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Highspots:The Legend of Tiger Mask Disc Four(Tiger Mask IV)の分析


名勝負 なし
好勝負 タイガー・マスクIVvs.獣神サンダー・ライガー(Super J 4/1/00)

Highspots製5枚組みの大ボリュームで
タイガーマスクの伝説を振り返る。
ディスク4は4代目。
総時間は2時間20分です。
メニュー、チャプター(試合の真ん中でも1回分けられていますが)あり。

タイガー・マスクIVはノン・キャリアで
最初からタイガー・マスクとしてデビューしました。
ブランドを復興させる最適の方法ですね。
21世紀という時代でなければ通用はしないでしょうが。

@タイガー・マスクIV、藤田ミノルvs.グレート・サスケ、TAKAミチノク(9/23/99)
 新進気鋭の若手vs.重鎮のベテラン。
 それを意識してかグラウンド・レスリングが多めの試合。
 攻めにしろ受けにしろTAKAの上手さが光る一戦でしたね。
 藤田はやられっぷりは良いのですけれど
 当たりの弱さがかなり目立ちます。
 この2人が目立って後の2人はそこそこの活躍。
 中々良い試合。

Aタイガー・マスクIVvs.獣神サンダー・ライガー(Super J 4/1/00)
 この頃にはもう名実共にみちのくのエースという感じですね。
 要所でアーム・バーを見せたりスタイルを確立している事が伺えます。
 しかしながら、それよりも素晴らしかったのは前回の覇者ライガーの方でした。
 非常に充実したファイトを見せてタイガーの潜在能力を引き出しました。
 グラウンド戦でサブミッションを移行してのリズムの作り方や
 打撃を中心に持ってきて気迫などを表現する
 アイデアは素晴らしい物がありました。
 ぎりぎり好勝負。
 
Bタイガー・マスクIV、カレー・マン、ドラゴン・キッドvs.CIMA、SUWA、ドン藤井(11/8/02)
 今程の爆発力と完成度は無いですが
 この頃から”ドラゲーの試合”が完成されていたのには感心します。
 タイガーはドラゲーでも通用していますけど
 ムーブでは完全にキッドが注目を奪ってますね。
 CIMAとカレー・マンが中心に試合を作り
 平均的な良試合に。

Cタ イガー・マスクIV、ディック東郷vs.グレート・サスケ、日高郁人(3/30/03)
 これがみちのくプロレス最後の試合。
 サスケは動きこそ落ちていないが輝きはとうに無く・・・。
 それはさておき試合としては
 やや雑ながら虎ハンターの日高と
 それなりに力を出し合い
 サスケと東郷が色を添えるという物。
 平均的な良試合。
 なぜかタイガーが勝利してみちのくプロレスから旅立ちます。

Dジュニア級王座戦:ヒート(ch)vs.タイガー・マスクIV(1/4/05)
 ヒートのテンション低っ。
 動きも悪いし。
 ついでにタイガーも序盤に起きた
 花道から踏み外すというアクシデント後動きが悪くなって。
 こら盛り上がりませんわ。
 完全な駄作。
 悪い試合。

Eジュニア級王座戦:タ イガー・マスクIV(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(2/20/05)
 Aの再戦という事で期待してましたが
 新日で地位を築いたタイガー、最後の全盛期を過ぎたライガー、
 共に安全牌へと走り基本どこにでもある内容。
 違うのは途中ではさまれたライガーの怪我の振りスポット。
 結構真実味がありましたが本当に振りと考えていいのですね。
 なら後半動きが落ちたのは年のせいという事になりますか・・・。
 試合後に認めた振りして不意打ちって・・・
 2度目は受けませんよ。
 耄碌してるんだから。
 まあまあ良い試合程度。

Fジュニア級王座戦:タイガー・マスクIV(ch)vs.ブラック・タイガー(5/14/05)
 初代の対決を意識しながら
 ラフなシーンやダブル・カウントアウトかと思わせるシーンを入れたりして
 面白かったですがこの時代で
 10分ないっていうのは物足りない。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Gタ イガー・マスクIV、ウルティモ・ドラゴンvs.獣神サンダー・ライガー、ブラック・タイガー(7/16/05)
 イタリア興行から。
 面子は豪華ですが中身はというとベビーvs.ヒール色が強いぐらいで
 後は良い意味でも悪い意味でも適当。
 アニメが放映されているのでタイガー人気は意外に高かったですね。
 平均レベル。

