TOP女子プロレスSTARDOM →STARDOM:Best of STARDOM 2020 part.3

STARDOM:Best of STARDOM 2020 part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@5STAR GP公式戦:朱里vs.AZM(7/30/22)
 ディビジョンが異なり格差もある中で、
 AZMがセカンド・ロープから場外へのダイビング・ダブル・ストンプで反撃開始。

 AZMの豊かでキレのあるカウンターが光り、
 目まぐるしく攻防が入れ替わっていきます。
 
 朱里の対応力も素晴らしく、コンパクトながら充実の一戦でした。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:4/?/23)

A5STAR GP公式戦:岩谷麻優vs.ジュリア(8/8/20)
 それぞれ形を作りながら
 ジュリアは荒々しい感情をむき出しにし、
 岩谷も張り合って一進一退。

 スーパー・キックの耐え合いだけで魅せたシーンは
 ムーブが綺麗で、ハードで、
 受け手としても表情・仕草で豊かに表現できるこの2人ならでは。

 このシーンを経て踏み込んだ後半のニア・フォール戦では
 岩谷の気迫のこもったムーブが見られ、
 ジュリアの絵作りも光りました。

 一方で少し綺麗にまとまりすぎている感もある。
 ジュリアがもっとエゴむき出しに攻め比率を高めても良いのでは。

 この綺麗さはトラブル付きで入団したジュリアが
 スターダムにすっかり根付いたということも多分にあって
 それはそれで喜ばしいことでもあるのかもしれないが、
 もう少し不協和音があっても化学反応を狙いにいって欲しかった。
 
 そう期待するだけの2人はそれぞれのスタイルの第一人者であり、
 尚且つ王座を保持している状況下にもある訳ですからね。

 再びの激突を見たい。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:8/?/20)

B5STAR GP公式戦:中野たむvs.ジュリア(9/13/20)
 どうやったら印象的に見えるか
 攻める側も受ける側も分かっていますね。

 表現性で持って調整を利かして
 試合時間に依存しない激闘に仕上げました。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:4/?/23)

C5STAR GP公式戦:岩谷麻優vs.タム中野(9/19/20)
 速攻の攻防からタムのジャーマン。
 岩谷が反撃の脚攻め。

 それぞれの攻め筋を明確にしつつも
 相手の行動を制限せずしっかりやり取り。

 両者の魅力を出した上で、
 相手の粘りを上回るフィニッシュでしっかり〆。

 理想的な関係ではありますが、今年もまたGP戦は試合時間が短かった…。
 この試合も10分届かず…。

 中々良い試合。

D星月芽依、彩羽匠、門倉凛vs.AZM、渡辺桃、林下詩美(9/28/20)
 一番の見所は彩羽と桃のマッチアップですね。
 セコンドにお膳立てされた中で
 一定時間しっかりとシングルの攻防。
 見応えのある攻め合いでいつかシングルを組んでほしいですね。

 個人レベルは幅がある上に、
 次に続くべきAZMが少し上手く個として自分を落とし込んでいない課題があったりしました。

 門倉、星月も色が薄いですね。
 ただ長与仕込みとあって全女の新人を彷彿とさせるガムシャラ感があって良かった。
 対する林下が強さの表現ができるようになってきたこともあって相性良くプラスに働きました。

 終盤はトリオの合体ムーブをここぞで連発。
 見栄え良く盛り上げましたね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:11/?/20)