TOP日本のプロレスHighspots 個人物・特集 →Highspots:Hart Family in Japan Disc Five

Highspots:Hart Family in Japan Disc Fiveの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約1時間30分です。
@テディ・ハートvs.B-Bump(5/16/04)
 B-Bumpというマスクマンの正体はエヴァンス。
 この頃からテディーにとってエヴァンスは格好の相手だったようで
 今ほど独創的な殺人技でこそないものの
 危険な角度、勢いで技を叩き込んでいきます。
 しかしエヴァンスがマスクで表情が見えず、また動きが足りないので
 技をつなぐストーリーに乏しい無駄な羅列に陥っている事は否めません。
 試合としては中々評価できない。
 悪くない試合。

Aテディ・ハートvs.B-Bump(8/22/04)
 エヴァンスがマスクを脱いで再戦。
 まずは前回さぼったレスリングで始めます。
 やはり最初に両方の戦う意思を示しておくのは良いですね。
 中盤はエヴァンス反撃時の意思疎通が出来ておらず
 攻防がスムーズに進まなかったものの
 前回よりは攻防に流れがあるし、
 相手の得意技に対するカウンターといった見せ場もある。
 依然として勝敗がつかない理由づけが足りないものの前回よりは良い。
 平均より少し上。

BNEO女子パシフィック王座戦:倉垣翼(ch)vs.ナディア・ネイドハート
 (WrestleAidProject 5/2/05)
 倉垣が印象深いスポットを作っていますが、
 相互の攻防としては単純な張り合いのみ。
 ナディアは完全に単細胞なアメリカ人扱いでしたね。
 悪くはないが、これで満足してしまうのは勿体ない。
 平均レベル。

Cナディア・ネイドハートvs.オーサム・コング(6/4/05)
 ナディアがアメコンの前ではパワフルさを見せれる余地がなく
 なぜか命乞いするそぶりさえ、あるシーンではみられる。
 ステージ上でのブレーン・バスターもあるが、
 ちょっと工夫を凝らしたスカッシュ・マッチといった塩梅。
 少し悪い試合です。
アメコン

@テディー・ハートvs.トレント・アシッド(CZW 4/3/04)
 世界はこのようにして始まる。
 すすり泣きではなく、
 大いなる鳴動と共に。
 化学反応。
 ビッグ・バン。
 宇宙の始まり。
 夢の中へ。
 スペクタクルを提供する演者。
 熱狂する観客。
 舞い降りる天使。
 それはゴールデン・ピラミッド。
 言葉の目覚まし。
 夢の終わり。
 憂鬱な現実。
 罪深き人間よ。
 身体をひけらかし才能を浪費する。
 堕落が向かうは地獄への道。
 ハイウェイ666。
 肉体的苦痛。
 覚醒と死。
 それは救済か。
 最後の審判。
 揺れ動く天秤。
 左か。
 右か。
 定まりし罰は問い。
 汝何者か。
 正しき答え。
 それは茨の道。
 タングルド・ハート。
 歩みが時を刻みベルを鳴らす。
 解放と共に得たのは業の十字架。
 向かうは天国への道。
 エントランス3。
 彼はアダム。
 彼女はイブ。
 2人は1人で1人は2人。
 見えぬ階段を軽やかに舞う。
 目前に迫る天国の入り口。
 扉は開かれ後は進むのみ。
 突如投げかけられる蛇の囁き。
 逃れられぬ誘惑。
 人間の弱さ。
 林檎を屠る。
 サッド・オブ・ソン。
 知恵は疑いを生み見えぬ階段は消える。
 ああ、ジーザス・クライスト。
 その声は奈落に消え
 扉は閉じられた。
 世界はこのようにして終わる。
 大いなる鳴動ではなく、
 微かなるすすり泣きと共に。
 ロスト・エデン。
 完。

A準々決勝:TJウィルソンvs.ミラノ・コレクションAT(NWA Florida 6/17/06)
 敗者復活の相手という事でミラノが余裕で勝利。
 これならいっそスカッシュ・マッチにしても良かったかな。
 ちなみにTJウィルソンは後のタイソン・キッドです。
 悪い試合。

総評
 WWEでハート一家に着目したDVDが作られたのに便乗したのでしょう。
 しかし要となるダイナマイト・キッド、ブリティッシュ・ブルドッグスのDVDは既に作ってあるので
 中身は余り充実しているとは言い難いものに。
 個人的にはテディvs.エヴァンスの初期数え歌に期待していたんですが期待外れ。
 それでもオーエンの試合が見れたのは良かったです。
(執筆日:6/26/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

