またこの後がとんでもなかった。
 コーナー、ロープ、リング、場外といった
 場所の混ぜ方が神がかっており
 最初のロー・ギアから何度もギア・アップを達成。
 名勝負となりました。
 ぎりぎり名勝負です。
 
Aベスト・オブ・スーパー・ジュニア公式戦:ペガサス・キッドvs.エル・サムライ(5/28/96)
 1つ1つのムーブはしっかりしていますが
 流れがそれ程良くなく素材を活かしきれていない印象を受けました。
 只両者のお手本のようなトペ・スイシーダから始まった
 クライマックスは素晴らしかったですね。
 中々良い試合です。

B リック・スタイナー、武藤敬司vs.ペガサス・キッド、ロード・ウォーリアー・アニマル(9/20/96)
 武藤とのシングル・マッチはないんですかね?
 最初の武藤とベノワの絡みを見ると名勝負を予感させますが。
 試合は上の場面以外それぞれLOD、スタイナーズの
 相方の役割に収まり短めで切り上げ。
 悪くない試合です。

Cペガサス・キッドvs.獣神サンダー・ライガー(9/23/96)
 (後半1/3のみの収録)
 まずは復帰戦となるライガーが復調したことを示した後、
 敢えてスポットなくペガサスのターンに映ることで
 それでも最前線と戦ってきたペガサスと差があることを見せる。
 実に納得のいく展開です。
 ペガサスはライガーがが復帰したばかりだからと手を抜くことなく
 いつも通りハードに技を打ち込んでいきます。
 ただ試合がエスカレートしすぎないようには気を使っていますね。
 花道、場外のスポットによる段階付けで構成すると
 これを食らっては危ないと観客に思考させた上でのカウンター合戦。
 復帰戦で出来ないことがあるならその中で逆にストーリー・テリングで勝負しようという狙いです。
 実に見事でそこいらのJrの試合よりも惹きつけられましたね。
 終盤もライガーが体がついていかない中での工夫を見せて一進一退を繰り広げました。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:3/4/12)

Dペガサス・キッド、エル・サムライvs.大谷晋二郎、高岩竜一(12/16/96)
 場外戦で序盤を代替し
 中盤は一極攻めを絡めて捕まえる。
 やや退屈な内容でしたが
 終盤になると目の覚めるような攻防が待っています。
 まあまあ良い試合。

Eペガサス・キッド、獣神ライガー、エル・サムライvs.大谷晋二郎、高岩竜一、金本浩二(3/15/97)
 後半から開始。
 それぞれが大技を披露する豪華な内容に。
 テクを利かせているので単調とは言いませんが
 連携が開発されていないのは大きいですね。
 まあまあ良い試合かな。

Fペガサス・キッド、獣神ライガーvs.大谷晋二郎、高岩竜一(3/8/97)
 序盤3分がカット。
 時期が近く面子も同じなので
 Jと余り変わらない内容になっています。
 それにしても彼らの一発一発は本当にハードで見応えがありますね。
 平均的な良試合。

総評
 ベスト版ではなくWCW時の新日参戦を特集したものなので
 どうでも良い試合やカット物が入っています。
 それでも素晴らしい3試合があるのでお買い得。
 ベノワ・ファンは押さえておきたいですね。

DVD Rating:★★★☆☆
 (執筆日:7/21/08)

注目試合の詳細

@WCWクルーザー級王座戦:ペガサス・キッドvs.大谷晋二郎(3/20/96)
  キッドはロープに押し込むと顔に手を押しつけ離れる。
  大谷が脚を取りレッグ・ロック。
  キッドの抵抗を退けかけ続ける。
  キッドは起き上がると頭部を殴りつけ逃れる。
  バタフライ・ロック。
  大谷がミュール・キックに返しチン・ロックへ。
  キッドがハンマーロックに切り返す。
  大谷がドロップ・トー・ホールドを決めチン・ロック。
  キッドは起き上がるとロープに振る。
  両脚を取るとボストン・クラブ。
  大谷は反転すると捻って投げ飛ばす。
  ロープに振ろうとするもキッドがロープを掴んで耐える。
  離させようとチョップを放つ。
  キッドは避けると場外へのブレーン・バスターを決める。
  続けてトペ・スイシーダ。
  フェンスにぶつけリングに戻す。
  首に狙いをつけ攻めて行く。
  グラウンド・ヘッド・シザースから逃れた大谷がキャメル・クラッチ。
  ロープに振りドロップ・キックへ。
  キッドはロープを掴んで止まり自爆させる。
  大谷をロープに振りドロップ・キックを決める。
  バック・ドロップにブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  コーナーへ振りクローズライン。
  もう1発狙う。
  大谷がコーナーを使いエプロンに移動するも反応して殴り落す。
  大谷が素早くリングに戻る。
  向かってきたキッドに場外へのショルダー・スルー。
  続けてスプリングボード式クロス・ボディを決める。
  リングに戻すとスプリングボード式スピン・キック。
  カバーするもカウント2。
  ロープに振りソバットを狙う。
  キッドはロープを掴んで外すとクローズラインへ。
  大谷が避けバックを取る。
  キッドはバックを取り返すとバック・ブリーカー。
  吼えるとジャーマン3連発。カウント2。
  コーナーにのせスーパープレックス。
  続けてダイビング・ヘッド・バッドを決める。
  カバーするもカウントは2。
  大谷を起こしてタイガー・スープレックスを狙う。
  大谷が体勢を入れ替えタイガー・スープレックス。
  しかしダメージが大きくカウント1でホールドが解ける。
  両者ダウン。
  大谷は起き上がるとタイガー・スープレックスを狙う。
  もがくキッドを押し飛ばしコーナーにぶつけるとフォア・アームズ。
  フォア・アームズ。
  コーナーに振ろうとする。
  キッドは防ぐとクローズライン。
  首切りポーズをするとパワー・ボム。カウントは2。
  大谷はエプロンに這い出て時間を稼ごうとする。
  キッドは戻すとコーナーにのせ雪崩式パワー・ボムを狙う。
  大谷はキッドを突き飛ばすと背中にミサイル・キック。
  吼えるとタイガー・スープレックスを狙う。
  キッドはバックを取り返すと後頭部にフォア・アームズ。
  場外へのバック・ドロップへ。
  大谷はエプロンに着地するとスプリングボードで飛びつきDDT。
  カバーし1,2,3!
  大谷が新クルーザー級チャンピオンに!

試合結果

@WCW クルーザー級王座戦:ペガサス・キッドvs.大谷晋二郎(新チャンピオン!)(3/20/96)
Aベスト・オブ・スーパー・ジュニア公式戦:ペガサス・キッドvs.エル・サムライ(5/28/96)
Bリック・スタイナー、武藤敬司vs.ペガサス・キッド、ロード・ウォーリアー・アニマル(9/20/96)
Cペガサス・キッドvs.獣神ライガー(9/23/96)
Dペガサス・キッド、エル・サムライvs.大谷晋二郎、高岩竜一(12/16/96)
Eペガサス・キッド、獣神ライガー、エル・サムライvs.大谷晋二郎、高岩竜一、金本浩二(3/15/97)
Fペガサス・キッド、獣神ライガーvs.大谷晋二郎、高岩竜一(3/8/97)