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SEAdLINNNG:Best of SEAdLINNNG 2021の分析


名勝負 なし
好勝負 高橋奈七永vs.中島亜里沙(7/11/21)

@世志琥、Sareee vs.中島安里紗、藤本つかさ(1/11/21)
 WWE行きが決まっているSareee。
 小奇麗に巣立ちを惜しむということはなく
 特に中島とは最後にバチバチにやりあっていますね。

 一方でタッグの見せ場も素晴らしく、
 藤本が屈んだ世志琥を踏み台にSareeeにドロップ・キックを叩きこんだシーンは良かったですね。

 華やかで戦略に基づいたラッシュ。
 圧倒的テンポなのに流しでやっている訳ではないのが良いですね。

 一方でやりたいことがあり過ぎるのが少し裏目にもなっています。
 もう少し軸を絞っても良かったですね。

 好勝負に少し届かず。

A中島亜里沙、高橋奈七永vs.渡辺桃、飯田沙耶(2/10/21)
 ゴングが鳴るなり殴り合い。

 桃がSTARDOMでシングルが決まっている奈七永と火花を散らしますが、
 それ以上に中島との絡みに注目ですね。
 アクション、耐え、攻防一致されているので一層見応えがあります。

 飯田も気持ちを前面に押し出してぶつかっていて良いですね。
 こういう対抗戦では飯田みたいな熱いファイトを見せつつ、
 土をつけやいポジションのレスラーって貴重です。
 
 中島にもSTARDOMに上がって欲しいところ。
 上がらなければ上がらないでSeadlinnngの方の対抗戦カードの強い押しにもなりますが。

 タッグとして一部勢いに乗れていない所があり、
 もう少し試合時間を絞っても良かったですが、STARDOMと共にチェックしたい試合です。

 好勝負に少し届かず。

Bビヨンド・ザ・シー・タッグ王座戦:中島亜里沙、高橋奈七永(ch)vs.朱崇花、真琴(5/26/21)
 入場した王者組を挑戦者側が襲撃。
 挑発的に感情を前面に出したやり取りとなっています。

 前半は真琴が出ずっぱり。
 王者のハード・ヒットを受け続けて、
 温存していた朱崇花が2人同時に投げたりと爆発させる形ですが、
 その後真琴も気迫を押し出して王者組に見劣りしない攻め。

 中島、高橋に比べてタッグ・ワークは余り見せませんでしたが、
 それがかえって独特の魅力を醸すタッグに仕上がっていましたね。

 両チーム良いパフォーマンスを見せました。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:6/?/21)

C高橋奈七永vs.中島亜里沙(7/11/21)
 握手に応じない中島に奈七永が張り手。
 記念大会試合なんて関係ない荒々しさを見せます。
 レスリングの中にもその刺々しさを反映させているのが流石ですね。

 場外で激しいエルボー合戦を繰り広げると奈七永が投げ三連発。
 中島もやり返して特別な関係性に基づいた激しさのレベルが全く落ちません。
 後半になっても平気で顔に打撃入れていますからね。

 尖がった攻め合いの中で変化が乏しい所もありましたが、
 ぶれなく最後までやり切った激戦でした。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:7/?/21)

D中島亜里沙vs.中森華子(10/13/21)
 髪を掴んで張り手を打って挑発的に。
 リング環境を使って展開させ、
 中森が主導権を奪い返しては腕狙い。

 構成としては王道で
 個としても全体としても充実しています。

 ただPure Jの代表者としての中森。
 興行としても中森を丁重に扱って
 シーズンを通して演出していくのは理解できつつ、
 レスラーとしての評価がやや過大という印象はぬぐえず。

 攻防の脈絡の理解や
 技を受けた後の余韻の作り方、繋げ方。
 決して間違ったことはしないものの
 どれも後ちょっとの物足りなさを感じてしまうんですよね。

 役者の違いを感じてしまい、
 最後の配慮した決着のさせ方がモヤモヤを加速させました。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:12/?/21)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@世志琥、Sareee vs.中島安里紗、藤本つかさ(1/11/21)
A中島亜里沙、高橋奈七永vs.渡辺桃、飯田沙耶(2/10/21)
Bビヨンド・ザ・シー・タッグ王座戦:中島亜里沙、高橋奈七永(ch)vs.朱崇花、真琴(新チャンピオン!)(5/26/21)
C高橋奈七永vs.中島亜里沙(7/11/21)
D中島亜里沙vs.中森華子(10/13/21)