TOP日本のプロレス全日本プロレス 1990年代の大会 →Best of AJPW 1998

全日本プロレス:Best of AJPW 1998の分析


名勝負 なし
好勝負 三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.秋山準(1/26/98)

CC決勝:三沢光晴vs.秋山準(4/18/98)

@三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.秋山準(1/26/98)
 秋山が正確無比の強烈な攻めで
 序盤から主導権を握る展開に説得力あり。

 場外ツームストンから首攻め。
 中盤がやや仕掛け不足な印象もあるものの
 秋山の意気込みが伝わってくる攻めです。

 三沢もカウンターを利かせて攻守をひっくり返すと
 連続投げやエルボー・スイシーダ後にプランチャなど
 驚きをもたせた追撃で盛り上げていましたね。

 三沢が思いっきり受けて秋山のポテンシャルを引き出しましたが、
 他の四天王との試合に比べると
 最後今一歩秋山の攻めがばらついていて
 極みきらなかった感も残ります。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:4/?/20)

ACC決勝:三沢光晴vs.秋山準(4/18/98)
 三沢がいきなりタイガー・ドライバーを放つという
 普段やらない出だしで始めると
 秋山も場外に逃れて追ってきたところをノーザンライト、と派手な掴み。

 秋山が脚攻め。
 一義的に展開するのではなく、
 伏線を重ねた上で、中盤本格的に寄せたのは
 彼らのスタイルに合った形で良いですね。

 秋山がダブル・アーム・スープレックスと思わせドライバー。
 厳しいダメージ重視の攻めに転じて一気に加速。

 クライマックスの演出は見事でしたね。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/21)

B秋山準vs.馳浩(5/1/98)
 専修大学レスリング部の先輩/後輩関係。
 直接絡みはないものの
 その部分がストーリー・ラインになっていますね。

 対抗意識で火花を散らしつつ、
 馳が先輩として仕掛けるも
 秋山は後輩として胸を借りるとは捉えず
 現役として勝ちに拘ります。

 エクスプロイダーの打ちあい等
 特別感のあるシーンも多かったですが、
 各シーンが独立していて連続性、繋がりが薄かったのが残念。
 国会議員との二足のわらじで馳に限界があったか。

 中々良い試合。
 (執筆日:5/?/20)




注目試合の詳細

なし

試合結果

@三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.秋山準(1/26/98)
ACC決勝:三沢光晴(優勝!)vs.秋山準(4/18/98)
B秋山準vs.馳浩(5/1/98)