Highspots:British Bulldogs in Japan Disc Oneの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ブリティッシュ・ブルドッグスvs.スタン・ハンセン、テッド・デビアス(11/23/85) ブリティッシュ・ブルドッグスvs.ジョー&ディーン・マレンコ(1/28/85) |
Highspots製。
2枚組み約2時間55分です。
メニュー、チャプターあり。
@ ブリティッシュ・ブルドッグスvs.小林邦昭、アニマル浜口(2/5/85)
良く言えばスピード感溢れる、
悪く言えば性急です。
キッドの試合開始直後の高速ブレーン・バスターという定番ムーブも微妙。
そのために展開はやや雑ながら肉のぶつかり合いとしての重みもありましたし
結末がいつもの両リンながら持って行き方は良かったですね。
平均的な良試合。
Aブリティッシュ・ブルドッグスvs.タイガー・マスク、マジック・ドラゴン(6/2/85)
タイガーとブルドッグスの攻防が良く
ドラゴンも引き立て役として支えていました。
只最後は普通にカットが間に合ったような気がしないでもないが・・・。
まあまあ良い試合。
Bブリティッシュ・ブルドッグスvs.小林邦昭、仲野信市(6/4/85)
3人は安定した働きをしていた物の
仲野が予想通り格下として何もできず退屈です。
悪くない試合。
Cブリティッシュ・ブルドッグスvs.スタン・ハンセン、テッド・デビアス(11/23/85)
これで7分ないとは信じられません。
タッグの醍醐味が全て詰まっていると言っても過言ではない。
小気味良くタッチ・ワークで魅せていき、
そこに連係技を加える。
体格差をスタイルに出しているしタッグならではの締めでも終わっている。
短い事を考慮しても恐ろしく完成度が高いですよ。
ぎりぎり好勝負。
Dブリティッシュ・ブルドッグスvs.タイガー・マスク、マイティ井上(11/30/85)
ヘビー級転向を控えているせいか
Aに比べるとタイガーの動きがやや落ちる気も。
それなりにクオリティは保たれていますが
特別な物はありません。
平均より少し上。
Eブリティッシュ・ブルドッグスvs.保永昇男、谷津嘉章(12/4/85)
日本組は地味ながら脚攻めとか
しっかりした試合運びを見せています。
只Aと同じように幕引きが微妙なのは時代が時代だから仕方ない、のか・・・?。
まあまあ良い試合です。
Fブリティッシュ・ブルドッグスvs.ジョー&ディーン・マレンコ(1/28/85)
ここはマレンコ兄弟に譲って
グラウンド・レスリング重視、渋い試合になりました。
ディーンを知っている方ならどんな物かは大体想像つくと思いますので
今回特筆しておくべきは意外に華麗な面も出ている事でしょうか。
要所で身体能力を使った独創的、華麗なムーブ(時代故というのもありますが)を出しているんですよ。
こういうのがあるから観客も腰を据えて見守れるという物です。
タッグ要素はある程度しか使っていないので
ブルドッグスの魅力も完全に出た訳ではないですが
非常に見応えのある試合で、ぎりぎり好勝負。
DVD Rating:★★★☆☆
注目試合の詳細
Cブリティッシュ・ブルドッグスvs.スタン・ハンセン、テッド・デビアス(11/23/85)デビアスはキッドをコーナーに押し込みチョップ。
振り返されるも蹴りを入れボディ・スラム。
エルボーを落とすも避けられ離れる。
キッドが蹴りを入れ交代するもデビアスに距離をとられる。
スミスがショルダー・タックル。
ショルダー・スルーも着地しドロップ・キックを決める。
デビアスはハンセンに交代する。
ハンセンがスミスを投げ飛ばしデビアスと交代。
スミスはデビアスを自陣に押し込み交代する。
キッドは高速ブレーン・バスターを決めリバース・チン・ロック。
ハンセンがカットしそこから交代に結びつく。
ダブル・バック・エルボーをキッドに決める。
キッドはハンセンを殴りつけるもハンセンがパワー・スラム。カウント2。
連係技を決める。
キッドがショルダー・スルーを狙ったデビアスを丸め込む。
カウント2で返されるも交代。
デビアスがスミスをロープに振りショルダー・スルー。
スミスにダブル・ショルダー・タックルを決める。
カバーするもカウント2。
スミスはショルダー・スルーを狙ったハンセンを蹴り上げる。
スミスがタッチするも、ハンセンもまたタッチする。
キッドはリングに入るとデビアスにヘッド・ロック。
ロープに振られた所でショルダー・タックル。
揺らぐも倒せず再びヘッド・ロック。
ロープに振らせて蹴り上げる。
そしてダブル・ショルダー・タックルで倒す。
ダブル・ブレーン・バスターを決めカバー。
ハンセンがカット。
キッドがハンセンに襲いかかりドロップ・キック。
その隙にスミスがデビアスにダイビング・ヘッド・バッドを狙うも避けられ自爆。
スミスの自爆に気づいていないキッドは場外に出てしまう。
好機とばかりにハンセンのウェスタン・ラリアートがスミスに炸裂。
ハンセンがキッドを押さえつけている間にデビアスがスミスにパワー・スラムを決め1,2,3!
