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Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2021 part.1の分析


名勝負 なし
好勝負 オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:シュン・スカイウォーカー(ch)vs.石田凱士(3/7/21)

KoG決勝:箕浦康太vs.Kzy(6/3/21)

①オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:BxBハルク、KAI(ch)vs.箕浦康太、ジェイソン・リー(1/12/21)
 箕浦、リーがハイ・フライで魅せた後、
 ハルクのエプロン技から箕浦の孤立。
 REDの極悪アピールが冴えわたっていますね。
 観客は声を出せないもののボルテージはしっかり高まっています。

 箕浦が粗削りな部分ありますが、
 連携で上手く試合が広がっているので個のデメリットはあまり感じず。
 
 KAI、ハルクが硬軟上手く織り交ぜていたのが良かった。

 好勝負に少し届かず。

②オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:シュン・スカイウォーカー(ch)vs.石田凱士(3/7/21)
 切れのある演舞の他に
 シュンのジャベや石田の脚殺しで
 一定の見応えを持って10分使えたのは大きかった。

 シュンが脚の痛みを表現しつつスケールのある攻め。
 石田もハードな攻めで、
 キャリア差がそんなにない中で
 気兼ねなく適切なバランス感を追求できています。

 反撃するポイント作りが安定していて
 ゆったりと時間をかけながら一進一退。

 まだ改善の余地はありますがアンクル・ロックによる
 クライマックスの膨らませ方も良かった。

 最後のまとめ方も素晴らしく、
 シュンは王者として試行錯誤していましたが、
 遂に一つの理想形を作ったかと感慨深く思わせる見応えのある一戦。

 ぎりぎり好勝負。

③KoG公式戦:Kzy vs.ジェイソン・リー(5/21/21)
 キレの良い立ち上がり。

 攻防の変転が中途半端だが
 気持ちのぶつかり合いを前面に出していて
 ジェイソンのギアが入った時の鋭い連打には思わず声が出ます。

 その後も双方向性に課題があり、
 熱量が効率よく繋がらないものの
 断絶はされていないし、その欠点を抱えつつも
 特別なものを要所で感じさせるだけのものがありました。

 中々良い試合。

④KoG決勝:箕浦康太vs.Kzy(6/3/21)
 ビッグ・チャンスを掴んだ箕浦。
 積極的に仕掛けていきますが、Kzyが受け止め主導権を掴みます。

 Kzyは先輩として懐深く受け止めるということを
 表現上もリアルにおいても求められていますが、
 両方の観点においてしっかりこなしています。

 首攻めの組み合わせ方も良いですね。

 蓑浦は登り龍の勢いを感じさせます。
 ここぞの流れにのった攻めが一番の見せ場と理解していて
 見事なレベルでこなしています。

 序盤から中盤そこからの上げ方が素晴らしいですね。

 過去のドラゲーのビッグ・マッチはここの構成が形骸化して
 他のプロレスと比べた時に退屈なものも多かったですが
 世代が移り変わる中でドラゲーの尖った部分の
 欠点の方は解消されたと改めて実感しました。

 終盤、蓑浦が強烈なジャーマン・ブリッジで幕開け。
 返されるや素晴らしい動きでクロスフェイスに移行。
 チャンスを与えられるべくして与えられたコンディションですね。

 Kzyも総合力の強さを見せつけ、
 最後まで集中力途切れず強烈な軸でやりきりました。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:6/?/21)


注目試合の詳細

なし

試合結果

①オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:BxBハルク、KAI(ch)vs.箕浦康太、ジェイソン・リー(1/12/21)
②オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:シュン・スカイウォーカー(ch)vs.石田凱士(3/7/21)
③KoG公式戦:Kzy vs.ジェイソン・リー(5/21/21)
④KoG決勝:箕浦康太vs.Kzy(優勝!)(6/3/21)