TOP女子プロレスSTARDOM →STARDOM:Best of STARDOM 2019 part.2

STARDOM:Best of STARDOM 2019 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 ワンダー・オブ・スターダム王座戦:渡辺桃(ch)vs.林下詩美(4/5/19)

ワールド・オブ・スターダム王座戦:花月(ch)vs.ビー・プレストリー(5/4/19)

ワンダー・オブ・スターダム王座戦:渡辺桃(ch)vs.星輝ありさ(5/16/19)

@ワンダー・オブ・スターダム王座戦:渡辺桃(ch)vs.林下詩美(4/5/19)
 スターダムも裏WMに加わり初のUS興行。
 桃がドロップキックから支配。
 的確な攻撃は素晴らしく、
 腰狙いを一貫しつつのリズム付けも良い。
 王者として随分と様になっていますね。
 林下もアンダードッグとして粘る。
 アメリカ向けの構図、絵作りで勝負できていますね。
 真っ直ぐでスケール感のある素晴らしい試合でした。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/19)

Bシンデレラ・トーナメント1回戦:花月vs.中野たむ(4/29/19)
 ワン・ナイト・トーナメントということで試合時間制限は10分。

 ブーストせずに花月が細かく足攻めの布石を重ねる出だし。
 
 タムも花月のラインに載せつつ印象的なサブミッションの切り返しを織り交ぜます。

 2人の良さが出ていて試合時間迫る中での攻防の見せ方も成功しています。
 ただ如何せん10分という試合時間の物足りなさは残る。

 中々良い試合。
 (執筆日:4/?/23)

Bワールド・オブ・スターダム王座戦:花月(ch)vs.ビー・プレストリー(5/4/19)
 ビーの力強い動きは単独でも目を引くし、
 それに対抗する花月の正確性にもスポットが当たっていて良いですね。

 ビーは試合運び自体はオーソドックスながら
 荒々しい見せ方で存在感を強調出来ています。

 お互い相手の攻めを踏まえつつ
 中盤もしっかり目をひき一進一退。

 終盤に入っても自分が何をなすべきか
 攻防の質がぶれず素晴らしい内容に仕上がっています。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:4/?/23)

Cアーティスト・オブ・スターダム王座戦:STARS(岩谷麻優、鹿島沙希、中野タム)(ch)vs.東京サイバー・スクアッド(木村花、小波、ジャングル叫女)(5/16/19)
 TCSが奇襲し乱戦からコントロール。
 リングを支配し岩谷を孤立させます。
 連携技や控え妨害など退屈させないですね。
 STARSも3人同時攻撃などトリオとして見せ場を作れている。
 木村が前半分かりやすく観客を乗せ、
 後半は小波が的確な攻めで攻防をリード。
 STARSも重要どころは岩谷が出張って安定させていましたね。
 統率が取れていて乱戦とタッグ・ルールを
 上手く使い分けていたのは好感が持てました。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:5/?/19)

Dワンダー・オブ・スターダム王座戦:渡辺桃(ch)vs.星輝ありさ(5/16/19)
 桃は重い蹴りで相手に格の差を見せつけつつ
 脚狙いのグラウンド・レスリングに絡めていて見事。
 星輝は努力で何とか立ち向かおうという構え。
 桃が不十分な反撃は反撃として認めず
 星輝をリアルに引き上げていきます。
 蹴り合える立ち位置に上がってきた星輝に
 中盤だからと休憩はせず、一気呵成の攻めで追い込んでいく。
 どこで決まってもおかしくない説得力抜群の攻めです。
 星輝はダウン・モードを堅実にこなしつつ、
 反撃の気骨も中々のものを見せました。
 中盤/終盤のシフト・チェンジがなく前半/後半での構成ということもあり
 桃陥落という結末に値するドラマを作りの変調がなかったのが残念。
 そこだけ押さえていれば内容は問題なしなので名勝負になりえた。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:5/?/19)