仙台ガールズ:Best of Sendai Girls 2019の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 里村明衣子vs.Sareee(4/16/19) センダイガールズ世界&WWWD王座戦:橋本千紘(Sendai ch)vs.Sareee(WWWD ch)(6/8/19) ノーDQ:DASHチサコvs.ケイ・リー・レイ(Sendai Girls UK 7/27/19) |
@里村明衣子vs.Sareee(4/16/19)
Sareeeは単体だと少し物足りないものの
里村の厳しい攻めがSareeeの潜在能力を引き出した形。
強気な攻め合いは見応えがありました。
里村がリアルに痛い攻めで引き離しにかかり、
これで終わりかという凄まじい攻めを見せるも
Sareeeが驚異的な粘り。
里村の攻め疲れの表現がこの展開を輝かせましたね。
一方のSareeeは疲労表現で言えば未熟ですが、
年齢差のあるマッチアップで、この流れなので
ここは疲労表現をほぼ無視して力を振り絞ったのが正解。
この1、2年で里村の横綱相撲が成功する
試合がぐんと増えてきたイメージで、
里村に対する注目度が増しますね。
ぎりぎり好勝負
(執筆日:4/?/19)
Aセンダイガールズ世界&WWWD王座戦:橋本千紘(Sendai ch)vs.Sareee(WWWD ch)(6/8/19)
サリーのスタイルに橋本は良い塩梅で付き合っていますね。
Sareeeの軽快さに合わせつつも
翻弄されるイメージを作るほどに安売りしていないのが素晴らしい。
それでいてサリーも華やかさを十分アピールできている。
サリーがダブル・ストンプを連続で繰り出せば、
橋本もカウンターで場外での水車落としを決めたりと
激しさを増して後半戦へ。
後半は橋本の上手さが際立ちましたね。
間の取り方、フォール時の緩急、クローズライン連打でのテンポ、
コーナー上にすくっと立ってのサンセット時の絵姿の見せ方、
あらゆる要素で魅せていて感心しました。
サリーはダメージ表現と合わず、良くも悪くも全女スタイルですが、
この橋本相手なら欠点を感じさせずに全力で出来る。
ダブル王座戦ながら不透明決着もなく満足度の高い一戦でした。
お見事。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:9/?/19)
B里村明衣子vs.水波稜(7/7/19)
水波がWAVEのトップとして里帰り。
グラウンドは良い変化を見せていて見応えがあり、
中盤はチョップ連打やパントマイム・パフォーマンスなど
水波らしい明るいプロレスで会場を盛り上げます。
その上で里村の世界に踏み込んで
激しいニア・フォールで師弟対決を盛り上げました。
しっかりその存在をセンダイガールズに刻みなおした内容です。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:7/?/21)
C橋本千紘vs.世志琥(7/7/19)
重量対決としてショルダー・タックルの耐え合いから始めつつ、
橋本はレスリング力で圧倒し、
世志琥はサブミッションを噛みつきで逃れる喧嘩殺法で対抗。
里村vs.水波とはまた違う
スーパーヘビー級ならではの弩級ファイトを見せつけましたね。
団体を超えたトップ対決で簡単に白黒つけれない中で、
両者リングアウトが結末ながら
そこに持って行くための攻防の流れは非常によく満足感も高い。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:7/?/21)
Dセンダイガールズ世界王座戦:Sareee(ch)vs.DASHチサコ(7/7/19)
豪華カードが並ぶ中、チサコが大抜擢で王座に挑戦。
持ち味のラフ・ファイトを如何なく発揮。
場外に連れ出すと観客席ひな壇でダブル・ストンプを放ったりと特別感も見せます。
Sareeeも強みであるアクション量が光り、
終盤は潰すような攻め。
チサコのタフ・ウーマンっぷりが際立ち、
13分と試合時間自体はコンパクトですが、
非常にエネルギッシュで他を押さえてメインを張るに値する内容です。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:7/?/21)
EノーDQ:DASHチサコvs.ケイ・リー・レイ(Sendai Girls UK 7/27/19)
センダイガールズ初のUK興行。
過去付き合いのあるEVEではなく
WWEからビッグ・ゲストを招くためにFCPとの合同興行になっていますね。
まずはその恩恵を受けたDASH vs.KLR。
EVEで戦ってますから再戦ですね。
その時もハードコアな内容でしたが、
前回よりも充実の内容になっていますね。
ハードコアの中に光る技術がありますし、
一方でハードコア度も椅子をベースラインにしながら
最後はコーナー上から場外テーブルへの強烈な一発。
チサコがカリスマっぷりを振るまいた、組んだかいのある一戦でした。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:7/?/21)
Fトニー・ストームvs.里村明衣子(Sendai Girls UK 7/27/19)
こちらもWWEの協力を得て実現。
ただトニーは適正体重を超えているのか
WWE入りしてからコンディションは決して良くないですね。
レスリングの動きは正直とろい。
ただその分蹴りに体重がのって強烈になっているので悪い点ばかりではないか。
またトニーが動きについてこれなくても
里村はそのリアルを仮想の戦いの中に組み込んで
攻めを続けていたのには感心しましたね。
里村が強さを見せつける試合。
そして相手がトニーであることの意味性も
クライマックスになると強烈な打ち合いで発現することが出来ていましたね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:7/?/21)
Gセンダイガールズ世界王座戦:Sareee(ch)vs.橋本千紘(10/13/19)
それぞれのペースに持ち込ませない
均衡した鬩ぎあいはトップ対決にふさわしいもの。
緻密に作り上げつつも
橋本の攻めはパワフルでSareeeの攻めは情熱的で
こじんまりとまとまらないものがあります。
橋本がヒール寄りに振舞ったことで
攻防もはまったし、そこに付け加えらる部位狙いも上々。
最後まで右肩上がりで盛り上がりましたね。
後は特別感を与える掴みがもう少しあればというところ。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:11/?/19)
注目試合の詳細
なし試合結果
@里村明衣子vs.Sareee(4/16/19)Aセンダイガールズ世界&WWWD王座戦:橋本千紘(Sendai ch)vs.Sareee(WWWD ch)(新チャンピオン!)(6/8/19)
B里村明衣子vs.水波稜(7/7/19)
C橋本千紘vs.世志琥(両者リングアウト)(7/7/19)
Dセンダイガールズ世界王座戦:Sareee(ch)vs.DASHチサコ(7/7/19)
EノーDQ:DASHチサコvs.ケイ・リー・レイ(Sendai Girls UK 7/27/19)
Fトニー・ストームvs.里村明衣子(Sendai Girls UK 7/27/19)
Gセンダイガールズ世界王座戦:Sareee(ch)vs.橋本千紘(新チャンピオン!)(10/13/19)