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全日本プロレス:Keiji Mutou Love and Bumpの分析


名勝負 川田利明vs.武藤敬司(4/14/01)
好勝負 なし

約2時間30分です。

1.全日本プロレス
 新日との方向性の違いなど全日移籍になったきっかけや
 各選手についての印象を語ります。
 (各チャプターの間に他の選手が武藤の印象を語ります)
2.プロデュース
 アメプロに影響を受けた武藤ならではの全日カラーについて。
 またLOVEポーズやムタ、黒師無双についても語っています。
3.技
 アメプロにムーンサルトやドラゴン・スクリューを輸入した事や
 膝の故障、受けについて。
 他はマンネリ化対策やシャニング・ウィザードなど。
4.ライバル
 ライバルは特にいないという武藤。
 三銃士や三沢について話をしています。
 アメリカではスティング、団体としてはK-1から宝塚を挙げています。
5.道場
 稽古の価値とその方針、
 そしてコーチであるカズ・ハヤシについて語っています。
6.プロレスLOVE
 きっかけとなったチームBATT他
 プロレスLOVEとは何かについて。
7.プロレスの未来
 上場したいと団体の目標を口にすると
 話は経営からすきすきホルモン、プロレスの可能性まで。
8.エンディング

@川田利明vs.武藤敬司(4/14/01)
 四天王vs.三銃士という、ありえないはずの試合、
 所謂ドリーム・マッチの1つ。
 まずは初手レッグ・ロックの逃れ方でスタンスの違いを表現する所が憎いですね。
 その後すぐ危険なバック・ドロップから川田の攻め、
 その後武藤の脚攻めとなり、
 大局的にはこの2ターンだけでクライマックスにいくという、
 極端な展開数の少なさなのですが
 その反撃具合による間が絶妙すぎます。
 クライマックス含め、ほとんど投げを使っていない
 状況である事も考えると驚くべき事ですね。
 しかしながらこれ程のレベルにありながら最後の最後だけ微妙。
 変形のシャイニング・ウィザードなんでしょうけど
 只のニー・ストライクに見える上
 川田が避けるというより当たりにいったように映ります。
 これならその前のシャイニング・ウィザード1発で終わらせて良かった気がします。
 ほんとシャイニング・ウィザードは一撃必殺にするだけの
 説得力と斬新さを持っていますからね。
 文句なしに名勝負。
 
A武藤敬司、ボブ・サップvs.ジャマール、ディーロ・ブラウン(2/22/04)
 RODと武藤もアメプロ経験者ですから
 見れる構成になるかと思いきや他のゲスト並で
 それよりも技の方に力をいれてましたね。
 それなりのファン・マッチで悪くない試合。

B西村修vs.武藤敬司(7/18/04)
 武藤が間を取れ技が少ない事を良い事に
 西村は好きなようにクラシカルな世界を広げていますね。
 ブリッジなど動きは素晴らしい動きを見せました。
 只4の字食らって瞑想するなんてやりすぎでしょう。
 武藤が楽しんでいて瞑想返しをしたから良いもののねぇ。
 後は試合を作るために武藤はちょっとシャイニング・ウィザードに頼りすぎでした。
 それはともかく結構楽しめたファン・マッチでした。
 平均的な良試合。
 
 他に特典としてシャイニング・ウィザード100連発や
 ハワイ遠征秘蔵映像、CMメイキング・シーン、未収録インタビューを収録。

総評
 余り特別な事は語っていないし特典試合も少ないですね。
 只武藤は特別なレスラーですし
 01年のMOTY候補が入っているのは大きい。 
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

@川田利明vs.武藤敬司(4/14/01)
  レッグ・ロックに対し川田は蹴りで逃れるが武藤はロープ・ブレイクで逃れる。
  川田がチョップ。
  武藤も張り手で打ち返す。
  スナップ・メアからエルボー・ドロップを決める。
  チン・ロック。
  ロープに振られた所でショルダー・タックル。
  チン・ロック。
  川田は起き上がると正面からバック・ドロップ。
  花道に出すと蹴りつけてからリングに戻す。
  ロープに押さえつけると花道から走りビッグ・ブーツ。
  グラウンド・ヘッド・シザース。
  武藤がロープを掴む。
  武藤がフォア・アームズ。
  川田は打ち返すとヒール・キック。
  カバーするもカウント2。
  チン・ロック。
  ロープを掴んだ武藤を落とすと踵落とし。
  武藤は振り返して川田をフェンスにぶつけるとリングに戻す。
  戻ってきた川田に張り手。
  川田がロー・キックで打ち返してダウンさせる。
  蹴りを叩き込んで行く。
  背中に蹴り。
  武藤が起き上がり張り手。
  川田もフォア・アームズを打つ。
  川田がボディ・スラムから背中に蹴り。
  ニー・ドロップからパワー・ボムを狙う。
  リバース・スープレックスに返されるもラリアット。
  ビッグ・ブーツ。
  更にコーナーへのビッグ・ブーツ。
  パワー・ボムを決めるもカウントは2。
  武藤がエプロンに出る。
  川田はビッグ・ブーツで落とす。
  観客席に落ちた武藤は椅子を手にする。
  レフェリーが止める。
  リングに戻った武藤に川田がすかさず襲いかかり
  頭部への蹴り上げから延髄切りへ。
  武藤はガードすると低空ドロップ・キック。
  ドロップ・キック。
  低空ドロップ・キック。
  そしてミサイル・キック。
  ドラゴン・スクリューを決める。
  もう1発狙う。
  川田が延髄切りに返す。
  先に起き上がった武藤が低空ドロップ・キックから4の字。
  川田が反転させる。
  武藤が反転させロープ・ブレイク
  武藤はカウント4まで離さない。
  武藤が低空ドロップ・キック2発。
  ドラゴン・スクリュー。
  川田が耐えながら起き上がりビッグ・ブーツ。
  延髄切りを決めカバー。カウント2。
  ストレッチ・プラグに捕らえる。
  カバーにいくがカウント2。
  ニー・ドロップにいくも避けられ自爆。
  武藤が低空ドロップ・キックにセカンド・ロープからのドロップ・キック。
  アーム・バーに捕らえる。
  川田がロープを掴む。
  武藤が腕への低空ドロップ・キック3連発。
  アーム・バーへ。
  川田が逃れアーム・バー。
  武藤がロープに脚をかける。
  川田が腕の痛みに耐えながらラリアット。
  もう1発。
  3発目を決めカバー。カウント2。
  もう1発狙う。
  武藤がガードする。
  川田が再びロープに走りビッグ・ブーツへ。
  武藤は受け止めるとドラゴン・スクリュー。
  そしてシャイニング・ウィザード。
  カバーするもカウントは2。
  再びカバーするもカウント2。
  武藤が蹴りを入れる。
  川田がフォア・アームズ。
  武藤がロープに走りニー・ストライク。
  ニー・ストライクからカバーで1,2,3!

試合結果

@武藤敬司vs.川田利明(4/14/01)→
A武藤敬司、ボブ・サップvs.ジャマール、ディーロ・ブラウン(2/22/04)
B西村修vs.武藤敬司(7/18/04)