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Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2020 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:土井成樹(ch)vs.Eita(8/2/20)

オープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:石田凱士(ch)vs.奥田啓介(11/3/20)

オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:ジェイソン・リー、箕浦康太(ch)vs.堀口元気、横須賀ススム(11/3/20)

①オープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:石田凱士(ch)vs.奥田啓介(6/21/20)
 奥田が冒頭でハイ・ニーでダウンさせ
 MMA的なセンスも踏まえた攻撃性を表現します。

 ハイ・キックをかわされ鉄柱誤爆という
 極めてプロレス的な展開から石田が脚攻め。

 展開としてじっくり積み重ねた上で
 椅子攻撃やアンクル・ロックを上乗せして
 上手くストーリー・ラインを作り上げていきましたね。

 但し最後はチープ・フィニッシュ。
 レフェリー気絶なら良いんですが、
 意識を逸らしているだけで、あんなにセコンドが連打するのはちょっと興覚め。
 そこのバランス感は持って欲しかった。

 好勝負に少し届かず。
  (執筆日:10/?/20)

②BEN-K、YAMATO、KAI、ストロング・マシーンJ vs.吉野正人、ドラゴン・キッド、
近藤修司、横須賀ススム(7/15/20)migi
 吉野らが分かりやすく連携を積み重ねていきます。

 Ben-K側も悪くないタッグ・ワーク。
 ストロング・マシーンの動きが中でも良かったですね。

 タッグ・スポットがコンスタントにあり良かったですが、
 特筆する所もなく、フックないまま終わった印象。

 平均的な良試合。
  (執筆日:10/?/20)

③オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:土井成樹(ch)vs.Eita(8/2/20)
 土井は流れるような試合運び。
 首攻めではラフ要素と間の要素を
 上手く両立させていましたね。

 Eitaはヒール・ワーク。
 相手に向かっていない時の間の取り方素晴らしく
 Eitaの目指すキャラ・ワークの精度がまた上がっている実感があります。
 観客がブーイングを起こせず確認作業ができない中で良くやってのけました。

 ドラゴンゲートでは中盤が形だけになりがちですが、
 この試合は中盤のやり取りも十分に面白かった。

 新応援様式はドラゲーと相性余り良くない印象ですが、
 思わず声が出てしまうような強烈な技の数々と
 じっくり見せる表現力で最後まで魅せ切りました。

 30分の長丁場に設定する中で
 EitaがズルはするけどREDに援護させないという
 スタンスを取ったのも良かった。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:8/?/20)

④YAMATO、Kzy、Ben-K、箕浦康太vs.Eita、BxBハルク、石田凱士、KAI(10/7/20)
 Kzy挑戦が決まっているEitaに火花を散らす

 REDが主導権を握ってコントロール。
 チームの統一感は良いものの
 このメンバーならもう少し個性も出してほしいですね。

 ドラゴンゲート側もEitaへの王座挑戦を控えている
 Kzyを攻防の根幹に据えるのは良いものの
 そのせいで他が控えめになっている感がありました。

 最後はストーリー演出でフィニッシュ。

 平均的な良試合。
  (執筆日:10/?/20)

⑤オープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:石田凱士(ch)vs.奥田啓介(11/3/20)
 石田が危険な蹴りを入れ脚に椅子攻撃。

 その展開を無視するように
 ヒートして蹴り合って、
 同時に観客を巻き込むに十分な蹴りの耐え合いなどの絵作り。

 前回は丁寧に理に従いながらの試合運びでした。

 それも素晴らしかったですが、
 理屈の前に小さく縮こまり得るのならば、
 がむしゃらに突っ走って後で理屈を繋げようと割り切っています。
 自分達の良い形を見出しましたね。

 ドラゴンゲートの中でも他がマネできないものを見ています。

 11分の試合時間に熱量を最高に詰め込みました。

 ぎりぎり好勝負。
  (執筆日:10/?/20)

⑥オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:ジェイソン・リー、箕浦康太(ch)vs.堀口元気、横須賀ススム(11/3/20)
 堀口、横須賀は九州プロのタッグ王者になっており、
 真のタッグ王者は俺だ、と挑戦者ではない上から目線。

 試合も強烈なスポットを冒頭で叩きこむと
 息をつかせぬハードな攻め込みを見せます。
 
 ジェイソン、箕浦が軽快に反撃しようとすれば
 同じような活きの良い動きで返して更に+1付け加える。

 ベテランが想像の上を行くので
 攻守比率が偏っているにも関わらず
 興味を強く持って見続けることができています。

 王者側が最後ひっくり返すに値するだけの説得力が不足していて
 それまでの過程を100%活かせなかったものの素晴らしい内容です。

 ぎりぎり好勝負。
  (執筆日:10/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

①オープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:石田凱士(ch)vs.奥田啓介(6/21/20)
BEN-K、YAMATO、KAI、ストロング・マシーンJ vs.吉野正人、ドラゴン・キッド、
③オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:土井成樹(ch)vs.Eita(新チャンピオン!)(8/2/20)
YAMATO、Kzy、Ben-K、箕浦康太vs.Eita、BxBハルク、石田凱士、KAI(10/7/20)
⑤オープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:石田凱士(ch)vs.奥田啓介(新チャンピオン!)(11/3/20)
⑥オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:ジェイソン・リー、箕浦康太(ch)vs.堀口元気、横須賀ススム(11/3/20)