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全日本プロレス:All Japan Classics Vol.23の分析


名勝負 なし
好勝負 PWF王座戦:ジャイアント馬場(ch)vs.タイガー・ジェット・シン(2/5/85)

Highspots製総時間1時間55 分。

メニュー画面は市販のDVDR仕様で1つだけ、
チャプターもばらばら且つ短い間隔でついており不便です。

@PWF王座戦:ジャイアント馬場(ch)vs.タイガー・ジェット・シン(2/5/85)
 馬場の腕攻めにシンが珍しく正統派レスリングで対抗。
 苦戦したシンはラフ・ファイトに手を出すも、という内容。
 シンが狂乱ファイトまでいかず
 馬場が余裕で一蹴した感があり
 物足りない部分はありますけれど
 一つ一つの少ない手数をじっくりこなしていて面白い。
 試合構成も良くぎりぎり好勝負。

A ダイナマイト・キッド、デイビー・ボーイ・スミスvs.小林邦昭、アニマル浜口(2/5/85)
 良く言えばスピード感溢れる、
 悪く言えば性急です。
 キッドの試合開始直後の高速ブレーン・バスターという定番ムーブも微妙。
 そのために展開はやや雑ながら肉のぶつかり合いとしての重みもありましたし
 結末がいつもの両リンながら持って行き方は良かったですね。
 平均的な良試合。 

Bザ・グレート・カブキ、石川敬士vs.ジェリー・ロウラー、ジミー・バリアント(2/5/85)
 初登場のキングは細かい動きやアメプロ的ムーブで上手さを見せ
 良い味を出したものの相方のバリアントはうるさいだけ。
 あっけなく日本組に切り捨てられております。
 少し悪い試合。

Cタイガー・マスクvs.ザ・グレート・カブキ(7/31/86)
 タイガー・マスクがヘッド・ロックで動きを抑える静かな展開から始まると
 カブキもバック・ドロップからキー・ロック、
 と渋い試合に。
 しかし総時間13分程で上の2つの展開だけで11,12分というのは余りに手数が少なすぎますね。
 最後のフィニッシュも微妙。
 平均レベル。

Dアブドゥーラ・ザ・ブッチャー、ザ・シークvs.ザ・デストロイヤー、テキサス・レッド(12/6/77)
 デストロイヤーの模造品的な容姿をしている
 テキサス・レッドが使えません。
 ブッチャー、シークが一方的に
 ラフ・ファイトで色を出し一蹴。
 少し悪い試合。

EUN王座戦、3本勝負:ジャンボ鶴田(ch)vs.ミル・マスカラス(8/25/77)
 マスカラスはクイックに入ってくるのでリズムはそれ程良くありませんが
 基本的なレスリングとは違い、
 じっくりと防御で魅せるレスリングなので問題ありませんし、
 マスカラスのジャベと合わせて、高度に見えます。 
 またマスカラスは理の無い落とし方をするので 
 試合が中々決まらない、上手くいかない事で
 重み、疲労感が激戦の雰囲気を与えます。
 詰まる所この試合は年間最高試合に選ばれていますが
 実体と仮装はかなりかけ離れている。
 中々良い試合程度。
 (執筆日:12/5/09)

総評
 いまいちな試合もありますが
 当時の雰囲気が伝わるバリエーションです。
 Eは年間最高試合という事で期待しすぎない方が良いけれど。
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

