全日本プロレス:Best of AJPW 2002の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 三冠ヘビー級王座戦:武藤敬司(ch)vs.川田利明(2/24/02) |
@三冠ヘビー級王座戦:武藤敬司(ch)vs.川田利明(2/24/02)
武藤が徹底的な脚攻め。
一方の川田が頭部攻め。
脳震盪狙いといった方が良いくらいの厳しさですね。
それぞれシャイニング・ウィザード、延髄切りを
技を受けた直後に放つ技として多用していて
それで豊かな表現を見せています。
シャイニング・ウィザードの当たり所が悪く一時的に試合が止まった時の
武藤のアピールや椅子を手にして時間を埋めるアドリブには感心しましたね。
問題は上記のダメージ無視のカウンターが余りに多すぎること。
表現の名の下に無駄打ちしているところもあるし、
試合のペースを切りかえるのに便利で、実際に機能しているといっても
戦いとして見た時に持ち技を軽く浪費している感も否めません。
キャンセル・ムーブによる巧みな変化に感心し、
10年前の視聴時よりも評価は高くなったものの
根本的な欠陥への戸惑いは変わらずでした。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:7/?/21)