TOP女子プロレスPWWA →PWWA:Last Woman Standing 7/3/10

PWWA:Last Woman Standing 7/3/10の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約1時間50分です。
@1回戦:マディソン・イーグルスvs.シャザ・マッケンジー
 イーグルスはグラウンドで変化をつけられるし、苛烈な攻撃もある。
 一方シャザは相手の攻撃に対してリアクションが弱いですね。
 一応終盤にスリリングな攻防を成立させるだけの能力はあるものの
 顔の見えないファイトってのはそのスタイル上勿体無いなぁ。
 少し悪い試合。

A1回戦:ハーレイ・ワンダーランドvs.サヴァンナ・サマーズ
 流れを生んでいるし、適切にカバーを挟んでいるので
 オーソドックスな形にはなっている。
 2人のスタイルを感じさせる攻防もあります。
 しかしそこをもうちょっと格好つけて見せたいよね。
 悪い試合。

B1回戦:ケリー・スケーターvs.マイアミ
 ケリーは打ち込むように見せる打撃と
 相手をダウンさせておく感覚のバランスが良い。
 しかしマイアミは中途半端でパワーで構図を描くでもリズムで試合を進めるでもない。
 もう少し脅威になりえると思ったのだけど
 結局ケリーが一人で完成させたような内容に。
 悪い試合。

C1回戦:ジェシー・マッケイvs.スウェイ
 スウェイは腰の落とし方がいまいち。
 長身だからもっと格好がつけられるのにね。
 マッケイがヒールっぽくタイツをつかんでの丸め込みで締めたが、
 試合としてはちょっとはまっていなかったですね。
 悪い試合。
 
D準決勝:ケリー・スケーターvs.サヴァンナ・サマーズ
 ケリーが腕に狙いをつけそのまま完勝。
 この程度のカードなら決勝に力を温存するのも良いでしょう。
 悪い試合。

E準決勝:マディソン・イーグルスvs.ジェシー・マッケイ
 お互いの勝利への気持ちが見える攻防。
 小さい所でタイミングをつかませない仕掛け合いがあり芸が細かいですね。
 どちらもこなせるイーグルスと違って
 マッケイは余りヒールが上手くなにのが残念ですけど。
 強引さを上手くお互いが共有しながら終盤も盛り上げきりました。
 やはりオーストラリアではこの2人が飛びぬけている。
 平均レベル。
  
Fショーン・オシェア、JTロビンソンvs.ロビー・イーグルス、ジョージ
 ロビー、ジョージはいかにもコミカルなキャラっていう井出達ですが
 思ったよりやりすぎることなく自分の試合スタイルの中に組み込んでいる。
 良いとはお世辞にも言えないがひどくはなかった。
 悪い試合。

G決勝:マディソン・イーグルスvs.ケリー・スケーター
 開始するなり格式なんてどこへやら、イーグルスが攻め込んでいきます。
 ケリーが受けで広げれば良いのだけど
 この試合のケリーは凶器で押し返すヒール・スタイル。
 売店内部にまで入る場外乱戦やテーブル葬など
 ハードコアによって決勝らしく守り立てています。
 しかしケリーはもう少し戦略性がないとイーグルスに対面するには弱いですね。
 最後は画鋲+乱入から決着。
 悪くない試合でした。

@PWWA王座戦:ジェシー・マッケイ(ch)vs.マディソン・イーグルス(6/11/11)
 比較的大人数向けの分かりやすい攻防を展開。
 イーグルスの反撃していくのに合わせて盛り上がりやすいですね。
 余り濃い試合内容ではないがLet's goチャントが双方に起きていたように
 やりたい事はちゃんと出来ていました。
 悪くない試合。

総評
 良い試合は生まれなかったものの
 オーストラリアの選手は個性的で光るものを持っているので
 Shimmerで興味を持ったらこれをチェックしてみても良いかも。
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@1回戦:マディソン・イーグルスvs.シャザ・マッケンジー
A1回戦:ハーレイ・ワンダーランドvs.サヴァンナ・サマーズ
B1回戦:ケリー・スケーターvs.マイアミ
C1回戦:ジェシー・マッケイvs.スウェイ
D準決勝:ケリー・スケーターvs.サヴァンナ・サマーズ
E準決勝:マディソン・イーグルスvs.ジェシー・マッケイ
Fショーン・オシェア、JTロビンソンvs.ロビー・イーグルス、ジョージ
G決勝:マディソン・イーグルスvs.ケリー・スケーター(優勝!)
@PWWA王座戦:ジェシー・マッケイ(ch)vs.マディソン・イーグルス(新チャンピオン!)(6/11/11)