@PWF王座戦:ジャイアント馬場(ch)vs.タイガー・ジェット・シン(2/5/85)
  馬場は腕狙い。
  シンはクリーンにレスリングで対抗する。
  苦戦しているシンはロープ・ブレイクからチョークにいくも
  レフェリー・カウントが数えられると離れる。
  馬場が腕を取る。
  シンがロープに振る。
  馬場はショルダー・タックルを決めると再び腕を取る。
  シンはロー・ブローで逃れる。
  馬場を抱えて落とすとアーム・バー。
  馬場がロープに脚をかける。
  馬場は蹴りを打ち返す。
  しかしシンが目を盗んでの凶器攻撃。
  馬場は耐えると16文キック。
  ヒートしコーナーのシンを蹴り続ける。
  レフェリーが引き離す。
  その隙を突いてシンが凶器攻撃。
  馬場を場外に落とす。
  場外は相手の得意な土俵で、またカウントアウトでも王座移動するため
  すぐにリングに戻る。
  シンも戻るとゴング用の小槌を持って一撃。
  馬場が河津落としを決めカバー。カウント2。
  馬場はショルダー・タックルを決めるとロープに走る。
  シンは蹴りつけて防ぐとコブラ・クロー。
  馬場の脚がロープにかかる。
  再びコブラ・クロー。
  馬場はヘッド・バッドで逃れるとパイル・ドライバー。
  カバーするもカウントは2。
  ならばとコブラ・ツイスト。
  シンがたまらずギブ・アップ!
  馬場の勝利!
  木村がシンにサーベルを渡す。
  シンがサーベルを馬場に叩きつける。
  木村が馬場に俺とやれとアピールしている。
  

EUN王座戦、3本勝負:ジャンボ鶴田(ch)vs.ミル・マスカラス(8/25/77)
  ナックル・ロック。
  マスカラスがアーム・ドラッグで腕を取る。
  鶴田が飛び起きる。
  ロープを使って投げようとする。
  マスカラスが離さず鶴田をグラウンドに倒す。
  鶴田は起き上がると担ぐ。
  コーナーに座らせ離れる。
  マスカラスがドロップ・トー・ホールドで倒す。
  レッグ・ロック。
  鶴田がロープを掴む。
  ナックル・ロック。
  鶴田が腕を取る。
  倒してハンマー・ロック。
  両肩をつける。
  マスカラスはカウント2で返すと回転して離れる。
  ナックル・ロック。
  鶴田がグラウンド・ヘッド・ロック。
  マスカラスがグラウンド・ヘッド・シザース。
  鶴田が倒立から上にかぶさる。
  マスカラスが元に戻す。
  鶴田が逃れ4の字を狙う。
  マスカラスが蹴り飛ばす。
  マスカラスがヒップ・トス。
  アーム・ロック。
  鶴田はブリッジで耐える。
  マスカラスがバタフライ・ロック。
  鶴田が反転させようとする。
  マスカラスが戻す。
  鶴田が反転させようとする。
  マスカラスが戻す。
  倒して両肩をつける。
  カウント2で返して腕を取る。
  起き上がった鶴田にアーム・ドラッグを決め腕を取る。
  変形バタフライ・ロック。
  鶴田がロープに押し込む。
  ナックル・ロック。
  鶴田がバックを取りフルネルソン。
  後ろで倒しボディ・シザース。
  マスカラスが逃れ上にかぶさる。
  鶴田がすぐ返す。
  ナックル・ロック。
  マスカラスが後転し両脚で鶴田の首を挟む。
  回転して倒す。
  起き上がった鶴田を回転して倒す。
  鶴田は起き上がるとボストン・クラブに返す。
  マスカラスが下を抜けて前に回る。
  回転して倒そうとするも失敗。
  鶴田がレッグ・ロックへ。
  マスカラスは脚を巻きつけて倒すとレッグ・ロック。
  鶴田はヘッド・ロックを決める。
  マスカラスは外すとロープに振る。
  鶴田がショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  マスカラスは起き上がるとフライング・ヘッド・バッド。
  もう1発。
  ボディ・シザース。
  鶴田がレッグ・ロックに返す。
  マスカラスがボディ・シザースに戻し上にかぶさる。
  ブリッジする鶴田の上にのる。
  反転しロメロ・スペシャル。
  反転させる。
  鶴田が反転させ上になる。
  逃れると起き上がりレッグ・ロック。
  マスカラスが鶴田を倒す。
  逃れて変形バタフライ・ロック。
  鶴田がマスカラスを持ち上げ担ぐ。
  コーナーに座らせる。
  ナックル・ロック。
  マスカラスがロープで勢いをつけモンキー・フリップ。
  上にかぶさろうとする。
  鶴田がボディ・シザースに捕らえる。
  マスカラスは起き上がると鶴田を抱っこする。
  耐え切れず外した鶴田を倒すと変形ボストン・クラブ。
  バタフライ・ロック+レッグ・ロック。
  両肩をつけにいく。
  鶴田はカウント2で返す。
  マスカラスがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  鶴田がショルダー・スルー。
  ガット・レンチ・スープレックスを決めカバー。カウント2。
  バック・ブリーカーで締め上げる。
  カバーするもカウント2。
  アブナミドル・ストレッチ。
  マスカラスがヒップ・トスに切り返す。
  鶴田がコーナーのマスカラスにショルダー・ブロック。
  スナップ・メアからエルボー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  ヘッド・ロック。
  マスカラスはロープに振るとフライング・ヘッド・バッド。
  もう1発。
  変形バタフライ・ロックで締め上げていく。
  鶴田がギブ・アップ!
  マスカラスが先取(23分)!

