NEO:Beat Up 11/1/10の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1枚、約2時間です。
SlamBamJam製。
10/11/10の大会より。
@勇気彩、水波綾vs.輝優優、花月
花月は技のあたりが外れ過ぎで、輝も雑でリード出来ていません。
勇気はこの中では試合運びに軸があるも見るべきレベルではない。
ひどい試合です。
試合後勇気、水波が田村、栗原のタッグ王座に挑戦を表明。
A松本浩代、大畠美咲vs.志田光、藤本つかさ
志田は受身ができていないし攻めも威力が無さ過ぎる。
今の女子プロの悪影響を受けそうで心配。
後半は松本を倒せるかどうか、という見せ方が設定された分楽しめたが、悪い試合。
B下田美馬、チェリー、羽沙羅vs.ヘイリー・ヘイトリッド、チェリー・ボム、X
Xで出てきたのは木村響子。
全員興味を失わせない程度に地力があり異なる色を持っている。
下田X木村、チェリーXチェリー・ボム、ヘイリーX羽沙羅に意識付けがあるのも良い。
全女の前座トリオの劣化版という印象も受けたが、悪くない試合。
Cインターナショナル・リボンタッグ王座戦:高橋奈苗、さくらえみ(ch)vs.タニー・マウス、宮崎有妃
乱戦の挟み方や空間の使い方は意外に良いですね。
ただ内輪的感覚に頼った部分や短絡的な打ち合いに依存している面もありますね。
終盤になると空白が所々に散見されている。
20分時間切れになると王座剥奪になる設定でテンションを何とか維持しているが、
普通に10分台前半で締めた方が良かった。
平均レベル。
D野崎渚vs.里村芽衣子
里村は試合の意義、本質を理解している。
受けでも立ち位置を崩さないし、観客に媚を売って本来提示すべき物から逸脱する事もしない。
一方の野崎は絵になる立ち構えだし、表情は自然で引き込まれる。
しかし何が出来たか、というと何もできていない。
下手なロープ・ワークへの移動も気になります。
セミに組んでおいて得るものがあったかは微妙な内容に終わりました。
女子プロの現状を見るにそれで良いと悠長な事はいえないんだろうねぇ。
悪くない試合。
ENWA女子パシフィック、NEO王座戦:田村欣子(ch)vs.栗原あゆみ
栗原が奇襲からダイブを決めてスタート。
腕攻めで追い込んでいきます。
確かにタッグ王者対決や王座への意気込みといった事を考えるとありな展開でしょう。
しかしそれに囚われて天真爛漫さが隠れてしまっているのは問題です。
栗原だから選ばれた訳で、栗原らしく無くなってはいけません。
一方の田村が落ち着いて試合の主導権を引き戻していきますが、
思ったより高い壁として立ちふさがれず強さは期待していたほどではありません。
終盤はお互い道を見据える事が出来ておらず、
投げの量や危険度Upで凌ぐ事しかできていない。
やや期待を下回った、まあまあ良い試合。
総評
全体的に少しはクオリティがあるものの解散前で特別気合が入っている・・・なんて事は無かった。
(執筆日:12/25/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@勇気彩、水波綾vs.輝優優、花月A松本浩代、大畠美咲vs.志田光、藤本つかさ
B下田美馬、チェリー、羽沙羅vs.ヘイリー・ヘイトリッド、チェリー・ボム、木村響子
Cインターナショナル・リボンタッグ王座戦:高橋奈苗、さくらえみ(ch)vs.タニー・マウス、宮崎有妃
D野崎渚vs.里村芽衣子
ENWA女子パシフィック、NEO王座戦:田村欣子(ch)vs.栗原あゆみ