Dragon Gate:Live in L.A. 9/5/08 の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1枚約1時間45分です。
実況の被せによって臨場感は少なめ。
@堀口元気vs.エル・ジェネリコ
いくら地味な堀口でも、と思う程簡素なレベルの内容で
それにリアル・ハザードのヒール・タッチが加わっています。
悪くない試合。
試合後ジェネリコをリンチするリアル・ハザードを追い払う形で土井、吉野、ハルクが現れそれぞれアピール。
Aストーカー市川vs.ネクロ・ブッチャー
ネクロのパンチ一発で瞬殺。
しかしミステイクがあったという市川のアピールにより再戦。
市川がカンチョー戦法を繰り出した後は
ネクロがハードコアで叩きのめしていく内容です。
2試合目らしいファン・マッチですね。
悪くない試合。
Bオープン・ザ・ドラゴン・ゲート王座戦:Shingo(ch)vs.PAC
パワー・ファイターvs.ハイ・フライヤーの構図で
両者の魅力のムーブを見せていきます。
只クライマックスとか余りにも大技を打ち過ぎですね。
Shingoが器用な部分を見せて
スーパープレックスを繋ぎにしたり、
上手く流れを持った攻めにしている事は評価できるものの
それは同時に技の軽視にもつながってきますからね。
MOTNの中々良い試合だけど3試合目ではやって欲しくなかった内容です。
Cドラゴン・キッド、ケンドーvs.新井健一郎、岩佐拓
新井、岩井は普通ながら、普通だからこそ良い
タッグ・ワークで地道に構築していきます。
キッドも良い動きでミス・ムーブもありません。
残りの1人ケンドーも本場ルチャの動きで良いスパイスになるかと思ったら
最初だけで後は滑ってばかりのお荷物でしたね。
平均レベル。
試合後キッドらがリンチされている所にCIMAがサプライズ登場して追い払います。
Dオープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:斉藤了、横須賀享(ch)vs.ヤング・バックス
バックスは今から見ると荒削りですね。
スピードも連携技も良いが物足りなさを感じます。
斉藤、横須賀は安定した働きながら
王者を任せられているにしては+1がない。
終盤の技を見ていても試合を通しての重みを感じられません。
まあまあ良い試合。
Eオープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:YAMATO、神田裕之、Gamma(ch)vs.土井成樹、吉野正人、BxBハルク
ベビーフェイス優位が
乱戦スポットを挟んで孤立に転じ、
竹刀、ケースやパウダーを出しての終盤へ、と
典型的な構築でクオリティもしっかりしている。
良く言えばドラゲーのいつもの試合を直輸入した。
しかしヒールが引き立て役になっている事を割り引いても
ベビーフェイスとヒールの魅力の差は明らかで
クライマックスになってもベビーフェイスの技披露会といった感じだったのは否めない。
平均的な良試合。
総評
メイン・カードが無く、Shingovs.PACが後ろに持ってこれなかったのはマイナスだが
基本的に大会としては良いし、輸入は成功と言える。
只それを当たり前にこなしているドラゲーなら
この一夜を特別な物にして欲しかったし、これならDVD化する程でもないなぁ、という印象です。
(執筆日:9/10/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@堀口元気vs.エル・ジェネリコAストーカー市川vs.ネクロ・ブッチャー
Bオープン・ザ・ドラゴン・ゲート王座戦:Shingo(ch)vs.PAC
Cドラゴン・キッド、ケンドーvs.新井健一郎、岩佐拓
Dオープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:斉藤了、横須賀享(ch)vs.ヤング・バックス
Eオープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:YAMATO、神田裕之、Gamma(ch)vs.土井成樹、吉野正人、BxBハルク