Shimmer:Women Athletes Volume.36 9/12/10の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
約2時間40分です。
@ジャミリア・クラフトvs.ボーンソウ
ジャミリアは以前抱いたイメージ程には飛び回らず。
アンダーカードの内にハイ・フライング以外もある程度試行錯誤しておくのは有益かもしれない。
ボーンソウは比較的丁寧にやっているのだが、
それが観客視点から言うとこじんまりとして戦いが感じられないのが難点。
悪い試合。
Aニッキー・ロックスvs.メルセデス・マルチネス
メルセデスの強烈な攻めとニッキーの消耗感ある受けで
地味に試合にかけるエネルギーが伝わってきますね。
溜めなしの投げもリアルで良い。
セミでやっても良いような内容でした。
まあまあ良い試合。
◆サラ・デル・レイが登場。大きな問題があり、それはセリーナが戻ってきたことよ、と言う。
セリーナが登場。続いてイーグルスが現れサラの横に立ち、あんたなんて誰も見たくないのよ、と言う。
浜田、メリッサ、栗原、中川、デイジーと現れ一触即発。
レフェリーが引き離しメイン・カードを提案する。
Bリヴァ・ベイツvs.キャット・パワー
ベイツが下手すぎてタイミングはずれるし動きは崩れるし。
猫力は散々な目にあいました。
彼女は育成路線の流れにのせてやるべきです。
ひどい試合。
Cジェシカ・ジェームスvs.ベロニカ・ヴァイス
ジェシカは技含めた仕掛け、待ちがひどい絵です。
他と比べ変則的な動きを使うとはいえこれではいけない。
要反復練習です。
ベロニカもヒールとして試合を安定させているがワン・パターンでした。
悪い試合。
D大畠美咲vs.ケリー・スケーター
このレベルになると大畠のサブミッション戦略もそこまで浮いていない。
ケリーはいつものお仕事。
少し悪い試合。
Eネヴァvs.アセナ
ネヴァはシングルにまだ慣れていないですね。
アセナは黒人として絵になる可能性を垣間見せるがまだまだ花開くとしても先の話。
最後はジャーマンできっちり〆ました。
少し悪い試合。
Fタッグ王座戦:ポリシア・ペレス、ニコール・マシューズ(ch)vs.ジェシー・マッケイ、テニール
序盤は挑戦者組が合体技を見せます。
中盤は王者組が介入から孤立させ支配。
煽る力はあるものの相手を余り泳がせないので
自分だけの力で騒いでいる印象を受けますね。
タッチ後敢えて挑戦者組の劣勢が続く展開を選択するも
上手くいっていない点を前面に出す結果になっている。
悪くない試合。
Gアイ・クイット・マッチ:ダフニーvs.レイチェル・サマリン
試合能力がないので自分勝手な運びになっている部分がある。
場外でやりあっている時なんて反対側の観客に見えなかったのでは。
しかし気持ちの持ちようは高く、流血したレイチェルがコーナーで締め上げてフィニッシュも良い。
またアイ・クイット?の返事含めダフニーのマイク・アピールは見事でした。
悪くない試合。
Hエリミネーション・マッチ:セリーナ・ディーブ、浜田文子、栗原あゆみ、チアリーダー・メリッサvs.マディソン・イーグルス、サラ・デル・レイ、デイジー・ヘイズ、中川ともか
初っ端からコーナーへの連続攻撃、と8人マッチならではの見せ場を生み出します。
その後も控え受け、控え打ちで白熱させ場外乱闘。
ダイブ、孤立、組み体操サブミッション、数珠ヘッド・ロックと
潤沢なスポットを惜しげもなく使っていきます。
初の試みにも関わらず形式を良く理解して動いていましたね。
一方で個が犠牲になっている部分がある。
この試合のきっかけになったサラXセリーナは早い段階で実現するし、
サラは前回素晴らしい攻防を見せた栗原をスカッシュ、
イーグルスXメリッサがトップの扱いを受けるも
メリッサ、浜田が協力してイーグルスを手早く沈めて決着してしまいます。
形式としては完成されていて凄く盛り上がったものの
個の可能性は余り引き出されず勿体無い部分もありました。
中々良い試合。
@カラミティーvs.スウィート・チェリー
どちらも緩さは見えなかったが
その時間帯に適切な行動とはとてもいえない
悪い試合。
総評
メインは女子を招聘したからこそのカードで面白い。
人数を使うので必然的に他のカードのクオリティは落ちましたがその価値はあるカードでしょう。
メインに惹かれたらあり。
(執筆日:5/7/11)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@ジャミリア・クラフトvs.ボーンソウAニッキー・ロックスvs.メルセデス・マルチネス
Bリヴァ・ベイツvs.キャット・パワー
Cジェシカ・ジェームスvs.ベロニカ・ヴァイス
D大畠美咲vs.ケリー・スケーター
Eネヴァvs.アテナ
Fタッグ王座戦:ポリシア・ペレス、ニコール・マシューズ(ch)vs.ジェシー・マッケイ、テニール
Gアイ・クイット・マッチ:ダフニーvs.レイチェル・サマリン
Hエリミネーション・マッチ:セリーナ・ディーブ、浜田文子、栗原あゆみ、チアリーダー・メリッサvs.マディソン・イーグルス、サラ・デル・レイ、デイジー・ヘイズ、中川ともか
@カラミティーvs.スウィート・チェリー