  マスカラスがヘッド・ロック。
  フロント・ヘッド・ロック。
  鶴田がフロント・ヘッド・ロックを決めブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  もう1発決めカバー。カウント2。
  マスカラスがスモール・パッケージ。
  鶴田が体勢を入れ替える。
  マスカラスが体勢を入れ替える。
  鶴田が体勢を入れ替える。
  マスカラスが逃れレッグ・ロック。
  ロープ・ブレイク。
  ナックル・ロック。
  マスカラスが無理やり投げかぶさる。
  鶴田が反転させるもロープ・ブレイク。
  ナックル・ロック。
  マスカラスが押し込む。
  鶴田は後転すると手首を捻る。
  マスカラスは下から逃れるとチン・ロック+レッグ・ロック。
  レッグ・ロック+バタフライ・ロックに移行。
  鶴田は起き上がるとアブナミドル・ストレッチ。
  グラウンドに倒す。
  マスカラスはカウント1で返しレッグ・ロック。
  鶴田がガット・レンチ。
  持ち上げる。
  下ろしてジャイアント・スイング。
  ロープに振るとハイ・ニー。
  担ぐとエアプレイン・スピン。
  コーナーに上るとミサイル・キック。
  カバーし1,2,3!
  1−1になる(31分)!

  鶴田が腕を取る。
  マスカラスが脚を広げて倒しレッグ・ロック。
  キャメル・クラッチ。
  鶴田が脚を払って逃れる。
  ナックル・ロック。
  マスカラスが変形バタフライ・ロック。
  ブレーン・バスター。
  ボディ・スラム。
  ロープに振るとフライング・ヘッド・バッド。
  ドロップ・キック。
  場外に転落した鶴田にダイビング・ボディ・アタック。
  しかし完全には決まらず自身もダメージを負う。
  鶴田がリングに戻り10カウント!
  鶴田が2−1で勝利(35分)!

試合結果

@PWF王座戦:ジャイアント馬場(ch)vs.タイガー・ジェット・シン(2/5/85)
Aダイナマイト・キッド、デイビー・ボーイ・スミスvs.小林邦昭、アニマル浜口(2/5/85)(ダブル・カウントアウト)
Bザ・グレート・カブキ、石川敬士vs.ジェリー・ロウラー、ジミー・バリア ント(2/5/85)
Cタイガー・マスクvs.ザ・グレー ト・カブキ(7/31/86)
Dアブドゥーラ・ザ・ブッチャー、ザ・シークvs.ザ・デストロイヤー、テキサス・レッド(12/6/77)
EUN王座戦、3本勝負:ジャンボ鶴田(ch)vs.ミル・マスカラ ス(8/25/77)(2-1)(カウントアウト)