Dragon Gate:Final Gate 12/25/11の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:戸澤陽、BxBハルク(BW)(ch)vs.鷹木信悟、YAMATO(JT) |
@神田裕之、ウーハー・ネイション、トマホークT.T(BW) vs.ドン・フジイ、超神龍、琴香
Aジミー・ススム、ジミー・カゲトラ(JT)vs.斉藤了、堀口元気(BW)
Bサイバー・コングvs.佐々木健介
Cオープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:土井成樹、谷嵜なおき、Kzy(BW)(ch)vs.ドラゴン・キッド、Gamma、リッチ・スワン(JT)
Dオープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:リコシェ(bw)(ch)vs.吉野正人(JT)
Eオープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:戸澤陽、BxBハルク(BW)(ch)vs.鷹木信悟、YAMATO(JT)
基本的な攻防のディティールに技術や工夫を織り交ぜています。
ハルク、鷹木は完成度が高く細かい一進一退も苦労する事なく実現しています。
戸澤はひとまず受けて時節を見て反撃するスタイルで鉄板。
YAMATOはグロッキーな状態の魅せ方が上手いですね。
ただロー・ブローや椅子といったお手軽な展開付けが目立ちます。
鷹木のカットも中途半端です。
カット後攻撃を加えようとするぐらいヒート・アップするか、それともYAMATOを信じエプロンで待つか、
どちらかにはっきりさせた方が良い。
これは箱が大きいことを考慮しての行動かもしれませんが
今年のDGの中でも一、二を争うタッグなだけに勿体無い。
YAMATOの孤立後の攻防もそれぞれが真価を発揮しての打ち合い。
ハルクのヒールと鷹木の気迫で一層の盛り上がりを迎える中、
戸澤がスピーディーな攻防でも観客を感心させ、
ハルク、戸澤はこのタッグならではの巧みな連携でつないでいきました。
ぎりぎり好勝負。
Fオープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(JT)vs.CIMA(BW)
CIMAは蹴りをかわすも受身がいまいち。
一発一発を高めるというよりそんな一発で沈むの?という呆気なさが先立ちます。
望月がダイブを決めた後脚攻めを行いますが、
たいした動きもなく只積み重ねるだけのもの。
余り意味合いが生まれてきません。
織り交ぜる蹴りが絶対値として相当ハードか
リアリティーのある技巧的サブミッションで攻めるか、
フレアーみたいに空間的に巧みに組み合わせるか、
どれかでなければいけませんが、そのどれでもありません。
CIMAがお返しの脚攻め。
こちらはドラゴン・スクリューを主としたもので上記で言えば3つ目に当てはまりますか。
椅子を使うなどユニークではありますが
こういうやり方をする事に衰えを感じざるを得ません。
また間よりリズムのDGですから晩年の武藤のそれ程の絶品ではない。
その後適切に一進一退がありますが、
どちらも特に脚攻めを行った意味合いは感じ取れません。
膝の痛みでフォールが遅れる場面もありましたが都合の良い場面で持ち出してきていて不自然極まりない。
また3回も必殺技を放って決着するというナンセンスな盛り上げ方で
ROHと同じくがっくりくる年末最後の大一番でした。
まあまあ良い試合。
(執筆日:12/27/11)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@神田裕之、ウーハー・ネイション、トマホークT.T(BW) vs.ドン・フジイ、超神龍、琴香Aジミー・ススム、ジミー・カゲトラ(JT)vs.斉藤了、堀口元気(BW)
Bサイバー・コングvs.佐々木健介
Cオープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:土井成樹、谷嵜なおき、Kzy(BW)(ch)vs.ドラゴン・キッド、Gamma、リッチ・スワン(JT)
Dオープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:リコシェ(bw)(ch)vs.吉野正人(JT)
Eオープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:戸澤陽、BxBハルク(BW)(ch)vs.鷹木信悟、YAMATO(JT)
Fオープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(JT)vs.CIMA(BW)(新チャンピオン!)