@テディー・ハートvs.トレント・アシッド
  蹴りで牽制。
  Let's go Acid,Let's go Teddyの大コール。
  両者力技でコーナーに押し込むとチョークしたり顔を押し飛ばしたり。
  アシッドがテディーの喉を足で押さえつける。
  テディーがレッグ・シザースに返し仕切り直し。
  バックの取り合いからアシッドが丸め込む。カウント2。
  アシッドがハンマーロック。
  テディーが首投げに返すもアシッドは離さない。
  アシッドがロープに脚をかける。
  テディーが水を吹きかける。
  アシッドも場外に降りて観客から水をもらうと投げかける。
  リングに戻る。
  テディーがリスト・ロックにヘッド・ロックと変化させながらかけ続ける。
  アシッドはテディーを押し飛ばすと突っ込んできたテディーをフロント・ヘッド・ロックに捕らえる。
  トルネードDDTを狙う。
  テディーはロープを踏めないように引っ張るとコーナーに押し込み逃れる。
  アシッドに張り手。
  殴りつけようとする。
  アシッドがカウンターで蹴りを入れる。
  セカンド・ロープから飛びつきトルネードDDT。
  テディーが場外に降りる。
  テディーは戻ってくると拳を振り回す。
  アシッドは避けガードし挑発。
  テディーがリスト・ロックへ。
  アシッドが殴りつける。
  テディーは再び場外に降りる。
  テディーはマイクを取るとストリート・ファイトにしようぜと挑発。
  アシッドは逆にリングに入ってこいよ、と挑発。
  テディーはリングに入るもやはりストリート・ファイトだと言って場外に降りる。
  アシッドが後を追おうとする。
  そこにテディーが椅子を投げてぶつける。
  アシッドに椅子をのせるとシューティングスター・プレス。
  ダブル・アームDDTも決める。
  ハート・サージェリーも決めるがカウントは2。
  アシッドを足蹴りにしたり殴りつけたりする。
  背中に担いでのドライバー。
  ハート・サージェリーを決めるもカウントは2。
  テディーのマイク。
  ザンディグとも言い合う。
  その隙に回復したアシッドはテディーの喉元を掴むと場外に降り会場の外へ連れ出す。
  車に叩きつけ振りつける。
  ボンネットでパイル・ドライバーを決める。
  屋根からムーンサルトにいくもテディーに避けられる。
  テーブルを車の横に設置する。
  アシッドを連れ車の屋根に登るとテーブルへのパワー・ボム。
  屋根の上でアピール。
  アシッドは意識を失う。
  テディーが水をかける意識を取り戻さない。
  アシッドを担ぎ会場へと戻っていく。
  アシッドをリングに入れる。
  カバーするもカウント2。
  これが信じられないテディーは椅子に八つ当たり。
  アシッドを振ろうとするもアシッドが崩れ落ちる。
  再び振ろうとする。
  アシッドはロープ手前で踏みとどまるとヤクザ・キック。
  カバーするもカウント2。
  椅子を取る。
  テディーは蹴りつけて防ぐと椅子へのフェイス・バスター。
  カバーするもカウント2。
  テディーは椅子に座ってアピール。
  アシッドをロープに振りクローズラインを放つ。
  アシッドが避けヤクザ・キックへ。
  テディーは受け止めるとレッグ・ロック・ベリー・トゥー・ベリーを狙う。
  アシッドは防ぐとハリケーン・ラナを狙う。
  テディーが耐えて位置を変える。
  アシッドはハリケーン・ラナを決めるも立てた椅子にぶつかり自爆。
  カバーするもカウント2。
  テディーはザンディグに唾を吐きかける。
  椅子を手に取るとアシッドに叩きつけようとする。
  ザンディグがリングに上がってきて椅子を取り上げる。
  ガードするテディーに椅子を渡す。
  そこにアシッドのヤクザ・キックが決まり1,2,3!
  アシッドの勝利!

試合結果

@テディ・ハートvs.B-Bump(5/16/04)
Aテディ・ハートvs.B-Bump(8/22/04)
BNEO女子パシフィック王座戦:倉垣翼(ch)vs.ナディア・ネイドハート (WrestleAidProject 5/2/05)
Cナディア・ネイドハートvs.オーサム・コング(6/4/05)
@テディ・ハートvs.トレント・アシッド(CZW 4/3/04)
A準々決勝:TJウィルソンvs.ミラノ・コレクションAT(NWA Florida 6/17/06)