Hジュニア級王 座戦:タイガー・マスクIV(ch)vs.ディック東郷(7/18/05)
 ベテランの東郷 がキャリーし
 良い感じに脚攻めを絡めたり
 元同団体として手の合う様子を見せていますが
 特別な事は何もなく・・・。
 なぜか観客が静かだったことぐらいでしょうか。
 中々良い試合。

総評
 順風満帆な道のりを歩いてきたタイガーIV。
 優秀ながら他と比べるとどうも面白みに欠けますね。
 また期間が長いことを考えると
 もっと良い収録内容にできそうな物です。
 (執筆日:4/15/08)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Aタイガー・マスクIVvs.獣神サンダー・ライガー(Super J 00)
  タイガーが牽制の蹴り。
  コーナーに押し込むも中々離れない。
  タイガーがソバット。
  蹴り落とすとダイビング・クロス・ボディ。
  リングに戻しドロップ・キック。
  カバーするもカウント1。
  首4の字。
  ライガーが逃れキャメル・クラッチ。
  バック・ドロップを決めカバー。カウント1。
  パワー・ボムもカウント2。
  首4の字。
  タイガーが逃れキャメル・クラッチ。
  スリーパーに移行。
  ライガーは苦し紛れにレフェリーを掴んでいる。
  タイガーがアーム・バーに移行。
  ライガーは逃れるとロメロ・スペシャル。
  ドラゴン・スリーパーに移行。
  スリーパーに移行。
  タイガーがロープに脚をかける。
  コーナーに振られたタイガーが振り向きざまにクロス・ボディ。カウント2。
  ダブル・アーム・スープレックスを狙う。
  防がれるも延髄切りからダイビング・ヘッド・バッドへ。
  ライガーは避けるとニー・ストライク。
  ダウンしているタイガーに掌底連発。
  コーナーに振り掌底。
  ロープに走り掌底へ。
  タイガーは避けるとロシアン・フック。
  ライダーを起こしてタイガー・スープレックス。カウントは2。
  コーナーのライガーにハイ・キックを狙う。
  ライガーは避けるとウィール・キックへ。
  タイガーは避けるとハイ・キック。
  続けて雪崩式ダブル・アーム・スープレックス。
  そしてアーム・バー。
  ライガーがロープに脚をかける。
  10分経過。
  タイガー・スープレックスを狙う。
  抵抗するライガーにソバット。
  ロープに走る。
  ライガーがカウンターで掌底を決めカバーするもカウント2。
  ライガー・ボムからブレーン・バスター。
  カバーするもカウントは1。
  ロープに走り掌底。
  カバーするもまたカウント1。
  ライガーのコスチュームを掴んで立ち上がろうとするタイガーに掌底を放つ。
  受け止められるも右の掌底が入り1,2,3!
  ライガーの勝利!

試合結果

@タイガー・マスクIV、藤田ミノルvs.グレート・サスケ、TAKAミチノク(9/23/99)
Aタイガー・マスクIVvs.獣神サンダー・ライガー(Super J 4/1/00)
Bタイガー・マスクIV、カレー・マン、ドラゴン・キッドvs.CIMA、 SUWA、ドン藤井(11/8/02)
Cタイガー・マスクIV、ディック東郷vs.グレート・サスケ、日高郁人(3/30/03)
Dジュニア級王座戦:ヒート(ch)vs.タイガー・マスクIV(新チャンピオン!)(1/4/05)
Eジュニア級王座戦:タイガー・マスクIV(ch)vs.獣神サンダー・ライガー(2/20/05)
Fジュニア級王座戦:タイガー・マスクIV(ch)vs.ブラック・タ イガー(5/14/05)
Gタイガー・マスクIV、ウルティモ・ドラゴンvs.獣神サンダー・ライガー、ブラック・タイガー(7/16/05)
Hジュニア級王座戦:タイガー・マスクIV(ch)vs.ディック東郷(7/18/05)