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全日本プロレス:昭和TVの分析


名勝負 なし
好勝負

#22
@ダスティ・ローデスvs.ハーリー・レイス(12/6/75)
 まずローデスがとにかくヘッド・ロックをかけ
 それにレイスがどう対応するかというもの。
 技を食らっている状態で
 技に返さなくても、その細かい動作で魅せるというのは
 最近忘れられている重要な要素ですね。
 場外戦を挟んで打撃中心にシフトし
 クライマックスへとギアを上げていきます。
 10分ちょっとで激闘という訳ではありませんが
 当時の全日らしい様式美を堪能できる一品。
 好勝負には届かない物の中々良い試合でした。

#23
AUN王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.テッド・デビアス(6/16/83)
 (開始3分後から)
 才能あるデビアスだけに引けを取らない
 一進一退の攻防を見せています。
 しかし最後の脚攻めやフィニッシュなんかは
 日本ではなくダラスで行われていため、
 取って付けたような感が否めない。
 まあまあ良い試合でした。

#25
B3本勝負:ジャンボ鶴田vs.ラッシャー木村(3/28/76)
 若手の鶴田をメインイベンターにすべく
 組まれた10番勝負の中の1戦ですが・・・
 もう素晴らしいですね。
 これなら十分メインを張れますよ。
 レスリング(鶴田はアマレスのオリンピック選手だったんですね)から
 両者力をアピールして試合を作っていきながら
 その合間で力の入りまくった張り手の打ち合いで
 両者の意地と意地がぶつかり合うんだから興奮させられますね。
 最後は特別ルールの場外20カウントというのを
 活かした乱闘でボルテージを一気に上げ
 ダブル・フォールという結末まで持って行くというのも
最高のフィニッシュです。
 これは文句なしに好勝負でした。

注目試合の詳細

@ダスティ・ローデスvs.ハーリー・レイス(12/6/75)
  ローデスがヘッド・ロック。
  振られてもショルダー・タックルを決めヘッド・ロック。
  レイスが持ち上げようとするも締め上げられ戻す。
  レイスはアトミック・ドロップに返すとヘッド・バッドへ。
  ローデスが避けてヘッド・ロック。
  レイスはロープに押し込みパンチ。
  ローデスはエルボーで打ち返しヘッド・ロック。
  レイスがロープに振る。
  ローデスはショルダー・スルーを決めるとヘッド・ロック。
  レイスはロープに押し込むと腹に蹴りを入れる。
  拳で殴りつける。
  ローデスは場外に転がり落ちる。
  レイスは追っかけると椅子にぶつける。
  レイスが椅子を手にする。
  ローデスが逆にレイスを椅子にぶつけ鉄柱にもぶつける。
  レイスがリングに戻る。
  ローデスがフィスト・ドロップ。
  ヘッド・ロック。
  レイスはロープに振りボディ・スラムを狙う。
  ローデスがクロス・ボディに切り返す。カウント2。
  レイスが拳を叩きつけパイル・ドライバー。
  カバーするもカウント2。
  拳を叩きつける。
  ローデスは耐えて見せる。
  ローデスがお返しの拳を打ち込んでいく。
  エルボーを叩き込むとレイスがダウン。
  もう1発エルボー。
  レイスがロープに絡まる。
  ローデスがそこにエルボー。
  レイスはローデスを殴りつけるとニー・リフトにニー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  バック・ブリーカーもカウント2。
  殴りつけていく。
  ローデスが打ち返しバック・エルボー。
  そしてエルボー・ドロップでカバー!
  レイスの脚がロープにかかる。
  再びエルボー・ドロップへ!
  レイスは避けるとニー・ドロップからダイビング・ヘッド・バッドで1,2,3!


B3本勝負:ジャンボ鶴田vs.ラッシャー木村(3/28/76)
  以前カウントアウトで終わったため特別ルールとして
  カウントは20カウントになっています。
  静かなレスリングから木村が張り手。
  鶴田も打ち返す。
  木村がヘッド・ロック。
  鶴田は腕を力業で解くとブリッジで立ち上がってみせる。
  両者離れる。
  木村がキー・ロック。
  鶴田は担ぎ上げると木村をコーナーに置いて離れる。
  鶴田がヘッド・ロック。
  木村も力業で外し鶴田にのる。
  鶴田がブリッジで逃れてみせる。
  木村がアーム・ドラッグからアーム・バーへ。
  鶴田がロープ・ブレイクで逃れる。
  力比べへ。
  鶴田が腕を取る。
  木村が張る。
  鶴田もチョップ。
  もう1回腕をねじる。
  木村がロープ・ブレイクでのがれる。
  張り手の打ち合い。
  鶴田がロープに振りハイ・ニー。
  木村も張り手を打っていく。
  ロープに振りダブル・チョップ。
  ブレーン・バスターにつなげ1,2,3!
  木村が先取(14分)!
  木村がヘッド・ロック。
  鶴田が立ち上がりニー・クラッシャー。
  レッグ・ブリーカーからインディアン・デス・ロック。
  スピニング・トー・ホールドへ。
  木村も蹴飛ばして逃れようとするも鶴田は執拗に脚を狙ってくる。
  木村がロープを掴む。
  鶴田が丸め込むもロープに脚がかかる。
  木村が張り手。
  鶴田がドロップ・キック。
  ダブル・アーム・スープレックスと続けカバー。
  カウント3かと思われたがカウントは2!
  バック・ブリーカーからもう1回ダブル・アーム・スープレックスで1,2,3!
  これで1対1(7分)!
  木村がロープ・ブレイク時に張り手。
  鶴田もロープに押し込み張り手。
  張り手の打ち合い。
  鶴田は木村を落とすと鉄柱にぶつける。
  もう1発。
  今度は木村が鶴田を鉄柱にぶつける。
  張り手の打ち合い。
  リングに戻る。
  鶴田が木村を落とす。
  張り手の打ち合い。
  リングに戻る。
  鶴田が襲いかかりサイド・スープレックス。
  もう1発。
  カバーするもカウントは2。
  木村がダブル・アーム・スープレックス。
  カバーしに行くがカウントは2。
  鶴田が脚を取りボストン・クラブ。
  木村が体勢を起こしカバーへ。カウント2。
  鶴田がバックを取りジャーマンで1,2,3!
  しかし木村が体重を預けたため
  潰れ気味で鶴田の肩もついていてダブル・フォールという判定(5分)!
  両者張り手を打ち合おうとするのを関係者が引き離す。
  最後は両者握手を交わす。

試合結果

@ダスティ・ローデスvs.ハーリー・レイス(12/6/75)
AUN王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.テッド・デビアス(6/16/83)
B3本勝負:ジャンボ鶴田vs.ラッシャー木村(1-1)(ダブル・フォール)(3/28/76)