Fブリティッシュ・ブルドッグスvs.ジョー&ディーン・マレンコ(1/28/85)
スミスとディーンで試合開始。
スミスがアーム・ドラッグで牽制。
ディーンがヘッド・ロック。
持ち上げられかけるもグラウンド・ヘッド・ロックに持ち込む。
ロープ・ワークからディーンがヘッド・ロック。
続けてドロップ・キックを放つ。
スミスはかろうじて避けて距離を取る。
両者交代する。
キッドからグラウンド・レスリングへ。
キッドはジョーをコーナーに押し込むとショルダー・ブロック。
スミスが腕を取るもジョーは自陣に歩み寄り交代。
ディーンが腕を取る。
スミスは前転、後転を繰り返し腕を取る。
ディーンは蹴り飛ばすと跳び起きる。
同じくスミスも跳び起きる。
スミスがフォア・アームズを入れロープに振ろうとする。
ディーンが振り返しモンキー・フリップへ。
スミスが着地し向き直る。
キッドが出てくる。
キッドがショルダー・タックルから高速ブレーン・バスター。
カバーするもカウント2。
ディーンは捕まるもスミスの股下を潜り抜けリバース・ハリケーン・ラナ。
カバーするもカウント2で吹き飛ばされる。
ジョーが出てくる。
スミスはフロント・ヘッド・ロックを食らうも持ち上げてコーナーに置く。
正々堂々離れようとするもジョーが蹴りつける。
ボディ・シザースで丸め込む。カウント2。
スミスがジョーを自陣に押し込み交代。
ジョーは腕を取られるもロープを掴んで一回転。
背中を通って逆の腕にアーム・ドラッグ。
これにはキッドも驚きを隠せない。
ジョーがフルネルソン。
キッドが逆にフルネルソン。
またジョーがフルネルソン。
キッドが丸め込みに返そうとする。
ジョーは防ぐと力技で起こしてフルネルソン。
キッドがアーム・ドラッグに返しアーム・バー。
ジョーがレッグ・ロックに返す。
キッドがロープを掴む。
ジョーはキッドをロープに振るとツームストンを狙う。
キッドが体勢を変えツームストン。
カバーするもカウント2。
スミスがサブミッションで攻める。
ジョーはロープに押し込んで殴りつけるとキー・ロック。
スミスは動きに合わせられて逃れられない。
ならばと力技で持ち上げ後ろに投げ落とす。
カバーするもジョーの脚がロープにかかる。
交代したキッドもサブミッションで攻める。
ジョーは五分に戻すと自陣に押し込みタッチ。
ディーンがノーザンライト。カウント2。
コーナーから飛ぶ。
スミスはかわすとロメロ・スペシャル。
ジョーがカット。
キッドと交代。
ディーンがコーナーを使ってカウンターのクロス・ボディ。カウント2。
スミスと交代。
ディーンが丸め込みからレッグ・ロックへ。
キッドが蹴りつけ控えに戻るもディーンは耐えて離さない。
交代したジョーがインディアン・デス・ロックのブリッジ。
引き続きスミスの脚を攻める。
スミスは立ち上がるとディーンを殴りつけボディ・スラムを狙う。
ディーンは後ろに着地するとジャーマン。
スミスはカウント2で返すと素早くタッチ。
ディーンがキッドにノーザンライトを狙う。
脚をかけて防がれるも捕まえる。
20分経過。
ジョーがグラウンド・ヘッド・シザース。
キッドが何とかロープに脚をかける。
キッドがロープに押し込みショルダー・タックルを決めると両者転落。
キッドが先にリングに戻り交代する。
マレンコ攻撃をスミスをコーナーに振り連係攻撃を狙う。
スミスはかわしてディーンをコーナーに激突させるとジョーにはクローズライン。
ジョーを担ぐとタッチしてからパワー・スラム。
キッドをボディ・リフトで抱え上げジョーの上に落とそうとする。
ディーンが入ってきてスミスにドロップ・キック。
ブルドッグスは場外へ。
リングアウト勝ちも狙えたがジョーはキッドをリングに戻す。
キッドの攻撃を避けるとノーザンライト。カウントは2。
ジャーマンを狙う。
キッドが耐えて逆にブレーン・バスターを狙う。
ジョーが耐えフィッシャーマンズ・スープレックス。カウントは2。
ジョーがヴィクトリー・ロールを狙う。
キッドが座り込んでカバーに持って行き1,2,3!
ブルドッグスの勝利!
試合後両チームお互いの健闘を称える。
試合結果
@ブリティッシュ・ブルドッグスvs.小林邦昭、アニマル浜口(2/5/85)(両者リング・アウト)Aブリティッシュ・ブルドッグスvs.タイガー・マスク、マジック・ドラゴン(6/2/85)
Bブリティッシュ・ブルドッグスvs.小林邦昭、仲野信市(6/4/85)
Cブリティッシュ・ブルドッグスvs.スタン・ハンセン、テッド・デビアス(11/23/85)
Dブリティッシュ・ブルドッグスvs.タイガー・マスク、マイティ井上(11/30/85)
Eブリティッシュ・ブルドッグスvs.保永昇男、谷津嘉章(12/4/85)
Fブリティッシュ・ブルドッグスvs.ジョー&ディーン・マレンコ(1/28/85)