TOP女子プロレス仙台ガールズ →仙台ガールズ:Best of Sendai Girls 2016

仙台ガールズ:Best of Sendai Girls 2016の分析


名勝負 なし
好勝負 センダイ・ガールズ王座戦:里村明衣子(ch)vs.アジャ・コング(4/8/16)

センダイ・ガールズ王座戦:里村明衣子(ch)vs.紫雷イオ(7/2/16)

センダイ・ガールズ王座戦:里村明衣子(ch)vs.橋本千紘(10/16/16)

@里村明衣子vs.朱里(3/11/16)
 新木場ということで地味な攻防ですが、
 どの観客席も遠くないから環境なれば
 伝えたいものも伝わるでしょう。
 シンプルに打撃を打ち込んで主導権を引っ張り合う攻防。
 それでも里村の会場の規模関係なしに見せる厳しい攻めに
 朱里が防戦に追い込まれるのが終盤の流れ。
 以前の応援を自然に引き寄せる”幼さ”とでもいうべきものはなくなっているも
 ハードな攻めで里村と一定以上の鬩ぎあいをして魅せてくれました。
 中々良い試合。

Aセンダイ・ガールズ王座戦:里村明衣子(ch)vs.アジャ・コング(4/8/16)
 里村は打撃により状況を維持するシチュエーションを構築。
 オーソドックスなレスリングに深みを与えます。
 アジャはバック・ドロップ3連発で逆転。
 ここへの持って生き方、セール共に良く、
 里村節が利いていますね。
 ほんとに心技体で全女イズムを具現化している選手だと思います。
 アジャは反応速度の遅さが気になるものの
 定番のスポットをコンスタントに挟んで試合運び。
 里村が盛り立て素晴らしいストーリーを作り上げました。
 アジャが壁になりきれなかったものの
 この数え歌にふさわしい試合でした。
 フィニッシュの入りもお見事。
 ぎりぎり好勝負です。

Bセンダイ・ガールズ王座戦:里村明衣子(ch)vs.紫雷イオ(7/2/16)
 序盤はじっくりと引出しの探り合い。
 それぞれの主張を交えつつも抑制を利かせてるため
 細やかな攻防も行うことができています。
 イオが脚攻めでしっかり中盤作ってくれるので
 里村は後手からハイ・フライ含め
 幅広い攻めで攻防を作り出すことができます。
 スポットに頼らない均衡した攻防は
 最後までお互いの手中に収まり続けた、
 完全にコントロールしきったそれです。
 里村が対等に力を尽くせた試合は久しぶりに見ましたね。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:7/?/16)
 
Cセンダイ・ガールズ王座戦:里村明衣子(ch)vs.橋本千紘(10/16/16)
 橋本はデビューして丁度1年。
 圧倒的なキャリア差ですが、
 里村のストイックさについていく、
 それを最大限引き出すという意味では
 若手の方が一番クリックするのでしょうね。
 橋本が里村の攻めを受け切る、というより耐えきった上でピンポイントで反撃。
 パワフルな打撃、投げはベテランの巧みさに対しても通用するものがあり、
 この攻守のバランスでも見応えのある試合として成立していました。
 正直、王座を任されても暫くは茨の道だろうな、という
 未完成のレスラーですが(キャリア1年なのだから当然)
 任せてみようと思わせるだけのポテンシャルはあるでしょうし、
 それをこの試合の中で証明してみせました。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:1/?/17)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@里村明衣子vs.朱里(3/11/16)
Aセンダイ・ガールズ王座戦:里村明衣子(ch)vs.アジャ・コング(4/8/16)
Bセンダイ・ガールズ王座戦:里村明衣子(ch)vs.紫雷イオ(7/2/16)
Cセンダイ・ガールズ王座戦:里村明衣子(ch)vs.橋本千紘(新チャンピオン!)(10/16/16)