DDT:Best of DDT 2015の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | HARASHIMA、ハッピー・モーテル(竹下幸之助、遠藤哲哉)vs.飯伏幸太、ストロングBJ(岡林裕二、関本大介)(1/25/15) タッグ王座戦:ハッピー・モーテル(竹下幸之助、遠藤哲哉)(ch)vs.ストロングBJ(岡林裕二、関本大介)(2/15/15) |
@HARASHIMA、ハッピー・モーテル(竹下幸之助、遠藤哲哉)vs.飯伏幸太、ストロングBJ(岡林裕二、関本大介)(1/25/15)
翌月の王座戦を合体させた形ですが、
前哨戦と呼ぶには非常に中身の濃い内容でした。
次回メインを務める飯伏とHARASHIMAは
控えめな位置づけに据えられますが、
そのおかげで逸脱した行為は封印されるし、
HARASHIMAは若いタッグのフォローに専念。
飯伏は次代のDDTを担うべき竹下、遠藤に対し、
"しごき"を与える素晴らしい試合運びを見せます。
ストロングBJはいつも通り安定感を持って試合をするし、
このトリオの中ではやはりこの2人が幅を広げている。
後半はストロングBJとハッピー・モーテルが
次のビッグ・マッチで使う光景をふんだんに使用し盛り上げ。
そこに遠藤と飯伏の意識した張り合いや、
飯伏のアイディア+ストロングBJなど
このトリオならではの新しい可能性が切り開け、
ハチャメチャな圧倒的クライマックスが展開されました。
文句なしに好勝負。
Aタッグ王座戦:ハッピー・モーテル(竹下幸之助、遠藤哲哉)(ch)vs.ストロングBJ(岡林裕二、関本大介)(2/15/15)
まずはストロングBJが竹下を孤立させます。
技のバランス感が流石ですね。
竹下が伸びやかな動きから反撃。
タッチできるかっできないかの見せ場に
つなげて欲しかったが、それは欲張りか。
遠藤も動きが良く、若手スターならではの物があります。
ハッピー・モーテルの輝きを活かしながら
ストロングBJが試合を手中の中に収め試合進行。
サブミッションを効果的に使いこなしています。
終盤は竹下の投げ及びシャープ・シューターが
上手く機能して盛り上がっていますね。
ただクライマックスはやや蛇足。
ハッピー・モーテルのキャリアを考えると
そこまでストロングBJと同等に張り合って
物量戦に持ち込む必要はありません。
それをしなくても通用するだけのものは
この試合で十分見せれていました。
ぎりぎり好勝負。
BKO-D無差別級王座戦:HARASHIMA(ch)vs.飯伏幸太(2/15/15)
キャッチーさがまったくないですね。
飯伏が場外を挟んで刻んだ後、
HARASHIMAが腹攻めを始動。
一貫性のある攻めですが、
一方的過ぎて単調この上ない、という印象が先にある。
素で来いよ、と言って移る花道の攻防は戦いではありません。
リングに戻ってからの一進一退は良いですね。
掟破り含めハード・ヒットが冴えわたり熱量もこもってきます。
ただハード・ヒットは際立っていますが
良いライバル関係の図は不十分で陰鬱さが無駄にある。
5年ぶりの一戦という背景は良い形に働かなかった。
平均的な良試合。
C遠藤哲哉vs.岡林裕二(2/21/15)
遠藤は腕攻めで岡林の動きを止めようとし、
岡林は荒々しい打撃でねじ伏せようとする。
構図は分かりますが、深みに欠ける印象ですね。
それぞれ動きはエネルギッシュなので
深くなくてもある程度は伝わっていくが、
化学反応が起きうる可能性を
タッグで示していただけに物足りない。
平均的な良試合。
(執筆日:3/?/15)
DKO-D無差別級王座戦:飯伏幸太(ch)vs.ヨシヒコ(3/21/15)
5年ぶりのリマッチ。
飯伏が身体能力を活かした受け身を見せ、
攻めでは荒々しく過激な技を見せています。
しかしヨシヒコの攻めが点で繋がっておらず
高難度技をすることばかりに注力している内容。
ヨシヒコの初めての試合ならともかく
リマッチでこれでは意義も弱い。
平均より少し上。
(執筆日:6/?/20)
EEXTREME王座戦、アイアン・マン・マッチ:彰人(ch)vs.佐々木大輔(4/19/15)
レスリングは見応えがあるものの
試合時間を使うべきここで使わず。
佐々木がセコンドを使った不意打ち
ロープを使ったドラスクを決めた所でまだ5分。
5-10分:佐々木の脚攻め、10分-15分:彰人の脚攻め、と
時間配分は意識しているものの60分を甘く見すぎ。
丸め込みから佐々木が先取し15分経過。
佐々木が丸め込みからトペまで幅広い攻めで追い込むも
リードしている中でそういう攻めをするストーリーが見えない。
普段どおりのファイト・スタイルで、
ストーリーを語る意識が無いですね。
20分過ぎてから彰人が腕攻め。
佐々木のセルもあり、この攻防は良かったですね。
彰人が28分追いつきます。
ストーリーはないものの良質な攻防。
特に展開上トップに位置づけられるサブミッションの切り返し合いが
素晴らしいもののそれを35分の時間帯で切ってしまう。
観客席へのダイビング・エルボーなど
スポットが佐々木頼みなら
フォールを入れ替えて彰人がリードする展開にしたら映えましたね。
佐々木がヒールというのもあるんでしょうが、
その割には佐々木のヒールらしい行動も見られなかったし。
45分経過後はかなりの泥試合で
悪い意味でどこで決まっても同じ、
興味を引かれない攻防でした。
サドンデス後はまだリフレッシュされましたが、
それでも攻防の質は試合の中で見せたものの中でも中ぐらい。
ロング・マッチを甘く見て
後半は右肩下がりになってしまった。
まあまあ良い試合程度。
(執筆日:1/?/16)
注目試合の詳細
なし試合結果
@HARASHIMA、ハッピー・モーテル(竹下幸之助、遠藤哲哉)vs.飯伏幸太、ストロングBJ(岡林裕二、関本大介)(1/25/15)Aタッグ王座戦:ハッピー・モーテル(竹下幸之助、遠藤哲哉)(ch)vs.ストロングBJ(岡林裕二、関本大介)(新チャンピオン!)(2/15/15)
BKO-D無差別級王座戦:HARASHIMA(ch)vs.飯伏幸太(2/15/15)
C遠藤哲哉vs.岡林裕二(2/21/15)
DKO-D無差別級王座戦:飯伏幸太(ch)vs.ヨシヒコ(3/21/15)
EEXTREME王座戦、アイアン・マン・マッチ:彰人(ch)vs.佐々木大輔(2-2⇒サドンデス⇒3-2)(4/19/15)