TOP日本のプロレス全日本プロレス 2010年代の大会 →全日本プロレス:Pro-Wrestling Love In Ryogoku 3/17/13

全日本プロレス:Pro-Wrestling Love In Ryogoku 3/17/13の分析


名勝負 世界タッグ王座戦:ゲット・ワイルド(征矢学、大森隆男)(ch)vs.バーニング(潮崎豪、秋山準)
好勝負 アジア・タッグ王座戦:金本浩二、田中稔(ch)vs.バーニング(鈴木鼓太郎、青木篤志)

@アンディ・ウー、SUSHI vs.佐藤光留、大和ヒロシ
AKENSO、リード・フレアーvs.渕正信、西村修

Bアジア・タッグ王座戦:金本浩二、田中稔(ch)vs.バーニング(鈴木鼓太郎、青木篤志)
 鈴木の対応力に目を見張ります。
 自分の身軽さを活かしつつ、得意技をベースに
 上質な鬩ぎ合いを見せてくれます。
 1対2の攻防を挟んでから鉄柱を起点に金本孤立へとつなげる。
 バーニングの煽りでエネルギーを溜めながら、青木と金本がバチバチ。
 サブミッション対決もあり一定の効果を生んでいます。
 タッチ成功後は工夫を凝らしながら非常に落ち着きのある攻防。
 小技の利いた切り返し合戦といい
 バランス感覚が飛びぬけた心地よい攻防にバーニング参戦の大きな可能性を見ました。
 ぎりぎり好勝負。
 
CJrヘビー級王座戦:金丸義信(ch)vs.カズ・ハヤシ
Dラスト・レボリューション(ジョー・ドーリング、蝶野正洋、近藤修司)vs.SMOP(曙、浜亮太)、中之上靖文

Eドン・フライ、武藤敬司vs.今野雅之、高山善廣
FKAI vs.真田聖也

G世界タッグ王座戦:ゲット・ワイルド(征矢学、大森隆男)(ch)vs.バーニング(潮崎豪、秋山準)
 潮崎と征矢がどっ直球のぶつかりあい。
 征矢は勢いの見せ方がトップ・クラスになりましたね。
 上手く自分の特性を極めました。
 秋山、大森も溜めを使いながらも熱い打撃戦。
 中盤は場外戦。
 リアルな痛がり方も良いし、
 乱闘をデュアルで見せるので圧倒的な迫力があります。
 リングに戻って大森が孤立。
 場外を挟むタイミングが上手いですね。
 続いて征矢の孤立と二連で見せる構成。
 バーニングは過剰に攻め手を加えないことで
 受け手の征矢の感情に焦点を当て応援を引き出していました。
 大森も見せ方、形の取り方が上手くなったなと感心しました。
 相手との細かい調整、連携技、同時技、カウンターと
 多彩な要素を織り交ぜ最後も爆発させました。
 ぎりぎり名勝負。

H三冠王座戦:船木誠勝(ch)vs.諏訪魔
 挑発しつつも比較的静かな立ち上がり。
 序盤らしい積み重ねのイメージで臨んでいます。
 船木が打撃でふらつかせサブミッションで押して行きます。
 対する諏訪魔は回復を図る時間稼ぎの攻め。
 戦略的ではあるものの船木含めスタイルの設定が際立っていません。
 諏訪魔が技を出し始めるものの無機質な出し方で
 どこに沸点を持ってくる気なのか、がつかめません。
 長い試合になることが船木の特性を削ることに必ずなる訳ではないが、
 全体的には船木の刹那性が思ったほど感じられなかった。
 しかし諏訪魔の緩急から一気に飛ばした終盤は素晴らしかった。
 中々良い試合。


 (執筆日:4/?/13)
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アンディ・ウー、SUSHI vs.佐藤光留、大和ヒロシ
AKENSO、リード・フレアーvs.渕正信、西村修
Bアジア・タッグ王座戦:金本浩二、田中稔(ch)vs.バーニング(鈴木鼓太郎、青木篤志)
CJrヘビー級王座戦:金丸義信(ch)vs.カズ・ハヤシ
Dラスト・レボリューション(ジョー・ドーリング、蝶野正洋、近藤修司)vs.SMOP(曙、浜亮太)、中之上靖文
Eドン・フライ、武藤敬司vs.今野雅之、高山善廣
FKAI vs.真田聖也
G世界タッグ王座戦:ゲット・ワイルド(征矢学、大森隆男)(ch)vs.バーニング(潮崎豪、秋山準)(新チャンピオン!)
H三冠王座戦:船木誠勝(ch)vs.諏訪魔(新チャンピオン!)