Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2011 part.2の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | オープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:CIMA、土井成樹、BxBハルク(BW)vs.吉野正人、YAMATO、Gamma(JT)(Infinity 224 6/18/11) |
@King of Gate1回戦:望月成晃(Z)vs.鷹木信悟(K)(Infinity 219 5/12/11)
(18分中15分)
両者最初から飛ばしていて
鷹木がエプロンでDVDを決めれば
望月は強烈な踵落としを腕に叩き込み腕攻め。
望月は残ったダメージを見せながら
蹴りの強弱を使って上手く攻めていますね。
鷹木のラリアットをラリアットで切るというシーンも面白かった。
ただ蹴り主体で攻めの幅は広くない上、
序盤から飛ばしたので後半の流れは思うように見せられていませんね。
終盤はいつものように緩急で盛り上げていますが、
こここぞ腕狙いのサブミッションで適宜ダメージ調整するべきでした。
好勝負に少し届かず。
試合後BWが望月を襲撃。
吉野、YAMATOが望月を救い出し握手しようとするも再びBWが襲いかかる。
ハルクが助けにくるも相変わらず鷹木との仲は険悪。
望月が無理やり握手させるも鷹木、ハルクは手を跳ね除ける。
望月が対BWで結託しなければならない、と説得を試みる。
次回鷹木、ハルクvs.BWの試合が決定。
BWと戦うために入場してきた鷹木をBWが襲撃し。
パートナーであるはずのハルクがBW入りし鷹木を血祭りに。
望月らジャンクション・スリー(JT)にサプライズでBWからシフト・チェンジで追放されたGammaが加入。
一方BWも戸澤が加入。
そのまま5対5の次の試合へ。
A望月成晃、吉野正人、鷹木信悟、YAMATO、Gamma(JT)vs.CIMA、BxBハルク、土井成樹、戸澤陽、神田裕之(BW)(Infinity 223 6/8/11)
(24分中21分)
JTとBWの二大軍団の構図になって、いきなりの全面対決。
会場中に散った乱闘で始めます。
10人タッグということで
短期スパンで考えながらそれぞれの見せ場を作っていますね。
中盤はBWがGammaを捕まえ一方的にネタを披露する展開。
タッチ成功で鷹木に代わり試合は一転本格派に。
4方向同時ダイブといった派手なスポットやハルクx鷹木の実現などでギア・アップ。
ただBWはシフト・チェンジした事で連携力が見劣りする状態ですし、
結成したてのJTは尚更です。
長期的な視点の欠ける内容となってしまいました。
最後は戸澤が必殺技をお披露目して幕。
好勝負に少し届かず。
試合後YAMATOと戸澤の対決が決定。
Bオープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:Pac(JT)(ch)vs.リコシェ(BW)(Infinity 224 6/18/11)
(16分中13分)
セコンド介入
動きを押さえつつ、相手の動きに合わせての切り返しを印象的に見せています。
攻防だけでなく遺恨も2戦目仕様で
ちょっとした敵意を上手く織り交ぜています。
グラウンドはありませんが投げ、打撃、走りでバランスを取っています。
リコシェがBWのカラーを身に着けてきたのも大きいですね。
リコシェが鼻血を流すほどの激戦。
中々良い試合。
Cオープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:CIMA、土井成樹、BxBハルク(BW)vs.吉野正人、YAMATO、Gamma(JT)(Infinity 224 6/18/11)
元々CIMA、キッド、リコシェが持っていた王座でしたが、
シフト・チェンジによるキッド追放により空位になっています。
試合は定番どおり乱戦スタート。
椅子を叩きつけたり、観客席にぶつけたりと派手にやっていますね。
CIMAvs.Gammaのアピール合戦。
土井vs.吉野のスピード・バトル。
ヒールとしてポテンシャルを最大限に発揮しているハルク相手に
YAMATOが得意の孤立を魅せたりと、それぞれの絡みが素晴らしいものを生み出しています。
BWもシフト・チェンジ後連携力が少し落ちた印象でしたが
ここにきてBWカラーをチームに浸透させてきていて
全員が煽りスポットを出来るようになっています。
それぞれの個性とBWのチーム力がバランスよく配置された戦い。
JTは相変わらず個に重きを置いた戦い方ですが
Gammaの存在がJTの連携を意識付けていたのは驚きでしたね。
唾攻撃とかあって個人的には嫌いな選手なんですが、こうしてみると貴重な働きをしている。
ぎりぎり好勝負。
Dオープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:斉藤了、堀口元気(BW)(ch)vs.ドラゴン・キッド、Pac(JT)(Infinity 225 6/19/11)
(予定)
E鷹木信悟(JT)vs.BxBハルク(BW)(Infinity 226 7/8/11)
(18分中10分)
ハルクの受け身で鷹木のパワフルさがいつも以上に際立ちます。
かといってハルクには弱きものと言うイメージを抱かせない。
コングのラリアットから鷹木に対して脚攻めを開始していますが、
そのラリアットの前に自分でビッグ・ブーツを叩き込んで形勢を逆転していたのが素晴らしいですね。
狂ったキャラ表現もフィットしてきていて
エプロンでのEVO他ハード・ヒットで鷹木を甚振っていきます。
それは紛れもなくライバル対決ですが、
ハルクがぴんぴんしていて鷹木がぐったりダウンしているという
ドラマチックな絵が創出されます。
鷹木が全てを一発でひっくり返す魅力を見せ盛り上げましたが、
最後はハルクが大一番前にファースト・フラッシュの怖さを見せつけKO勝利。
ドラマに重きを置いたせいで若干物足りない印象が残りますね。
ただこれはフルで見たら解決されるだけの問題かもしれない。
好勝負に少し届かず。。
注目試合の詳細
なし試合結果
@King of Gate1回戦:望月成晃(Z)vs.鷹木信悟(K)(Infinity 219 5/12/11)A望月成晃、吉野正人、鷹木信悟、YAMATO、Gamma(JT)vs.CIMA、BxBハルク、土井成樹、戸澤陽、神田裕之(BW)(Infinity 223 6/8/11)
Bオープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:Pac(JT)(ch)vs.リコシェ(BW)(Infinity 224 6/18/11)
Cオープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:CIMA、土井成樹、BxBハルク(BW)vs.吉野正人、YAMATO、Gamma(JT)(Infinity 224 6/18/11)
Dオープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:斉藤了、堀口元気(BW)(ch)vs.ドラゴン・キッド、Pac(JT)(Infinity 225 6/19/11)
E鷹木信悟(JT)vs.BxBハルク(BW)(Infinity 226 7/8/11)